名前に「銀」の字をもつキャラクターが登場する漫画47 Pt.

冬の一面の銀世界にちなんで、名前に「銀」が付くキャラクターの漫画を紹介

名前に「銀」の字をもつキャラクターが登場する漫画

出典:小学館

寒い冬には、降り積もる雪により、一面の銀世界が広がることも。そんな銀世界にちなんで、「銀」が名前に付いているキャラクターが登場する漫画をピックアップした。


鬼才と呼ばれる漫画家・藤田和日郎が描く壮大なファンタジーバトル漫画。莫大な遺産を相続した少年・才賀勝と、拳法の達人・加藤鳴海。2人の主人公の物語が並行して進んでいく作品。すべてのきっかけとなった、とある兄弟の永きに渡る因縁が明かされ、散りばめられた伏線が複雑に絡まり合う物語が展開される。

本作に登場する「銀」の名を持つキャラクターは、銀髪銀眼のメインヒロイン・しろがねと、錬金術師・白銀(バイ イン)だ。白銀が作り出した「生命の水(アクア・ウイタエ)」は、あらゆる生物を溶かし、その記憶を保存する万能の霊薬だ。白銀は、己の過去の過ちが引き起こした事件への深い自責の念と後悔、そして人に仇なす自動人形への憎しみを抱いて「命の水」に溶ける。その「命の水」を飲んだ人たちが、自動人形破壊者集団「しろがね」となった。ヒロイン・しろがねをはじめ、「しろがね」となった人間は、銀髪銀眼の容姿のほか、長命と、白銀の記憶とその憎しみを受け継ぎ、冷酷な性格になる。そんな「しろがね」たちが、同じく「しろがね」になりながらも熱い心を失わなかった加藤鳴海と出会い、情熱を取り戻していく。その生き様が胸を打つ、魂のこもった少年漫画だ。


父から「ジャイアントロボ」を託された主人公の少年・草間大作が、世界の命運をかけて戦うロボットバトル漫画。本作は、『ジャイアントロボ 地球が燃え尽きる日』の続編である。他作品で人気となったキャラクターが立場を変えて登場する「スターシステム」を採用しており、横山光輝の描いた漫画のキャラクターが多数登場するのが特徴だ。大作は、バベルの塔から蘇った、地上の支配を狙う黄帝・ライセとの戦いに挑んでいく。

本作に登場する「銀」の名を持つキャラクターは、国際警察連合の生き残りである少女・銀鈴(ぎんれい)だ。銀鈴は、豊満な肉体にチャイナ服を着た美少女で、見た目と名前のモチーフは横山光輝の描いた『その名は101』に登場する王銀鈴(ワン ギンレイ)だ。前作『ジャイアントロボ 地球が燃え尽きる日』での戦いにおいて、銀鈴は瞬間移動能力を持つ兄・幻夜から、その能力を込めた5発の弾丸を授かっている。銀鈴は自分が守りたいものに危機が迫ったときだけ、その弾丸を使い、瞬間移動の力を発揮する。主人公の少年・草間大作と共に行動する中で、銀鈴はその力を秘密結社「ビッグファイア団」の十傑衆に狙われることとなる。しかし、十傑衆は銀鈴を狙うと同時に、「大作を守れ」とも命令されているため、敵味方が入り乱れる物語が展開される。壮大なスケールで描かれる「GR計画」サーガ、その最終章となる作品だ。


異星人の襲来で一気に近未来化した架空の江戸を舞台とする、SF人情コメディだ。価値観が変わり侍が不要となった時代。侍の魂を失っていない主人公・坂田銀時と仲間たちの活躍を、パロディやギャグたっぷりに描いていく。2006年から4度に渡りテレビアニメ化。2017年、2018年に実写映画化された。

本作に登場する「銀」の名を持つキャラクターは、主人公・坂田銀時(通称・銀さん)だ。江戸のかぶき町で「万事屋銀ちゃん」という何でも屋を営んでいる、白髪とやる気のなさそうな表情が特徴の男である。銀時は、常日頃からだらしない生活を送っており、万年金欠気味である。典型的なダメな大人なのだ。しかし、かつて異星人との戦争の際には「白夜叉」と呼ばれ恐れられた凄まじい剣の腕を持ち、心には1本筋の通った「侍の信念」を持っている。そのため銀時の周囲には自然と人が集まり、時に頼られ、時に自らトラブルを起こしながら様々な事件に首を突っ込んでいく、笑いあり涙ありの人情劇だ。


作者・浅美裕子の代表作である、動物と人間の人情劇。「ワイルドハーフ」とは、人語を解し、人型に変身するほか、それぞれ異能を持っている獣人のことだ。主人公の男子高校生・岩瀬健人は、探偵を営んでいた犬のワイルドハーフ・サルサの飼い主となり、人とワイルドハーフが起こす数奇な事件に関わっていく。

本作に登場する「銀」の名を持つキャラクターは、人語を解する獣人「ワイルドハーフ」の犬・銀星(ぎんせい)だ。銀星は、50年以上生きている、知性的で落ち着いたワイルドハーフである。銀星は、サルサの主治医である獣医・烏丸カオルの少年時代の飼い犬だった。しかし、ワイルドハーフは人間と情を深めすぎると凶暴な別人格・人狼(ワーウルフ)が目覚め、その人間を殺してしまうことを知り、カオルの下から姿を消していた。銀星は、主人公・岩瀬健人と、自身と同じワイルドハーフであるサルサにそれを教え、警告する。だが、ワイルドハーフと人間の「情」を信じる健人とサルサは、共に人狼に立ち向かうことを決意する。動物と人間の「情」を温かに描く物語だ。


『DARKER THAN BLACK-漆黒の花-』

出典:SQUARE ENIX

特殊能力を持つ「契約者」たちをめぐるSFアクション。テレビアニメ第1期『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』でキャラクターデザインを務めた岩原裕二が、第1期と第2期『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』の間の、空白の2年間を描いた作品。世界と「組織」を敵に回した主人公・黒(ヘイ)が、人間に進化を促しながら咲き誇る「漆黒の花」を追って、再び東京に潜伏する。黒の新たな戦いが幕を開ける。

本作に登場する「銀」の名を持つキャラクターは、ヒロインの少女・銀(イン)だ。銀とは「組織」に付けられたコードネームである。銀は盲目で、特殊能力に目覚めたものの自我と感情を失ってしまった、「ドール」と呼ばれる存在だ。銀は盲目であるが「観測霊」という霊体を飛ばすことで、侵入・脱出ルートの探索や確保を行って、主人公・黒(ヘイ)をサポートする。銀は、テレビアニメ第1期で「組織」から離反し、黒と共に独自で活動をしている。本作では、あたかも自我や感情を回復し進化したドールであるような態度を見せる。彼女の存在が「DARKER THAN BLACK」シリーズ全体の謎に関わる大きな鍵となっている。その後のシリーズ作品への布石ともなる、「DARKER THAN BLACK」ファン必見の物語だ。


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