「ジョジョの奇妙な冒険Part2 戦闘潮流」に登場する黒人少年、スモーキー・ブラウンはブラックミュージック界の大御所、スモーキー・ロビンソンに由来します。
スモーキー・ロビンソンは1955年、15歳の時にグループの一員として歌手デビュー、2015年で活動60周年を迎えた、まさに生きる伝説とも呼べる人物です。
ソウルミュージックやブラックミュージック界の名門、モータウンレーベルの立ち上げにも携わっています。
1985年にはUSAフォーアフリカの「ウィー・アー・ザ・ワールド」の収録にも参加、また自身が歌うだけでなく作曲家、作詞家としても高い評価をされ、レイチャールズなどと並んで黒人音楽の枠を越えた評価を受けています。
1962年に発売した「ユーヴ・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー」はビートルズにもカバーされるスモーキーの代表曲で、日本でもヒットしています。
スモーキー・ロビンソンに勝るとも劣らない黒人音楽のスーパースター、ライオネル・リッチーもモデルの一人。
「ジョジョの奇妙な冒険Part3 スターダストクルセイダーズ」に登場するモハメド・アヴドゥルの飼い鶏のうちの1羽は、彼の名に由来していてます。
ライオネル・リッチーは1974年、コモドアーズの一員としてそのキャリアをスタート、1982年から自身のソロ活動を開始させています。
1983年に発売した「オール・ナイト・ロング」は日本でももちろん、世界中で大ヒットし、ライオネルの名を一躍世界へと知らしめました。
1985年にはマイケル・ジャクソンとともにチャリティーとしてUSAフォーアフリカを企画、楽曲「ウィー・アー・ザ・ワールド」では歌い出しを務め、アメリカだけでも700万枚以上を売り上げる大成功を収めました。還暦を過ぎた今なお精力的な活動を行い、世界各国でライブも行っています。
まだまだモデルとなった人物がいるので、また紹介していきたいと思います。