切ない純愛漫画『僕の初恋をキミに捧ぐ』が2019年1月にテレビドラマ化。今回はこれを記念してタイトルに「初恋」が入る作品を特集。初恋の思い出は甘いだけではない。切なかったりほろ苦かったり、そんな物語を紹介する。
『僕の初恋をキミに捧ぐ』2019年テレビドラマ化。タイトルに「初恋」がつく漫画を紹介
出典:小学館
切ない純愛漫画『僕の初恋をキミに捧ぐ』が2019年1月にテレビドラマ化。今回はこれを記念してタイトルに「初恋」が入る作品を特集。初恋の思い出は甘いだけではない。切なかったりほろ苦かったり、そんな物語を紹介する。
出典:マンガペディア
心臓に疾患を持つ少年と、彼を愛する少女の初恋と苦悩を描く純愛物語。垣野内逞(かきのうち たくま)は、幼いころから心臓疾患で入院していた。主治医の娘・種田繭(たねだ まゆ)と仲良くなり、お互いに淡い恋心を抱いていた。2人が8歳のある日、繭は逞が20歳まで生きられない難病であることを知る。2009年に実写映画化、2019年テレビドラマ化。
この作品が描く初恋は、子どものころに抱いたピュアな恋心。垣野内逞は、幼い頃から心臓病を患っていた。そんな逞の一番の仲良しは、主治医の娘・種田繭。逞と繭は、お互いが初恋の相手だ。8歳の夏、繭は、逞が心臓の病気で20歳まで生きられないことを知り、子どもながらに逞を救おうと苦悩する。自分の病気を知らない逞は、苦しみ、悲しむ繭と「20歳になったら結婚しよう」と約束をする。しかし逞は、12歳の時に自分の寿命を知り、繭と別れようと彼女を避けるようになった。しかし、繭の逞への想いは変わらない。やがて逞は、繭と生きる決意をする。コミックスの表紙に描かれたキャッチコピーやイラストには、そんな逞の願いや想いが詰まっている。ぜひ本を手に取って、その想いに触れて欲しい。
出典:小学館
40歳になった独身・彼氏なしの女性の、恋愛や悩みを描く恋愛ファンタジー。主人公・小松薫(こまつ かおる)は、コーヒー会社が直営するオシャレなカフェ「モリノカフェ」で店長として働いていた。特にこれといった不満や不自由はないが、40歳の誕生日を迎えて、将来を考えるようになっていた。そんなある日、薫は、出身地にある支店への転勤を命じられる。
この作品が描く初恋は、なんと40歳になった女性の恋心だ。主人公・小松薫は、都会的なコンセプトのスタイリッシュなカフェ「モリノカフェ」の店長として働いている。薫は、仕事に夢中になるあまり、結婚はおろか、彼氏もいない。そんな彼女が転勤を命じられたのは、故郷の田舎町にある「モリノカフェ」の支店。彼女はそこで、アルバイトの青年・小鳥遊穣(たかなし じょう)と出会う。小鳥遊は、「モリノカフェ」を、田舎の喫茶店らしく、喫煙OKでコーヒーのおかわり自由、食事が売りの店に変えていた。「コーヒーと心地よい空間」を提供する、本来の「モリノカフェ」ののコンセプトとは大違い。薫は小鳥遊と対立するが、彼のことが気になって仕方がない。恋に関心を持ったことのない薫にとって、遅咲きの「初恋」であった。40歳という節目の年を迎えた薫が、小鳥遊や故郷で出会う同級生たちと、将来や幸せについて考え、それぞれの答えを探していく物語だ。
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大正ロマンの雰囲気が漂う、架空の帝都を舞台にしたロマンティック・ラブストーリー。主人公・吉野花織(よしの かおり)は、父の仇だと思っていた美園商社の青年社長・美園環(みその たまき)から求婚される。花織は、父の仇を討ちたい一心で、環の元へ嫁ぐ。しかし、実は環は父の仇ではなく、結婚は花織を守るためだった。真実を知った花織は、心から環を好きになる。これが花織の初恋だった。
この作品の主人公・吉野花織の初恋は、結婚して夫婦になってからだった。花織は、黒い噂の絶えない貴族で、美園商社社長・美園環を、父の仇だと思っていた。仇を討ちたい一心で、環と結婚した花織。しかし、父の仇は別にいると知り、環と相思相愛の夫婦に。花織にとって環は初恋の相手であり、さらに最愛の夫となった。だが花織は、環が王命で危険な任務を担っていることを知る。環が花織を溺愛するように、花織も環を心から愛していた。それゆえ、夫の身が心配でならない。花織は美園伯爵夫人として、夫の危険な仕事を手伝うと決意。環は、花織が美しいものに囲まれ、幸せであってほしいと願っている。それでも花織の意志を尊重し、ふたりで帝都の闇に対峙していく。相思相愛の幸せな初恋ストーリーと、謎に満ちたサスペンスが両方楽しめる作品だ。
出典:小学館
大病院の跡継ぎを巡って繰り広げられる争いに翻弄される女性の、恋愛と人間模様を描くジェットコースター・ロマンス。主人公・朝比奈里美は、大病院を営む父に、亡き姉の夫・広大(こうだい)との結婚を命じられる。里美にとって広大は初恋の人だが、姉の夫だった彼との結婚を悩む。しかし、彼女の純粋な恋心は、周囲の大人の都合によって塗り替えられていく。
この作品では、命じられた結婚という形ではあるものの、主人公の初恋が、結婚という形で成就する。しかし、それは困難な道への入口だった。里美は、幼い頃から出来の良かった姉・京子と比べられ、コンプレックスの塊だった。京子は医者だったが、事故死してしまう。里美の父は、京子の夫で優秀な医師である広大を、病院の跡継ぎに考えていた。しかし、その計画が京子の死によって破綻したため、里美に広大との結婚を命じたのだ。里美にとって、広大は初恋の人。広大との結婚が嫌なわけではない。コンプレックスと恋心に悩む里美。広大は里美を妹として見ていたが、夫婦になれるよう努めると言う。しかし広大は、里美が思っていたような清廉潔白な男ではなかった。さまざまな人の思惑が里美の運命を弄び、それにつれて里美自身も激的に変わっていく、スリリングな展開の物語だ。
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一度は失恋に終わった初恋の行方を描く、純愛ストーリー。主人公・今江美奈子(いまえ みなこ)は、中学校時代に、初恋の相手・久音逞真(くおん たくま)に告白したが、フラれてしまった。高校へ進学した美奈子は、逞真と同じクラスになる。美奈子は、相変わらずカッコよく優しい逞真を見て、フラれてからも自分の初恋が続いていることを自覚する。
この作品が描く初恋は、色あせることのない一途な恋だ。主人公・今江美奈子は、自分をフッた同級生・久音逞真のことが忘れられずにいた。美奈子の甥であり、同級生でもある柊(しゅう)は、逞真の親友。柊は、美奈子と逞真を繋ぐ接点でもあった。逞真と柊は、共にバスケ部で活躍するイケメン。そんな2人を応援するのが、美奈子の幸せだった。高校で同じクラスになったことで、一度はフラれた逞真への想いを再び自覚した美奈子。努力のかいあって、やがて逞真と両想いに。美奈子は、柊の母である美奈子の姉が亡くなってから、柊と、彼の弟・圭の暮らしを支えていた。しかし、美奈子は逞真との恋に夢中になり、柊と圭のことがおろそかになる。そのため、逞真と柊の関係がギクシャクしてしまう。美奈子と逞真と柊、3人のつながりが、その関係が変わるにつれて形を変えていく。繊細な恋と人間関係が描かれている作品だ。
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