ひらがな4文字が並ぶと、何となく「かわいい」「ほのぼの」といった印象になることが多い。実際はどんな「ひらがな4文字」のタイトルの漫画があるか見てみると、その傾向はシリアスからコメディまで千差万別。そのうちの5作品を紹介。
タイトルが「ひらがな4文字」の漫画を集めました! タイトルののイメージと作品の内容、合ってる?違ってる?
出典:講談社
ひらがな4文字が並ぶと、何となく「かわいい」「ほのぼの」といった印象になることが多い。実際はどんな「ひらがな4文字」のタイトルの漫画があるか見てみると、その傾向はシリアスからコメディまで千差万別。そのうちの5作品を紹介。
出典:マンガペディア
『なるたる』や『ぼくらの』の作者・鬼頭莫宏が描く、自転車に乗る少年少女の群像劇。ある事情から自転車を嫌う主人公・ノリこと丸子一典(まりこ かずのり)。ある日、不幸と不注意が重なり、自動車の運転免許を取り消されてしまった。その際に出会った女子高校生のロードレーサー・織田輪(おだ りん)に勧められ、ノリは自転車に乗ることになる。
主人公・ノリこと丸子一典は、地元の企業に勤めるサラリーマン。自動車が大好きで、愛車はスポーティなフォード・マスタング。自らの手で改造を施すほどだ。しかし、本作のヒロイン・輪との出会いがきっかけで、徐々に自転車の魅力に惹かれ、やがてツーリングやロードレースにも参加するほど自転車にハマっていく。ノリや仲間たちが自転車に傾倒していく過程を通じ、人が新たな趣味を見つけた時の高揚感や心情を緻密に描写した本作。主人公の視点から描かれる、遮るもののない「自転車からの光景」も非常に美しく、自転車の魅力をストレートに伝えている。「のりりん」とは、輪が話す博多弁で「乗りなよ」の意味だが、ノリと輪、2人の名前をつなげても「のりりん」となるところが面白い。
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女子高校生4人がゼロから軽音部の活動を始めていく、ガールズバンドコメディ4コマ漫画。部員が全員卒業してしまい、廃部寸前の桜が丘高校軽音部。そこに入部した主人公・平沢唯(ひらさわ ゆい)。田井中律、秋山澪、琴吹紬も軽音部員となる。彼女たちは、ほぼ全員が楽器未経験者ながら、手探りで活動をスタート。練習そっちのけでお茶会に興じる日もある、ゆるい日常が描かれる。2009年から2期に渡ってアニメ化された。
女子高校生4人がゆるい日常を過ごしながら、とにかく気楽に、けれど真摯に音楽を楽しむ姿が人気の本作。主人公・平沢唯は、軽音部に入部した当初、カスタネットくらいしか演奏できない楽器初心者だった。しかし、軽音部の皆と音楽を楽しみたい一心で、ギターの練習を始める。徐々に腕を上達させ、最終的には、文化祭でライブを大成功させるまでに成長する。本作では、唯たちの「音楽を心から楽しんでいる」様子が、繰り返し描かれている。部室にお菓子を持ち込んでお茶会をしながら、音楽の話に花を咲かせるといったエピソードも多い。気軽な気持ちで読み進められる作品だ。
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ハイテンションな登場人物たちが、濃厚なバイクネタを絡めて繰り広げる学園コメディ。主人公・佐倉羽音(さくら はね)が入学した高校は丘の上にあり、自転車通学者にとても厳しい環境だ。入学早々、坂道でへばっていた羽音は、スイスイと坂道を登っていくバイク乗りの新入生・天野恩紗に勧められ、二輪免許取得を目指す。ハイテンションな登場人物たちが、濃厚なバイクネタを絡めながら展開する学園コメディ漫画で、2016年にアニメ化された。
主人公・佐倉羽音が入学した丘乃上女子高校は、その名の通り丘の上にある。自転車通学をするには、ややハードルが高い。そんな時、バイクで悠々と登校する生徒の姿を見た羽音は、二輪免許の取得を決意する。羽音の教習の様子は、コミカルな演出を交えて綴られる。突然教習用バイクが語りかけてきたり、常にヘルメットを被った正体不明の「来夢先輩」が登場したり。「バイクに乗ることの楽しさ」を余すことなく伝えている。本作では、教習風景だけでなく、バイクレースについても描いている。随所に挟まれる「バイクあるあるネタ」も含めて、バイクへの興味を掻き立てられる作品だ。
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ラッコの子ども・ぼのぼのが主人公の物語。ぼのぼのをはじめとした動物たちが、どこかの森の中で繰り広げるシュール系日常漫画だ。気になったことはとことん考え抜く性格のぼのぼの。そんなぼのぼのが放つ特徴的な言葉の数々が、カルト的な人気を博している。1986年に始まった長期連載作品であり、テレビアニメ化や絵本ほか、さまざまなメディア展開が行われている。
主人公は、ラッコの子ども・ぼのぼの。体は水色で、二足歩行ができる不思議なラッコだ。ぼのぼのには、アライグマくんやシマリスくんをはじめ、たくさんの友達がいる。本作は動物たちのほのぼのとした日常を描いているが、脱力するようなシュールで不条理なギャグも多い。時折、物事の本質をつくような哲学的な会話が、ぼのぼのたちの間で繰り広げられることもある。想像力が豊かなぼのぼのは、脳内で色々な「不思議生物」を空想しては、ひとりで怖がる。そんな、子どもにありがちなエピソードが読者の共感を誘う。ちょっといい話から不思議な話まで、シリーズを通して様々なテイストのエピソードが楽しめる作品だ。
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『高台家の人々』『研修医なな子』の作者・森本梢子による学園青春ストーリー。主人公・ヤンクミこと山口久美子は、白金学院の新米教師。そして、任侠集団である黒田一家の組長の孫娘でもある。久美子は、素性がバレないよう注意しながら、持ち前の度胸で3年4組の男子生徒たちを導いていく。2004年から2度に渡りテレビドラマ化された。
「極道」の組長の孫娘にして職業は「先生」、略して「ごくせん」。型破りな主人公・ヤンクミこと山口久美子。彼女と、個性豊かな男子高校生たちとの体当たりな交流が魅力の本作。久美子は弱いものいじめが大嫌いで、気性もケンカも男顔負けの強さ。女の子からも憧れられるような凛々しい性格。その指導は熱血過ぎて、男子校の生徒からも引かれ気味。しかし、彼女の決して諦めない性格と、教師としての情熱が、徐々に生徒たちの心を動かしていく。王道の青春学園ストーリーだ。また、久美子は恋愛にはとても鈍く、自分に向けられた好意に全く気がつかない。久美子に惚れ込んだクラスのリーダー・沢田慎による恋の奮闘劇も、本作の魅力のひとつだ。極道の孫娘という素性がバレる危険を抱えながら、それでも自分を偽ることなく極道節を炸裂させる久美子の姿に注目の作品。
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