史上初の「土下座漫画」として話題を呼んだ作品。高校の教員・瀬戸発(せとはじめ)が、尋常ならざる「土下座」を武器に活躍する姿を描く。暴力団員への謝罪では、隠すことなく恐怖心をさらけ出し、「この…通りでございます。どうか…お赦しを」と土下座する。土下座とは「命への執着の究極形態、命恋」なのだという。
日本人はよく謝る民族だそうです。座礼のひとつである「土下座」一つをとってみても、「ジャンピング土下座」「スライディング土下座」など、様々なバリエーションがあり、さらには完全に地面にうつぶせる「土下寝」なる究極形態もあるとか。まさに「謝罪」や「土下座」は日本の伝統文化と言えるでしょう。漫画の世界でもユニークな謝罪方法がたくさんありますので、いくつか紹介していきます。
史上初の「土下座漫画」として話題を呼んだ作品。高校の教員・瀬戸発(せとはじめ)が、尋常ならざる「土下座」を武器に活躍する姿を描く。暴力団員への謝罪では、隠すことなく恐怖心をさらけ出し、「この…通りでございます。どうか…お赦しを」と土下座する。土下座とは「命への執着の究極形態、命恋」なのだという。
漫画『どげせん』の企画を担当していた作者・板垣恵介が、作画のRINとの「土下座観」の違いから、『どげせん』を打ち切り、あらたに始めた作品。高校に赴任してきた教師・拝一穴(おがみいっけつ)は、新任のあいさつで全校生徒の前でいきなり土下座をする。そのときのセリフは「どうかわたしを援助(たす)けてください」というもの。「先生」という権威にいきなり土下座された生徒たちは、快感に酔いしれる。生徒へのあいさつを終えた一穴は、今度は檀上の国旗に向かい、生徒たちの幸多き未来を祈願。次の瞬間、地震によって全校生徒は前のめりに倒れ、図らずも座礼をすることになる。土下座は謝罪だけではなく、人の幸せを祈り願うものでもあり、神秘の力を秘めたものなのかもしれない。
何も悪いことをしていないのに、ひたすら「すみません」「申し訳ありません」を繰り返す不思議な転校生・阿澤夕馬を描いたホラー短編。物語が進むにつれ、夕馬の謝罪の秘密が明かされていく。
命を賭けた極限の勝負を描いたギャンブル漫画。主人公カイジに「Eカード」というギャンブルで敗れた帝愛グループの最高幹部・利根川が、ボスである兵藤会長に強要されたのが「焼き土下座」。名前の通り、熱した鉄板の上で土下座するという過酷な謝罪方法である。自分の意思で土下座を成しえたものは一人もいなかったが、利根川は「オレに指一本触るなっ…!」と言い放ち、12秒の「焼き土下座」を敢行。敵ながらあっぱれな意地をみせる。
破天荒な警察官を描いたギャグ漫画。「極めろ! 謝り道!!の巻」というエピソードでは、主人公・両津勘吉が、謝罪の代行会社「日本謝り道株式会社」にスカウトされる。お金のためなら何でもする両津は、土下座が通用しないとみるや、「ゆるしてくれなきゃ死んでやる~」と切腹しようとする。体を張った謝罪でめきめき頭角を現し、営業成績もトップになる両津だったが……。
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