大人から子供まで、誰もが必ず夢見たことがあるだろう“一攫千金”。ギャンブル、埋蔵金探し、アイデア商売、賞金、デイトレードなど、一度に大金を稼ぎ出す、様々な一攫千金の方法が登場する漫画を紹介。
一攫千金の夢を追う者たちを描いた漫画特集
出典:講談社
大人から子供まで、誰もが必ず夢見たことがあるだろう“一攫千金”。ギャンブル、埋蔵金探し、アイデア商売、賞金、デイトレードなど、一度に大金を稼ぎ出す、様々な一攫千金の方法が登場する漫画を紹介。
出典:マンガペディア
自堕落な若者だった伊藤開司(カイジ)が、突然大きな借金を背負ったことをきっかけに、凶悪な賭博勝負に挑む姿を描いた大ヒットギャンブル漫画。本作の人気を受けて、カイジのその後の戦いを綴る『賭博破戒録カイジ』など、シリーズ作品の連載が続けられ、テレビアニメ、実写映画、バラエティー番組など、さまざまなメディア化も行われた。
友人の保証人になったせいで高額の借金を押し付けられた主人公が、イチかバチか、ギャンブルでの一攫千金を狙う。ギャンブルもの作品ではよくある設定の本作だが、登場するギャンブルが基本的にオリジナルで、そのルールの裏まで見通したギャンブラー同士の奥深い心理戦を描いたことで人気を博した。限定ジャンケンやEカードなど、単純そうに見えて戦略性の高いゲームに仕掛けられて、窮地に陥ったカイジ。だが周囲の人々をも巻き込んだ起死回生の策で、対戦相手を追い詰める展開は、見ていてスカッとすること請け合い。個性的なキャラクターのセリフには名言が数多く登場し、それらを集めた名言集も刊行されている。
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時は明治末期。元兵士の杉元佐一は、戦死した友人の妻の病気治療のため、一攫千金を求めて北海道での砂金堀りに汗を流していた。とある男からアイヌが隠した莫大な金塊の存在を知らされた彼は、その金塊のために父を殺されたというアイヌの少女・アシ(リ)パと出会い、ともに金塊を巡る冒険に挑む。連載開始直後から人気を博し、2018年にはテレビアニメ化も行われた話題作だ。
日露戦争での苛烈な戦いぶりで「不死身の杉元」の異名を与えられた元軍人・杉元と、アイヌの美少女・アシ(リ)パのコンビが、北の大地で繰り広げる一大冒険活劇として人気を集める本作。金塊を求める彼らの前には、野望を抱く軍人たちや土方歳三が率いる元新撰組、未開の原生林をうろつく危険な獣、監獄から脱走したクセ者ぞろいの犯罪者たちなど数々の危険が立ちはだかり、息つく間もない波乱のストーリーが展開する。銃撃と血風が舞い散るバイオレンスなバトル以外に、厳しい自然の中でのサバイバル術、明治時代の北海道の状況、アイヌの文化や食生活といった多彩な要素もコミカルに描かれており、北海道にまつわる雑学が楽しめるのもポイントだ。
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下町の交番に勤務する破天荒な警察官、両津勘吉と彼の周囲の人々が織りなす日常を描いた、一話完結形式のギャグマンガ。「週刊少年ジャンプ」で40年に渡って連載された、日本を代表する超有名作品のひとつでもある。多彩な登場人物たちが巻き起こす事件に加え、連載当時の流行をいち早く取り入れて描かれたエピソードも多い。テレビアニメ、実写映画、舞台、ゲームなど、幅広いメディア化も行われた。
道楽者の両津が巻き起こす事件の中には、一攫千金を扱った話も多い。宝くじで一等を手に入れた両津が無駄遣いを繰り返す、「夢一夜!?の巻」など、連載の比較的早い段階からいくつかの一攫千金エピソードが描かれている。また、両津が思い付きで始めた副業で大儲けするエピソードも本作の定番だ。莫大な借金をして、財宝が積まれていたといわれる沈没船を引き上げてみたり、近所で集めたゴキブリを自宅で養殖して研究所向けに販売しようとしたり。突き抜けたアイデアと行動力を活かした数々の副業に手を出している。ほとんどの場合、最初は成功して大金を得るものの、うっかりした行動で最終的に両津が大損をすることになる。
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クイズに勝つことであらゆる望みがかなえられる、「国民クイズ体制」が敷かれた未来の日本が舞台の、ディストピアもの作品。主人公のK井K一は「国民クイズ」の司会者だが、かつて自身もクイズに挑戦し、敗れたせいで奉仕労働を命じられた「戦犯」でもある。今日も彼は、利己的な望みを抱えてクイズに挑む人々が待つ、収録スタジオに向かう。
作中の日本では「国民クイズ」と呼ばれるクイズ番組の勝利者に、憲法よりも優先される特権が与えられている。一攫千金を得るもよし、怨みのある相手を殺害してもよしと、どんな願いも国家の責任によって叶えられる。だがその一方で、クイズに敗れた者は投獄されて強制労働を強いられ、福祉などの社会機能も大部分が切り捨てられている。主人公のK井はその体制の粉砕を目論む革命主義者たちに、とある事情で協力することになっていく。バブル崩壊を迎えた1993年に連載された本作は、個人主義が蔓延する現代を風刺した内容でも話題を博した。ハイリスク・ハイリターンな逆転方法が合法的に用意されているゆがんだ社会で、むき出しになった”人々の欲望”の恐ろしさを描いた作品だ。
出典:講談社
『狼と香辛料』などのヒット作で知られる支倉凍砂が原作を担当した、デイトレーダー少女と普通の大学生の交流を描くラブコメディ。冴えない男子大学生の高遠恵は、教授から時給1万円という破格のアルバイトを紹介される。仕事内容は、引きこもりの女の子・藤岡紫(ゆかり)の家庭教師。仕事初日に彼女が暮らす豪華マンションを訪れた恵は、紫が総資産170億円の凄腕デイトレーダーであることを知らされ、驚くことになる。
2000年代以降、一攫千金の方法として急速に世に広まったデイトレードと、ラブストーリーを組み合わせたユニークな作品。総資産170億円を稼ぎ出した凄腕デイトレーダーだが、人と接するのが苦手で引っ込み思案な少女・紫(ゆかり)と、彼女の家庭教師を引き受けた男子学生・恵(けい)による恋愛模様が物語の主軸だ。デイトレードをはじめとした株投資についての知識や、それに対する心構えが描かれていたことも評価された。デイトレードに興味を持った恵に向けられた紫の言葉「他人が株で大金を稼いだのを見て、それを自分も簡単にできると思ったのならやめたほうがいい」など、投資に関する金言も各所にちりばめられている。
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