『トーキョーエイリアンブラザーズ』を原作とする実写ドラマが、2018年7月に放送。東京の安アパートで暮らす宇宙人が主人公だ。そこで、地球で暮らす宇宙人を扱った漫画をまとめて紹介!
地球で暮らす宇宙人の暮らしがのぞける漫画を紹介
出典:小学館
『トーキョーエイリアンブラザーズ』を原作とする実写ドラマが、2018年7月に放送。東京の安アパートで暮らす宇宙人が主人公だ。そこで、地球で暮らす宇宙人を扱った漫画をまとめて紹介!
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整った顔立ちと、天然気味だが爽やかな言動で、誰からも好かれる悠盟大学裏テニスサークルの王子様、田中冬ノ介。実は彼の正体は、スライムのような姿をした宇宙人。地球移住計画の先発隊である彼は、監視役である兄・夏太郎と共に、東京の安アパートで暮らしながら、惑星探索、食糧調査及び生態観測を行っていく。2018年7月に実写ドラマ化。
冬ノ介は社交的で、大学生活はもちろん、近所付き合いもそつなくこなす。調査活動の一環として、女の子をナンパしてはデートに繰りだすなど、地球での暮らしにかなり適応している。もっとも要領が良さそうでいて、人の心の機微がイマイチ理解できていない部分があるため、たまに大きなポカをやらかす。一方、兄の夏太郎といえば、地球自体に不慣れということもあるが、かなり鈍くさい。その上、人間の剥き出しの本音を読み取ってショックを受けるほど、繊細な側面を持つ。当然彼らの東京暮しはトラブル続き。だが、そのトラブルの質は、日本で暮らす外国人の異文化体験といった感覚に近い。一般的な異星人漫画とは違う独特のユルさは、読んでいて心地よいモノがある。
出典:マンガペディア
地球を侵略にやってきた鬼族は、地球側にひとつの条件を提示。それはコンピュータで無作為に選んだ地球人と、鬼族の代表が勝負を行い、それに負けたら大人しく帰るというもの。勝負の内容は鬼ごっこ。かくして鬼族の娘・ラムと、地球人代表・諸星あたるによる、地球の命運を賭けた鬼ごっこが幕を開ける。第26回小学館漫画賞(少年少女部門)受賞作。1981年10月からテレビアニメが放送された他、劇場版アニメ、OVAなども多数製作された。
1980年代、日本でもっともメジャーな宇宙人といえば、本作のヒロインであるラムを挙げる人が多いことだろう。「~ちゃ」「~だっちゃ」などの語尾を多用する独特の口調。露出過多なファッションと過激な言動は、当時大きな話題を集めた。本作には彼女以外にも、弁天、クラマ、おユキ、ランといった宇宙人が登場する。彼女たちの元ネタは、日本の神話や伝承に由来するケースが多い。そのせいもあって、従来の宇宙人よりも、日本人にとってはかなり親しみやすく感じられる。宇宙人のイメージを大きく変えたという意味でも、エポックメイキングな作品と言えるだろう。
出典:マンガペディア
山形県に越境入学してきた高校球児・筒井雪隆と、勝手に彼の部屋に居候を決め込んだ、ドグラ星のバカ王子、そして雪隆の隣人の女子高生・江戸川美歩。この3人をメインに、宇宙人絡みのエピソードをオムニバス形式で綴ったSF漫画。2011年1月にテレビアニメ化。
本作には個性豊かな宇宙人が数多く登場する。キレると星を破壊するほど凶暴だが、何故か地球では大人しいディスクン星人。女王が結婚した相手の種族を絶滅に追いやるマクバク族。嘘を見抜く人魚・ウインテール・マーメイド。あるときはコミカル、またあるときはオカルティックに展開される彼らの物語は、それぞれに味わい深い。そんな中でも異彩を放つのは、やはりドグラ星の第一王子だろう。宇宙一頭が切れるが、おバカな事が大好き。退屈しのぎのためなら、他人のことなど屁とも思わないろくでなし。彼の度を超えた悪ふざけは、周囲の人々に多大な迷惑をかけていく。宇宙人とか地球人といった区別を超え、一人のキャラクターとして目が離せない存在だ。
出典:小学館
主人公の広瀬岬一は、高校入学式の朝、いきなり現れた仮面の少女に命を狙われる。彼女は同じ高校に通う2年生の大鳥希。美人で成績優秀ながら、突飛すぎる行動で孤立気味の問題児。しかしてその正体は、オルベリオ星から地球を侵略するために送り込まれた生物兵器だった。しかも岬一と希の間には、10年前からの深い因縁が存在したのだ。一風変ったボーイ・ミーツ・ガール調のSF漫画。
本作の宇宙人・大鳥希は、地球征服を目標に掲げる女子高生にして超強力な生物兵器。ところが、地球を侵略にくる別の異星人は撃退するものの、自ら積極的に侵略活動を行おうとはしない。むしろ希は、岬一とダラダラ過ごす日常を何より大切にしている印象だ。また、10年前に瀕死の重傷を負った岬一を、何故救ったのかも当初は不明。物語はそんな彼女にまつわる謎を紐解く形で進んでいく。また、岬一と関わることで、学校で浮き気味だった希が、徐々に周囲に馴染んでいく様子なども、物語の見所のひとつだ。
出典:マンガペディア
地球の植民地化をもくろむ宇宙人・ファルディアン(リオファルド星人)と、祖父から託された巨大ロボット「エグザクソン」を駆る高校生、加農砲一の戦いを描いたSFロボットアクション。植民地支配の悲惨な現実、民衆への印象操作を始めとする情報戦など、リアルな描写が魅力の作品だ。
地球を侵略しに来た宇宙人というのは定番中の定番だが、本作のファルディアンほど用意周到なのは珍しい。当初は、友好的な宇宙人として地球人と接触。10年に渡って進んだ技術を供与し、彼らの製品が社会に浸透したところを見計らって植民地支配を宣言したのだ。コンピュータのシェア9割以上がリオファルド製、工業製品のほとんどにリオファルドのチップが内蔵されている状態では、喉元に刃を突きつけられたに等しい。そのため、植民地化宣言と同時に、実質的な支配はほぼ完了している。この計画を立案したのが、リオファルド側の中心人物・シェスカ中将。冷酷非情な野心家で、知性と実行力を兼ね備えた悪役の存在は、物語を大いに盛り上げてくれる。
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