「P.A.WORKS」の作品一覧【Part.1】318 Pt.

出典：Amazon.co.jp

2008年1月から3月まで放送された作品。「La'cryma」から発売された、同タイトルの恋愛アドベンチャーゲームが原作である。しかし、共通事項はタイトルのみで、キャラクターもストーリーも異なるオリジナルアニメとなっている。本作の舞台は富山県の南砺市城端地区。実在の町並みや風景が登場し、聖地巡礼に勤しむファンも現れた。観光地にも影響を与え、関連商品の販売やパネル展示、ポスターなども貼られ、2009年にはアニメに関わった声優やスタッフが南砺市観光大使に任命された。このアニメの影響で、富山県が注目されるようになったことだろう。

出典：Amazon.co.jp

2009年7月から9月まで放送されていた作品。「セガ」から発売されたサウンドノベルゲーム「428 〜封鎖された渋谷で〜」に収録されているボーナスシナリオのひとつをアニメ化した。本作は中国の上海が舞台となり、ゲーム本編の2年後を描いているスピンオフ作品である。アニメは「第13回文化庁メディア芸術祭」アニメーション部門で審査委員会推薦作品に選出された。他にも、本作のコミカライズやノベライズといった関連作品も刊行されており、より作品の世界を楽しむことができる。

出典：Amazon.co.jp

2010年4月から6月まで放送された作品。「Key」「アニプレックス」「電撃G'sマガジン」「P.A.Works」が共同で制作したオリジナルアニメである。本作は、死後の世界にある全寮制学校「天上学園」を舞台にした物語。青春を送る学園コメディといった要素もあるが、銃火器を用いて天使と戦うバトル要素と、キャラクターたちの生前の理不尽な人生が語られるなど、様々なジャンルの要素が詰まっている。なお、作品の評価は高く、感想に「泣けるアニメ」の言葉が多く見られる。その他、メディアミックスとして、マンガ・小説・ゲームといった関連作品が存在している。

出典：Amazon.co.jp

2011年4月から9月まで放送された作品。「P.A.WORKS」が初めて単独で制作した完全オリジナルアニメである。また、通称「お仕事シリーズ」の第1弾にあたる。東京から石川県の祖母のもとに預けられた「松前緒花」が、祖母が経営する温泉旅館で従業員たちと働く日々を描く。アニメは大ヒットし、作中のモデルである石川県の湯桶温泉などに大きな影響を与えている。ファンが訪れたことで東日本大震災の影響で減少していた観光客が徐々に回復し、前年度の記録を大きく上回った。また、作中に登場した架空の行事「ぼんぼり祭り」も実際に行われ、アニメが発祥の行事が誕生している。更に、2013年には『劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME』のタイトルで映画が公開され、多くのファンが歓喜に包まれた。

出典：Amazon.co.jp

2012年1月から3月まで放送された作品。原作は「綾辻行人」によるミステリー・ホラー小説。作りこまれたストーリーに叙述トリック、予想外の展開が作品の見どころ。アニメ化にあたり、原作の叙述トリックはアニメならではの演出に変更され、原作の面白さを損なわない演出が取られた。また、アニメの背景は制作会社「P.A.WORKS」の所在地である富山県の建物や風景が使われている。本作の放送中、3年3組に起こる恐ろしい事件の数々から、視聴者の間に（あくまでジョーク、ネタだが）「Anotherなら死んでた」という言葉が生まれた。これは、キャラクターが取った何気ない行動であっという間に死んでいるからだろう。それほど衝撃的な作品である。