一般的な野球漫画は、元々主人公が野球が好きで甲子園やプロ・メジャーを目指すのが王道だが、『Mr.FULLSWING』の主人公は野球を好きどころか嫌いだったのだ。
なぜそんな主人公が野球を始めたのか、奇抜な設定の世界観も魅力のひとつとなっている。
漫画家「鈴木信也」によりつくられ週刊少年ジャンプで掲載されていた野球ギャグ漫画で、野球を全く知らなくても最後まで笑って読める野球漫画として、「ギャグのついでに野球をしている」とまで言われた作品の魅力を紹介する。
一般的な野球漫画は、元々主人公が野球が好きで甲子園やプロ・メジャーを目指すのが王道だが、『Mr.FULLSWING』の主人公は野球を好きどころか嫌いだったのだ。
なぜそんな主人公が野球を始めたのか、奇抜な設定の世界観も魅力のひとつとなっている。
埼玉県の架空の街にある「埼玉県立十二支高校」に、主人公「猿野天国(さるのあまくに)」が入学するところから始まる。
埼玉県立十二支高校の野球部には、約20年前の二つの伝説があった。
「グラウンドのバッターボックスから約160m以上離れた校舎の時計に打球が直撃した」
「全国高等学校野球選手権大会の3連覇を達成し、プロ野球やメジャーリーグに多大な結果を残した」
という2つの伝説だ。
現在の埼玉県立十二支高校野球部は、その影もなく弱小野球部となってしまっている。
元々野球が嫌いな理由は、初恋の女の子が野球部の人が好きで振られた、という身勝手かつ逆恨みにも等しいような理由から野球を、野球部を恨んでいる主人公の猿野天国。
埼玉県立十二支高校に入学した彼は、野球部マネージャーの「鳥居凪(とりいなぎ)」に一目惚れして、入部するという、単純な男だったのだ。
元々が野球ギャク漫画と言われるように、前面にギャグを推し、野球は二の次とも取れる描き方がされていて、現実世界では不可能な技が多くなる。
また、ユニフォームにおいてもルールや常識から逸脱したものがあり、それはキャラの個性を引き立たせるものでもあるのだ。
そんな、ミスフルの世界の特殊な世界を少しだけ紹介する。
作中には、ジャンプ作品に限らず多くの作品のパロディやネタ表現が含まれ、企業名や商品名も登場。一応、〇などで伏字にしているもののコマによって伏字がずれているので、あまり意味はない。
主人公が通う十二支高校のように作中には、架空の高校が多数登場する。
埼玉県立十二支高校
約20年前に二つの伝説を残した学校。
十二支というだけあり、選手や監督の名前には十二支の干支が入っている。
私立華武高校
埼玉2強のひとつで、私立の男子校。部員のモチーフは花札。
今は、県下無敗のエース「御柳芭唐(みやなぎばから)」や「屑桐無涯(くずきりむがい)」を中心として菖蒲(あやめ)監督が采配を振っている。
この二校以外にも、埼玉2強のもう一校「私立セブンブリッジ学園」、軍へ優秀な人材を輩出する「私立武軍装戦高校」、アイドル育成の為の「私立明嬢学園高校」、新選組を
モチーフにした「私立黒撰高校」などが登場する。その他、試合中でもパスタを食べる高校や全校眼鏡を着用の高校など笑いにとんだ学校が登場する。
他にも多くの魅力や笑いの場面は数多く、笑いが止まらないこともしばしば。
一度笑いの渦に入ってみてはどうだろうか。
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