『機動戦士ガンダム』シリーズにおいてモビルスーツは欠かせないものである。宇宙世紀シリーズでモビルスーツ生産の大手として、物語の中で多々登場してきた軍産複合企業「アナハイム・エレクトロニクス」。本記事では「アナハイム・エレクトロニクス」の歴史を詳細に描かれているマンガ『機動戦士ガンダム ANAHEIM RECORD』を紹介する。『ガンダム』好きであれば、読んでおくべき作品の一つ。
「アナハイム・エレクトロニクス」の歴史を詳細に描かれているマンガ『機動戦士ガンダム ANAHEIM RECORD』を紹介する。
出典:Amazon.cp.jp
『機動戦士ガンダム』シリーズにおいてモビルスーツは欠かせないものである。宇宙世紀シリーズでモビルスーツ生産の大手として、物語の中で多々登場してきた軍産複合企業「アナハイム・エレクトロニクス」。本記事では「アナハイム・エレクトロニクス」の歴史を詳細に描かれているマンガ『機動戦士ガンダム ANAHEIM RECORD』を紹介する。『ガンダム』好きであれば、読んでおくべき作品の一つ。
「アナハイム・エレクトロニクス」は、『機動戦士ガンダム』シリーズの中で宇宙世紀内の作品において登場する、電子・電気機器の製造販売を中心とする軍産複合企業である。社のキャッチフレーズは、「スプーンから宇宙戦艦まで」。『機動戦士Zガンダム』のグリプス戦役以降に開発される連邦軍のモビルスーツなどの兵器の大半が「アナハイム・エレクトロニクス」開発である。社内の組織構造は、工場別の独立採算制としており、一部の部署は、ネオ・ジオンなど反連邦組織からも依頼を受けてモビルスーツを製造している。それは、モビルスーツの生産において、優秀な技術スタッフを抱え、最先端の施設での基礎研究・応用研究を行い、最速での実用化可能な企業体質だからこそである。
宇宙世紀の時代としては、グリプス戦役直前の時期。「アナハイム・エレクトロニクス」の緊急重役会議から物語は始まる。当時の状況としては、地球連邦軍内の反スペースノイド組織ティターンズが台頭してきており、そのティターンズは、独自にガンダムタイプのモビルスーツの生産する技術を有していた。このような事態に対し、地球連邦軍からの生産量が低下することに合わせて、技術的優位性を失うことを恐れた「アナハイム・エレクトロニクス」は、重役会議にて反ティターンズ組織エゥーゴへの兵器供給を決断する。
上記の決断以降、エゥーゴの「クワトロ・バジーナ」より提供された当時最先端の合金「ガンダリウムγ(ガンマ)」を使用し、「リック・ディアス」を開発。その後、エゥーゴがティターンズより鹵獲した「ガンダムMKⅡ」を元に、「Z計画」を開始。
「Z計画」の中で、多くの技術者達が新しい技術への挑戦と失敗を繰り返し、『機動戦士Zガンダム』時代の名機「百式」や「Zガンダム」が開発される。また、Aプランである「Zガンダム」の開発と並走して、Aプランよりも開発難易度の高いBプランの「ZZガンダム」の開発過程を確認可能な内容となっている。
宇宙世紀の時代としては、第二次ネオ・ジオン抗争直前。「アナハイム・エレクトロニクス」開発方針の会議から物語は始まる。会議に参加しているメンバーが確認していたのは、「ブライト・ノア」より届けられたビデオメッセージ。「ブライト・ノア」の要求としては、ネオ・ジオンが使用するサイコミュ兵器に対応可能なモビルスーツの開発要求だった。この要求を確認した後に、「ZZガンダム」を現状以上の強化する方針が決定するが完成を見ずに計画は中止。
上記の開発チーム以外では、「ZZガンダム」の性能強化の開発過程における技術を転用し、性能は従来以上だが、量産性の高いモビルスーツ開発を思考して技術者達が悪戦苦闘していた。結果として努力は実り、「ロンド・ベル」の主力量産モビルスーツ「ジェガン」が開発される様子が描かれている。
また、「アムロ・レイ」の基礎設計協力の元、アナハイム・エレクトロニクスでのニュータイプ専用モビルスーツの「νガンダム」の開発過程だけでなく、「Hi-νガンダム」の開発過程も確認可能となっている。
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