生命の神秘! 生物の誕生と進化を学ぶオススメ漫画5選45 Pt.

生命はどこから来て、どこへ向かうのか。科学技術が進歩した現在でも、生命については未だに謎が多い。今回は、生物の誕生と進化について学べるオススメの漫画を5つ紹介していく。魅力的なストーリーやキャラクターを通して、生命の神秘に触れよう。

作成日時:2021-01-31 19:00 執筆者:マンガペディア公式

生命の神秘! 生物の誕生と進化を学ぶオススメ漫画5選

出典:講談社


『天地創造デザイン部』

『天地創造デザイン部』

出典:講談社

神様からの依頼で様々な動物をデザインする「デザイン部」の活躍を描いた、ためになる動物コメディ漫画。天界には動物たちを造る専門の組織がある。それが天地創造社のデザイン部だ。地上に存在する生き物は皆、神様からの依頼を受けてデザイン部で考案され生み出されている。神様からの注文は複雑怪奇な無茶振りばかり。今日もそんな無茶振りに応えるべく、デザイン部のデザイナーやエンジニアたちは、アイデアをひねり出す。

神様は「すっごい高いところの葉っぱが食べられる動物」など、こういう生き物が欲しいという要望をデザイン部に告げる。それを受け、デザイン部は動物の姿かたちをデザインし、実際にそれを造り出すのだが、ただ生き物の姿かたちを考えればいいというわけではない。造られた生き物たちは、地球上で自力で繁栄しなくてはならない。そのため重力や繁殖能力など様々なことを考え、全ての条件をクリアして初めて新たな生き物が造り出されるのだ。本作では、「この動物は何故こんな形をしているのか?」「何故このような能力を持っているのか?」がデザイン部を通して面白おかしく描かれている。この漫画を読めば、地球上にいる様々な生物に対する見方が変わってくるだろう。


『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』

『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』

出典:双葉社

食に対して異常なほどの興味を示す女子高生の日常を描いた、雑食系グルメコメディ。主人公の桐谷翔子(きりたにしょうこ)は、一見普通の女子高生。しかし彼女には、とても変わったところがあった。それは食に対する好奇心が異様に強いということ。学校で飼育しているうさぎ、蛇やサソリなど、普通の人なら食べようなど考えもしない生き物に、彼女は熱い視線を向ける。食べられるものは何でも食べる。今日も桐谷さんは、驚くべき珍食を楽しむのだった。

桐谷翔子は、小さい頃から雑食だった。食への関心の範囲が驚くほど広かったのだ。彼女はそのまま成長し、女子高生になった現在でも驚くべき食への興味は持続している。むしろますます旺盛になっていた。桐谷さんは隙あらばすぐに学校の飼育小屋で飼われているうさぎや鶏を無断で食べようとするので、彼女の本性を知っている教師は気が抜けない。そんなに料理がしたいのならば料理部に行けと教師は勧めるが、食材にゲテモノを使おうとする桐谷さんは、すでに追放されていた。それでもめげない彼女は無理やり教師を巻き込んでゲテモノクッキングを始めてしまう。楽しそうに変わった食材を探しては食べる桐谷さんの様子を見守りながら、何故か生き物にも詳しくなってしまう不思議な作品だ。


『マグメル深海水族館』

『マグメル深海水族館』

出典:新潮社

深海にある水族館で働くことになった青年の成長を描く、海洋ロマン漫画。主人公の天城航太郎(てんじょうこうたろう)は生き物、深海生物をこよなく愛する少し引っ込み思案な青年。彼は東京湾の水深200メートルにある水族館「マグメル深海水族館」で清掃員のアルバイトとして働くことになった。マグメル深海水族館の館長を務めているのは、深海のスペシャリスト・大瀬崎湊人(おせざきみなと)。航太郎は仕事中に彼と出逢い、それがきっかけで運命が大きく変わっていくことになる。

自分の好きなものの魅力が他人に理解されない。そんな悲しい思いをしたことがある人は少なくないだろう。航太郎も幼少期に悲しい思いを味わった1人だ。航太郎は子供の頃から深海生物が好きだった。しかし深海生物は独特の見た目をしているものが多く、時には人々から「気持ち悪い」と嫌厭されてしまう。航太郎の夢は、深海生物の飼育員となって深海生物の魅力を人々に伝え、それをわかってもらうことだった。しかし飼育員になれる人間はほんの僅かで、航太郎は清掃員として働くのが精一杯。ところが、館長の湊人と知り合ったことをきっかけに、航太郎は飼育員補助としての道を歩き出すことになる。航太郎の成長と深海生物の魅力を、優しいタッチの絵とともに堪能しよう。


『へんなものみっけ!』

『へんなものみっけ!』

出典:小学館

知られざる博物館の裏側が描かれたミュージアム・コメディ漫画。薄井透(うすいとおる)は、仕事はできるが非常に影が薄い市役所職員。彼は3年間、市役所から博物館に出向することになった。早速当面の職場となる博物館に向かっていた透は道中、何故かカモシカの死体を担いで歩いていた鳥類研究者の清棲(きよす)あかりと遭遇。彼女の頼みで、目的地まで自身のバイクで送っていくことになる。そうして到着したのは、かなでの森博物館。そこは透の出向先であった。

市役所で事務仕事ばかりしてきた透にとって、博物館の裏側は見るもの全てが新鮮な驚きの連続だった。冷凍庫には大量の動物の死体が詰め込まれており、バックヤードにはいくつもの標本が保管されている。研究員たちは皆個性豊かな変人ばかりで、仕事はといえばフクロウの雛を丸5日間観察し続けたり、警察から持ち込まれたサンプルを分析したりと実に様々。研究員たちは自分の仕事に、日々生き生きと向き合っている。それは彼らが己の好きなことを極めているからだ。自分の好きが博物館の展示となり、誰かの知識になる。もし博物館に行くことがあったら、その裏では本作のキャラクターたちのような人々が情熱を持って仕事をしていることを思い出してほしい。


『ベクター・ケースファイル 稲穂の昆虫記』

『ベクター・ケースファイル 稲穂の昆虫記』

出典:秋田書店

虫に詳しい女子高生が虫にまつわる事件を解決していく昆虫ロマン漫画。世界には様々な虫がいて、人間の生活にも影響を及ぼしている。全ての虫を駆除することは不可能であるため、人間は虫と上手く共存していくしかない。そのためには、虫をよく知ることが必要だ。主人公の榎稲穂(えのきいなほ)は、虫に精通する一風変わった女子高生。彼女はその知識を活かし、衛生害虫によって発生した事件を次々と解決。人間と虫が共存するための道を模索していく。

虫。それは人間よりも小さく、しかし時に人間を脅かすこともある存在だ。小さな虫でも大量発生すれば機関車をストップさせ、作物を食い荒らして飢饉を招き、体内の毒で人間の命を奪うこともある。日常生活で起こる様々な虫に関する問題。それを解決するのが、主人公・榎稲穂の役目だ。稲穂は虫による事件が発生すると、虫が現れた理由や虫による被害の原因を調査し、適切な解決策を見出していく。稲穂が目指すのはあくまで虫との共存。どうしようもない場合は駆除もするが、極力駆除以外の解決策を考える。本作の魅力は、虫に敬意を払いつつ、適切な距離を取るための防虫策が紹介されている点だ。虫嫌いの人にもぜひ読んでもらいたい、硬派な内容の作品である。


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