巨大生物出現でパニックに陥る漫画116 Pt.

怪獣だけでなく、身近な生物も巨大化すると恐ろしい!

作成日時:2018-11-06 10:00 執筆者:マンガペディア公式

巨大生物出現でパニックに陥る漫画

出典:小学館

映画「ゴジラ」の登場以降、怪獣や巨大生物の出現でパニックが巻き起こる作品は、定番ジャンルの1つとなった。それは映画だけでなく、漫画においても同様だ。今回は、そんな「巨大な生物」が登場する作品をピックアップする。


『BUGS―捕食者たちの夏―』

出典:小学館

突然変異で巨大化した昆虫たちと、人間の戦いを描いたサバイバル・パニック漫画。武装テロリスト集団が、原子炉施設を襲撃した後、山中に潜伏するという事件が発生。テロ集団を追跡するため、陸上自衛隊・特殊作戦群が出動する。特殊作戦群は、テロ集団が逃げ込んだとみられる野出賀村に到着。そこで、村民たちが皆殺しにされている惨状を目の当たりにする。しかし、村民たちを殺したのは、テロリストではなかった。野出賀村には、巨大化した昆虫たちが出現していた。

本作の「巨大な生物」は昆虫だ。昆虫が苦手だという人は、わりと多い。子どもの頃は昆虫採集を楽しんでいたのに、大人になったら触れなくなったという話も珍しくない。ただでさえ苦手な昆虫が巨大化したとなれば、それは恐怖以外の何物でもない。大雀蜂、オオカマキリ、蛾、蜘蛛、タガメ、オニヤンマ。本作では、ありとあらゆる巨大化した昆虫が、人間に襲いかかってくる。主人公・伊吹亜蘭たち「第4中隊第3小隊」は、陸上自衛隊の中でも選りすぐりの精鋭部隊。だが、巨大化した昆虫相手では勝手が違い、苦戦を余儀なくされることとなる。本作は、巨大化した昆虫に人間が真正面から戦いを挑んでいく作品だ。


『ジガ -ZIGA-』

出典:集英社

巨大な怪獣たちと、人類の闘いを描いたダークストーリー。物語の主人公・蜂鐘コウは、巨大な生物が街を蹂躙する悪夢に、毎晩のようにうなされていた。コウの悪夢は、幼馴染み・天城星羅とのデート直前に現実のものとなる。突如出現した怪獣「ジガ」によって街は壊滅。星羅も還らぬ人となってしまう。復讐心に駆られたコウは、怪獣を倒すために創設された組織「異常災害対策連」へ加入する。だがそれは、コウの過酷な運命の始まりに過ぎなかった。

本作における「巨大な生物」は、定番中の定番ともいえる怪獣。その展開は一般的な怪獣モノとは大きく異なる。主人公・蜂鐘コウは才能豊かな少年。スポーツ万能で、絵画や歌唱など芸術方面にも秀でている。そんなコウの前に、「異常災害対策連」のアジア圏の責任者・万野天士郎が現れた。「巨大な生物が街を蹂躙する悪夢」を見続けるコウに目を付け、接触してきたのだ。万野は、コウが見る悪夢は予知夢であり、コウが特別な能力を持っている証だという。当初は半信半疑だったコウ。だが、万野の言葉は、最悪の形で現実のものとなる。「異常災害対策連」の一員となったコウは、日々、怪獣を倒すべく訓練を重ねていく。やがて彼は、衝撃の事実を知ることとなる。


『渋谷金魚』

出典:SQUARE ENIX

大量発生した人食い金魚によって巻き起こされる、未曾有の惨劇を描いたノンストップ・パニック・スリラー。物語の主人公・月夜田初は、映画好きな男子高校生。平凡で冴えない日々を過ごしている。ある週末、月夜田は、新たな刺激を求めて渋谷を訪れた。彼はそこで、予想だにしない出来事に遭遇する。それは、巨大な金魚の群れが、宙を泳ぎながら次々と人を喰らう、あまりにも現実離れした光景だった。

本作の「巨大な生物」はなんと、祭りの夜店などでお馴染みの金魚だ。渋谷の街並みを、巨大な金魚が宙を群れを成して泳ぐ姿は、シュールかつファンタジック。まるでおとぎの世界のような光景である。しかし、巨大な金魚たちが獰猛に人を喰らうとなれば、それは正に阿鼻叫喚の地獄絵図。人々は為す術なく逃げ惑い、街はパニックに陥る。巨大な金魚には表情がないため、感情がまったく読めない。しかも、うわごとのように日本語をしゃべる。その不気味さが、より恐怖を煽る。主人公・月夜田初は、学園一の美少女・深草千歳と、渋谷で偶然会い巨大な金魚に襲われてしまう。救いを求めて巨大な金魚の群れから逃げ続ける2人。しかしそれは、真の絶望の始まりに過ぎなかった。


異形のクリーチャーたちが大挙して出現し人々を襲う、都市型モンスター・パニック。主人公・鷹代陽は、立川学園高校男子バスケットボール部員で、念願のレギュラー入りが決まったばかり。そんな陽と、バスケットボール部のエースプレイヤー・久遠瑛士は仲の良い幼馴染。陽と瑛士は、同じく幼馴染の少女・藍沢未来に恋心を抱いている。2人は、次の試合で多く得点した方が未来に告白するという約束を交わした。だがその直後、大きな震動が学園を襲う。衝撃で気絶していた陽が目覚めた時、学園には、人間を襲い喰らう大量の不気味な生物が溢れていた。

本作に登場する「巨大な生物」は、異形のクリーチャー。巨大なムカデのような生物や、両腕が鋭い刃物のようになっている二足歩行型。人体を破裂させる毒液を吐く細長い節足動物型など、実に多くの巨大な生物が存在する。また、大きさも2~3m程度のものから、全長数kmにも及ぶ超巨大なものまで様々だ。大挙して現れたクリーチャーたちは、東京都立川市を蹂躙し、人々を恐怖に陥れる。主人公・鷹代陽は、生徒会長・白崎直央らと協力し、学園での惨劇を辛くも逃げ延びた。そして、孤立していた町の人々と出会い、生き残る術を模索していく。その頃、2年前に京都へ引っ越した陽の幼馴染・藍沢未来が、修学旅行で立川を訪れていた。陽と瑛士の身を案じる未来は、危険を冒してでも彼らの捜索を行うことを決意する。はたして、3人が再会できる日はくるのだろうか。


『GIGANT』

出典:小学館

主人公・横山田零とAV女優・パピコの関係を中心に、2人の周囲で起こる不思議な出来事を描いた、SF系ボーイ・ミーツ・ガール漫画。物語の主人公・横山田零は、映画監督志望の男子高校生。AV女優・パピコの大ファンだ。ある日、零は、自宅の近くで、パピコを中傷する大量の張り紙を目撃。居ても立ってもいられず、深夜に張り紙をはがして回る。そんな零に、憧れのパピコ本人が声を掛けてきた。

本作の「巨大な生物」は、AV女優・パピコ(本名・ちほヨハンソン)。仕事からの帰り道、男が車に撥ねられた現場に遭遇したパピコ。倒れている男に駆け寄り、救急車を呼ぼうとする。ところがその男は、救急車を拒絶した。そして、パピコの左手首に、デジタルメーターのような機械を貼りつける。男は、「よろしくお願いします」という言葉を残し、人形の姿に変わってしまった。事件はそれだけでは終わらなかった。パピコの左手に貼りつけられた機械は、どうやっても取れない。その上、パネルに表示された数字を操作すると、パピコの身体が巨大化しはじめたのだ。果たして、車に撥ねられた男の正体は何なのか。以後、パピコと主人公・横山田零の周辺では、不思議なことが頻発していくこととなる。


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