空想癖のある少女が、魔法の才能に目覚めて成長していく魔法ファンタジー漫画。友人を作ることが苦手で、いつも独りぼっちだった鍵村葉月。彼女はある日、不思議な力を持つ少女に出会い、彼女の後を追う。そしてたどり着いた場所は、魔法使いたちが集う女子魔法学園だった。TVアニメ、小説、漫画のメディアミックス企画作品。
本作に登場する「葉月」は主人公の女子高生、鍵村葉月だ。葉月は亡き母親の「自分の物語を見つけなさい」という言葉から、様々な物語にのめりこみ、授業中でも妄想の世界へ旅立ってしまう癖がある。そのため周囲からは変人に思われ、ひとりぼっちで学校生活を送っていた。ある日、葉月は街で魔法を使う少女と遭遇する。忘れ物をした魔法少女を追った葉月は、魔法使いを目指す学び舎「クズノハ女子魔法学園」に迷い込んでしまう。葉月は物語から生まれた魔法の本「原書」のひとつ「シンデレラ」によって選ばれ、魔法の世界へと招かれたのだ。こうして学園に編入することになった葉月は、魔法使いとして驚くべき才能を開花させていく。
イケメンゆえに遊び人と誤解される男子と地味系女子の純愛ストーリー漫画。桐生はその顔の良さや言動から女の子をとっかえひっかえしている遊び人だと周囲に思われているが、本当は女の子と付き合ったことがない男子高校生。そんな桐生は、地味だけど素直で優しいクラスメイトの葉月に恋していた。そして葉月も、密かに桐生へと好意を寄せていた。
本作に登場する「葉月」はヒロインで、主人公に恋される女子高校生だ。一方、主人公の男子高校生、桐生は華やかなイケメンで、周囲からは遊び人だと思われている。彼は誤解を解くのが面倒だと考えていたため、クラスメイトの噂話を否定せずにいた。しかし実際の彼は、女の子と付き合ったこともない純情少年で、秘かに後ろの席に座っている葉月に恋をしていた。葉月は見た目も中身もピュアな女の子で、周囲の「派手で遊んでいそう」という噂にも流されず「おひさまみたいにキラキラしている」と優しい言葉を桐生に向ける。ある日、桐生は思いきって葉月に告白し、二人は晴れて付き合うことになる。恋愛初心者たちの、心温まるラブストーリーだ。
吸血鬼の美少女と出会った青年が繰り広げるファンタジー&バトル漫画。カメラマンの森丘耕平は、いわくつきの古城撮影のためにドイツへ赴いた。その古城で耕平は謎めいた美少女、葉月と出会い、惹かれていく。実は葉月の正体は吸血鬼で、耕平をしもべにしようと吸血するのだが、耕平の特異体質によって失敗。しかしその後、ふたりは奇妙な縁で繋がることになる。2004年TVアニメ化。
本作に登場する「葉月」は、主人公である美少女吸血鬼の葉月だ。日本風の名前だが、これは幼名で「ルナ」というもう一つの名前を持っている。このふたつの名前は、どちらも「月」に関わる名前だ。葉月は理由もわからずドイツの古城に軟禁されていたが、城が崩壊したどさくさに紛れて脱走。生き別れの母親を捜すために日本へ赴いた。本作のもうひとりの主人公が、日本人カメラマンの耕平。葉月は強大な力を持つ吸血鬼だが、生活能力は人間の少女と変わらない。彼女は頼る者のいない日本で、耕平や彼の祖父の庇護を受けて楽しく暮らすことになる。しかしそんな日常に、恐るべき魔の手が忍び寄っていた。
花屋を舞台にバイトの青年と未亡人、彼女の亡き夫の三角関係を描いたファンタジー恋愛漫画。花屋でバイトをしている葉月亮介は、店長の島尾六花(しまお ろっか)に恋していたが、彼女はこの先の人生で恋愛はしないと公言していた。そんなある日、葉月は六花の自宅に男がいるのを目撃する。彼は葉月にしか姿の見えない、六花の亡き夫である篤の幽霊だった。2012年TVアニメ化。
本作に登場する「葉月」は、主人公の葉月亮介。花屋の店長である六花に一目惚れした亮介は毎日のように店に通い、アルバイトの募集を発見。即座に応募した。しかし彼女の傍で働けるようになっても、恋愛対象として観てもらえず苦悩する。ある日、亮介は六花の自宅で下着姿の男を目撃する。その正体は亡くなったはず六花の夫、篤の幽霊だった。死んでもなお六花を見守る篤と、夫を忘れられない六花の姿を見ながらも、亮介は六花に想いを向け続ける。篤はそんな亮介に心残りを昇華させるため、体を貸してくれないかと頼むのだった。
京極夏彦原作の、近未来を舞台にしたSFサスペンス漫画。パンデミックで人口が激減した近未来、人々は端末(モニタ)を通じて管理されており、お互いの繋がりが希薄になっていた。だがそんな厳重に管理された世界で、少年少女を対象とした連続殺人事件が発生してしまう。2010年劇場版アニメ化。
本作に登場する「葉月」は主人公である14歳の少女、牧野葉月だ。葉月はコミュニケーション障害で他者との接触が苦手であり、少しでも興奮すると鼻血を出してしまう。作中では他者の血液が汚いと忌避されており、彼女は生き辛い思いをしていた。しかし友人である神埜歩未と触れ合ううち、葉月は少しずつ前向きになっていく。そんな楽しい時間は長続きせず、彼女たちの周りで、少年少女を狙った連続殺人事件が発生。被害者と関わりがあった葉月たちは意図せず事件に巻き込まれていく。渦中で葉月は人が端末によって管理されている理由や、連続殺人の真相を知り、仲間のために立ち上がる。