温泉旅館を元にした住居「ゆらぎ荘」を舞台に描かれるラブコメディ。元温泉旅館の「ゆらぎ荘」は、ここ最近霊現象に悩まされていた。貧乏だが優れた霊能力者である男子高校生の冬空コガラシは、大家から除霊の依頼&破格の家賃を提示されてゆらぎ荘に住み込むことに。そこでコガラシが出会ったのは、可愛い自縛霊の少女、湯ノ花幽奈だった。2018年TVアニメ化。
本作のヒロインであり、もうひとりの主人公である幽奈の誕生日は11月7日。彼女は生前の記憶を喪っている地縛霊で、本名も、本当の誕生日も不明だ。当時のゆらぎ荘の女将さんに名前を付けてもらった日が11月7日のため、その日が誕生日となった。幽奈は幽霊だが実体に近い体を持っており、物体に触ることができるうえに、他の人間からも彼女に触れることが可能。そのため本作の見どころである、お色気満載のハプニングにも巻き込まれている。そのハプニングに主に遭遇するのは、主人公のコガラシだ。コガラシは寝相が悪く、朝は同室の幽奈にとんでもない恰好で絡みついた状態になっていることもある。だがそんなコガラシに、幽奈は想いを寄せているのだった。
世界トップクラスの霊能力者である美神令子がアシスタントの男子高校生、横島忠夫と幽霊の女の子のおキヌと共に様々な霊トラブルを解決する物語。霊や妖怪などの類によるトラブルが人々を悩ませている世界。三神は、そうした問題を解決するゴーストスイーパー(GS)の中でも凄腕と名を馳せている存在だ。1993年TVアニメ化。
本作の主役のひとりである凄腕GS、美神令子の誕生日は11月11日。霊や妖怪によるトラブルが一般的な世界で、彼女は世界的にトップクラスのGSとして名を馳せている。ワンレンのロングヘアにボディコンなスーツという、バブル経済時の象徴のようなイケイケの美女で、天才的な霊能力の持ち主の三神だが、お金への執着が異常に強い。自らの才能に磨きをかけ、GS以外の様々な特技も有する彼女への依頼は、他のGSでは解決できないような無理難題が多い。本作のもうひとりの主人公で彼女のアシスタントである横島は、命の危険を感じるような業務を令子から命じられることも。だがどんな困難なトラブルも、令子たちは痛快に解決していく。
神楽坂淳の原作小説をコミカライズした作品で、野球に青春を賭けた大正乙女たちを描く物語。時は大正14年。洋食屋の娘である鈴川小梅は、同じ女学院に通う親友の小笠原晶子から、婚約者を見返すために野球をしたいと相談される。野球は男子のスポーツであった時代の少女たちが行う前代未聞の挑戦には、次々と難問が降りかかる。2009年TVアニメ化。
本作の主人公である女学生、鈴川小梅の誕生日は11月19日。小梅は麻布で評判の洋食屋の娘で、登校前に仕込みの手伝いをしたり、下校後に給仕を手伝ったりして家業を支えている。そんな彼女が野球に挑戦することになったきっかけは、親友の晶子が頼み込んできたからだ。婚約者の岩崎荘介から「女性は表に出るべきではない」と言われた晶子は、それを見返したいと小梅に打ち明け、小梅が捕手、晶子が投手としてバッテリーを組むことに。女学院の生徒から仲間を募ってチームを結成した小梅たちは、どうやって男子に勝つかという研究と特訓をはじめ、やがて本物のチームへと成長していく。
長年にわたるTVアニメ放送で知られる国民的漫画。磯野家の長女で主婦のフグ田サザエを中心に描かれるホームコメディ。磯野家は父の波平、母のフネ、長女のサザエ、長男のカツオ、次女のワカメの五人家族。そんなサザエはフグ田マスオと結婚し、息子のタラオを授かる。磯野家&フグ田家が暮らす家にはいつも明るい笑いがあふれていた。
本作の主人公であるフグ田サザエは、誕生日が11月22日。おしどり夫婦のサザエらしく11(いい)22(ふうふ)の日でもある。夫のマスオ、息子のタラオとともに実家の磯野家に同居している姿がおなじみだが、初期には独身の職業婦人として働いており、その後東京に引っ越してマスオと結婚するエピソードが描かれている。性格はオッチョコチョイで、おだてに弱く褒められると調子に乗ってしまうことも。だが明るく大らかで人情に厚く、彼女を知る人からは親しみを持たれている。新聞の四コマ漫画が原作のため、当時の世情を反映した内容が多く、独特のヘアスタイルも実際に流行したものだ。
軽音部で青春を謳歌する女子高生たちを描いた四コマ漫画。私立桜が丘高校には新入部員が4人入らないと廃部になってしまう軽音部があった。新入生の田井中律は幼なじみの秋山澪と本当は合唱部を見学に来た琴吹紬、そして軽音部がどんな部活か正しく理解していないほど音楽初心者の平沢唯を加えて活動をはじめるのだった。2009年TVアニメ化。
本作の主人公のひとりである平沢唯の誕生日は11月27日。彼女は軽音部を「軽い音楽」の部活だと考えていたほど、音楽に関しては初心者であった。演奏したことのある楽器はカスタネットのみ。そんな彼女が軽音部に入部し、ギターとボーカルを担当することになる。興味があることに対しとことんのめり込む性格の唯は、ギターの練習に熱中して目覚ましい上達を遂げる。ただその弊害としてテストの結果が散々になったことも。愛用しているギターには「ギー太」という名前を付けている。彼女たちの組むバンド名は「放課後ティータイム」。高校卒業後に大学生となった後(続編『けいおん! College』)も「放課後ティータイム」のバンド活動を続けている。