某所で社長秘書をしているらしい。「腐男子社長」とのディープなやり取りを描く日常エッセイ。作者は「カエリ鯛」(かえりたい)。作中では主にツッコミ担当として登場。線だけの簡素な輪郭にガラスの仮面さながらの瞳が輝いている。
「腐女子」とはいわゆる“男性同士の恋愛を扱った作品を好む女性”の事だが、その男性版で更に社長というハイスペックキャラが実在! 社長秘書の作者「カエリ鯛」から見た「ナイスミドルなのにお腐れ上司」の魅力が詰まった一冊。読んだ後はここに就職したくなる事間違いナシだ!
出典:Amazon.co.jp
某所で社長秘書をしているらしい。「腐男子社長」とのディープなやり取りを描く日常エッセイ。作者は「カエリ鯛」(かえりたい)。作中では主にツッコミ担当として登場。線だけの簡素な輪郭にガラスの仮面さながらの瞳が輝いている。
見た目はクールで知的なナイスミドル。英語やラテン語を解し、豊富な知識を全てオタク方面につぎ込むイケメン社長。そして、“ボーイズラブ”にも造詣が深い“腐男子”。その整った美しい横顔だけでも価値があるが、その口から語られる数々のオタクネタが非常に分かりやすい上に、かなり興味深い。オタク、イケメン、ナイスミドル、インテリ……。まさにハイスペックな社長である。実在しているらしいが、「本当にいるのか」と存在を疑う読者が出てきても不思議ではない。
ギリシャ神話の神々から、コミケの会館の名前まで話題豊富な社長。しかし、マニアック過ぎて「一般人にはわかんねー!」 という読者の心の声を「カエリ鯛」がツッコミ役として代弁している。しかし、職場の、しかも社長と趣味の話が出来るとは微笑ましい。いや、微笑ましい通り越して羨ましい。こんな会社で働いてみたくなる。
忙しいからといって無理しすぎると大変なことに、という見本の様な話。シリアスな問題のはずだが、シュールな笑いを誘う仕上がりになっているため、作者「カエリ鯛」の見せ方が上手い。これを読むとiPhoneが欲しくなるかもしれない。
発売後、すぐに重版が決まり、注目度が上がってきた矢先、「KADOKAWA」の代表取締役や「ホリエモン」こと「堀江貴文」氏など著名人からTwitter上で紹介され、作者が驚いている。オタク、または腐女子・腐男子を理解する上でも面白い用語解説つきなので、オタクの生態系を知ってもらうにはいい作品だ。
単行本発売記念で声優「小西克幸」が「腐男子社長」、「金澤まい」が「カエリ鯛」の声を担当した豪華PV。声が付くことによって、更に「腐男子社長」たちが魅力的になった。映像化されるとしたら、是非続けて彼らに演じてもらいたい。
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