主人公のエルモア・エヴァンスは、西部でも有数の敏腕保安官。銃の腕も超一流で、普通なら女性にモテるタイプのはず。しかしエヴァンスは、現在まで彼女がいたことは一度も無い。その原因は、彼が体面や男としてのプライドを気にする余り、格好をつけるため嘘をついてしまうことにある。周囲は彼を完璧な保安官だと思っているが、本当はかなり不器用な男。さらに、好みの女性を口説こうとしたら相手が賞金首だったなど、女性運が極端に悪いのも大きな要因だ。そんなエヴァンスの空回りぶりが、実にユーモラスに描かれた作品。
嘘を付くというのは良くないことだが、嘘も方便という言葉もある。ギャンブルのポーカーフェイスやスポーツのフェイントも、ある意味嘘の一種だ。今回はそんな嘘が物語のキーとなる作品を紹介しよう。
出典:小学館
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開拓時代のアメリカ西部を舞台に、敏腕保安官の活躍と不器用すぎる恋愛模様を描いた西部劇アクションラブコメディ漫画。主人公のエルモア・エヴァンスは、西部でも指折りの腕利き保安官で、銃の腕も超一流。ただし、彼が銃の腕を磨いた真の理由は女性にモテるためだった。だが、エヴァンスは未だに彼女いない歴=年齢という体たらく。この情けない状況を打破すべく、彼は日々努力を重ねていく。
主人公のエルモア・エヴァンスは、西部でも有数の敏腕保安官。銃の腕も超一流で、普通なら女性にモテるタイプのはず。しかしエヴァンスは、現在まで彼女がいたことは一度も無い。その原因は、彼が体面や男としてのプライドを気にする余り、格好をつけるため嘘をついてしまうことにある。周囲は彼を完璧な保安官だと思っているが、本当はかなり不器用な男。さらに、好みの女性を口説こうとしたら相手が賞金首だったなど、女性運が極端に悪いのも大きな要因だ。そんなエヴァンスの空回りぶりが、実にユーモラスに描かれた作品。
出典:集英社
天才ギャンブラーの活躍を描く、スリリングなギャンブル漫画。お人好しな性格のため、多重債務を抱える梶隆臣(かじたかおみ)は、パチンコ屋で斑目獏(まだらめばく)と名乗る奇妙な男と出逢う。奇想天外な方法で梶の債務を完済。この出逢いをきっかけに、梶は斑目とともに謎の組織「倶楽部賭郎」が仕切る非合法ギャンブルの世界に足を踏み入れていく。
主人公の斑目貘は、「嘘喰い」の異名を持つ凄腕のギャンブラー。彼は、かつて秘密賭博組織「倶楽部賭郎」の会員として、その頂点に最も近い位置にいた。「賭郎」は、ありとあらゆる違法ギャンブルを取り仕切る巨大な秘密組織だ。その頂点である「お屋形様」は、司法や国家の中枢にまで及ぶ絶大な権力を有している。斑目はその地位を奪取すべく、お屋形様とのギャンブル「屋形越え」に挑むが敗北し全てを失う。しかし、彼はまだ諦めてはいなかった。彼の武器である超人的な頭脳と観察眼で相手の心理を読み、「嘘」を見抜く技術で再び賭郎の頂点に挑むべく、次々と危険なギャンブルに挑み、勝ち抜いていく。
出典:講談社
自分の音を見失ったピアニストの少年と、個性豊かなヴァイオリニストの少女の出逢いと成長を描いた音楽青春ラブストーリー。主人公の有馬公生(ありまこうせい)は、正確無比なピアノの演奏でコンクールを総なめにした神童だった。だが彼は、母の死でトラウマを負い、自分の弾く音が聞こえなくなってしまう。それ以来ピアノから遠ざかっていた有馬だが、宮園かをりという少女の出逢いをきっかけに、再びピアノと向き合い始める。
主人公の有馬公生は、かつて神童と謳われたピアニストだった。しかし、彼は母の死によるトラウマで、自分のピアノの音が聞こえなくなってしまう。そんな彼は4月のある日、宮園かをりという少女と出会う。美人だが、猫かぶりで暴力的な宮園に対する有馬の第一印象は最悪。しかし、コンクールの評価などお構いなしで、自由奔放に演奏する彼女のヴァイオリンは美しさに満ちていて、有馬の心を打った。その後、宮園は自分の伴奏相手として有馬を指名。有無を言わせぬ強引さで、彼を音楽の世界に連れ戻した。だがその際、宮園はひとつ有馬に大きな「嘘」をついた。そしてその嘘が、ふたりの青春をカラフルに彩っていく。
出典:集英社
自称霊能力者が難事件を解決するミステリーコメディ漫画。主人公の小田霧響子は、生放送で難事件を解決して30%を超える視聴率を叩き出す、超人気霊能力者。ところが、響子が霊能力者というのは真っ赤な嘘。天才的な頭脳の持ち主の彼女は、ずば抜けた推理能力で事件を読み解いており、その解決方法を霊能力と偽っていたのだ。偶然その秘密を知った谷口一郎は、口止めを兼ねて響子のマネージャーに採用される。
主人公の小田霧響子は、16歳でハーバード大学に入学し、20歳でFBIの特捜チームに抜擢された程の頭脳の持ち主。そんな彼女が霊能力者を自称して事件を解決する理由は、「人助け」のため。彼女が挑む事件の中には、犯人の事情を考慮すべき案件もある。そのまま解決してしまっては犯人を逮捕せざるを得なくなるが、響子は霊能力者を騙ることで事件を「霊の仕業」として処理してしまう。もちろん響子は、本物の悪人に対しては一切容赦しない。しかし、事件に斟酌すべき事情がある場合は、関係者たちが幸せになる解決策を模索し奔走する。響子は、そうした優しい嘘をつくために霊能力者を名乗っていた。
出典:白泉社
人の嘘を聞き分ける特殊な能力を持つ少女と、貧乏探偵のコンビの活躍を描く一風変わったミステリー漫画。物語の舞台は昭和初期。主人公の浦部鹿乃子は、生まれつき人の嘘が解る能力を備えていた。しかし、その力のせいで周囲から疎まれた彼女は、生まれ育った村を離れる。そんな彼女が偶然出会ったのは、探偵の祝左右馬。やがて鹿乃子は、自らの能力を活かして左右馬の助手として様々な事件に挑んでいく。
「人の嘘が分かる」という能力を持つ浦部鹿乃子は、幼い頃、その力が特別なものとは気付かず、周囲の嘘を指摘し続けた。そのせいで彼女は周囲の人間から不気味がられ、自分の居場所を失ってしまう。そして故郷の村を出た鹿乃子は、探偵の祝左右馬と巡り逢う。彼は鹿乃子の能力を気味悪がることなく、探偵にはうってつけだと評価し助手として迎え入れる。確かな観察眼と推理能力を持つ左右馬と、嘘を聞き分ける鹿乃子のコンビはまさに鬼に金棒。ようやく居場所を見つけた鹿乃子は、自分の不思議な力と正面から向き合っていく。
217 Pt.
70 Pt.
89 Pt.
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