ここは文化の中心地!?帝都が舞台の漫画オススメ5選33 Pt.

日本では主に、大日本帝国下においての東京を指す言葉として使われる「帝都」。今回は、帝都が舞台となるオススメ漫画を5つピックアップして紹介していく。現代の首都とは全く異なる帝都の魅力を、珠玉の物語と共に堪能しよう。

作成日時:2022-03-06 19:00 執筆者:マンガペディア公式

ここは文化の中心地!?帝都が舞台の漫画オススメ5選

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『帝都探偵絵図-人魚は空に還る-』

『帝都探偵絵図-人魚は空に還る-』

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2人の青年が様々な事件を解決していく様子を描いた推理小説のコミカライズ作品。舞台となるのは明治末の帝都。雑誌社「至楽社」で「帝都マガジン」の編集者をしている里見高広には、少し変わった友人がいる。友人の名は有村礼。絵と見紛うほどの美しい顔立ちが特徴的な、帝都で大人気の絵師だ。ある日、2人は作家の小川健作と共に帝都で話題の見世物小屋を訪れる。その見世物小屋の目玉は少女の人魚。高広と礼はその人魚を巡る謎を追っていくことになる。

彼の絵が表紙を飾ればどんな三流雑誌も飛ぶように売れるという、帝都随一の人気絵師・礼。もちろん、絵の依頼料はとんでもなく高い。そんな礼に社員が高広1人だけという三流出版社が仕事を頼めるのは、礼がある事情から高広のことを気に入っているからだ。礼はシャーロック・ホームズの大ファンで、英語ができる高広にホームズの本の翻訳を頼んでおり、その代わりに安く絵の依頼を引き受けているのだ。ホームズ好きが高じ、礼は何か事件が起こると探偵の真似事を始め、事件に首を突っ込みにいく。礼がホームズのように事件を解決するのかと思いきや、実はホームズは高広のほう。礼はワトスン役だ。腰が低いホームズと高飛車なワトスン。凸凹コンビの活躍を堪能しよう。


『千本桜-大正百年帝都桜京-』

初音ミクが歌う大人気ボカロ曲の完全コミカライズ作品。主人公の初音未來は、平成の世に生きる歌が好きな普通の女の子。ある日、彼女が家族と共にお花見をしていると突然妙な歌が聞こえてきて、気がつくと大正100年の世界にいた。そこは「影憑(かげつき)」という正体不明の存在が人々の生活を脅かしている世界。知らない世界に迷い込んだ未來だが、影憑の討伐を任務とする「神憑特殊桜小隊」の一員として活動することになり、様々な困難を乗り越え一人前になりつつあった。

大正100年の世界には軍人の初音未來とその家族が存在しており、どうやら未來は大正100年に生きる初音未來と入れ替わる形でこの場所に来たようだった。未來は、この世界の自分が「神憑」という能力を持つ特殊な軍人で、「神憑特殊桜小隊」に所属して影憑という化け物と戦っていたことを知る。未來は何故この世界に迷い込んでしまったのか。影憑とは一体何なのか。わからないことだらけの中、未來はこの世界の初音未來として様々な困難に挑んでいく。数多あるボカロ曲の中でも特に有名な「千本桜」。歌詞を見ただけではわからない独特で難解な世界観を、美麗な絵で堪能できるのが本作の魅力だ。「千本桜」をBGMにページをめくれば、物語をより深く楽しむことができるだろう。


『帝都雪月花』

『帝都雪月花』

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帝都・東京で起こる怪奇事件を、貧乏道場を預かる女性と居候の祓い屋が解決したりしなかったりするジャパネスクファンタジー4コマ。時代は昭和初期、大正時代の香りが残る頃。瓜生和佳(うりゅうわか)は、骨董趣味な父親に代わって貧乏道場を切り盛りする女性だ。ある日、彼女は自称妖怪退治屋の神代秀真(かみしろほつま)に出会った。神代の登場により、実は瓜生家で飼われていた猫は猫又で、他にも家の中に様々な怪異の気配があることが発覚。神代は瓜生家の怪異に対処するため、瓜生家に居候することになる。

家で飼っていた猫が猫又であることが発覚し、また猫又以外にも怪異の気配がすることがわかった瓜生家。その事実に恐怖を感じた和佳の父・章人(あきと)は、自称妖怪退治屋である神代を自宅に住まわせることにした。しかし実は、章人が持ち帰ってくる数々の骨董品こそが怪異のもととなっている。和佳と神代、そして猫又は、章人が骨董品とともに持ち込んでくる妖怪などを相手にすることになるのだ。神代は実際に妖怪などを祓うことができるのだが、その方法は変わっている。彼は怪異の類を食べることで退治するのである。そんな一風変わった妖怪退治屋・神代と和佳や猫又、章人たちのゆるい交流が本作の魅力。モダンな昭和初期の雰囲気と、個性豊かなキャラクターたちのやり取りを楽しもう。


『モノクローム~帝都忍法帖~』

『モノクローム~帝都忍法帖~』

出典:小学館

現代に巻き起こる忍者たちの熾烈な戦いを描いたバトル・アクション漫画。かつて日本に存在していた忍者。彼らは明治維新のあと、幕府や大名の後ろ盾を失ったため、世界各地に移り住んだ。忍者たちは移り住んだ先の文化と融合。それぞれが全く新しい忍術を生み出していくことになる。時は流れ、現代。世界各地に散らばっていた忍者たちは日本の首都である東京に集結し、忍者の本家を決めるための戦い「忍者本流戦」で激突することになる。

自分のことだけを考えて生きることを信条とする男・レイト。彼は以前困っているところをうっかり助けた隣人の女性・白神イオナに懐かれ、困り果てていた。イオナは顔もスタイルも抜群だがおバカで、何かとトラブルを引き起こす人物なのだ。そんなある日、レイトはイオナが不思議な装束を着た男たちと戦っている姿を目撃する。実はイオナの正体は忍者で、秘伝「閃血」のために様々な忍者から狙われていたのだ。レイトは戦いに巻き込まれ命に関わる重傷を負うのだが、イオナの力で一命を取り留める。しかし命が助かると同時に、レイトは強い力を持つ忍者へと変貌することになった。それがきっかけで、レイトは世界各国の忍者たちが繰り広げる血で血を洗う戦いに身を投じることになる。


『サクラ大戦』

『サクラ大戦』

出典:講談社

セガが生んだ人気ゲーム「サクラ大戦」のコミカライズ作品。物語の舞台となるのは、大正12年の帝都・東京。主人公の大神一郎は、帝国海軍の士官学校を首席で卒業した真面目な熱血漢だ。彼は財界の大物である花小路伯爵の推薦で、帝都を守る秘密部隊「帝国華撃団」隊長の任に就くことになる。早速、銀座にある帝国華撃団本部へ出頭した大神。しかし彼の目の前にあるその建物は、少女劇団「帝国歌劇団」の舞台として有名な「大帝国劇場」だった。

帝都には、日本・東京への怨念の具現化である「魔」が蔓延り、人々の生活を脅かしている。そんな魔から帝都を守るべく結成された政府直属の秘密部隊、それが帝国華撃団だ。帝国華撃団に所属しているのは、魔を退けることができる強い霊力を持った若い女性たち。彼女らは、普段は帝国歌劇団として舞台に立って活動しており、有事の際には帝国華撃団として魔と戦うという生活をしている。大神は帝国華撃団に所属する6人の乙女たちと共に、帝都を守るべく魔に立ち向かっていくことになる。大神と個性豊かな乙女たちの交流、霊力を使った帝国華撃団の華麗な戦いっぷりは必見。長きにわたって愛され続けているゲームの世界を、手軽に漫画で堪能してみよう。


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