『響~小説家になる方法~』実写映画化!
53 Pt.

一風変わった小説家が登場する漫画4作品をまとめて紹介

作成日時:2018-08-07 15:00 執筆者:マンガペディア公式

『響~小説家になる方法~』実写映画化!

鎮痛剤の中毒で、多い時には一日に数十本もの注射を行い、自殺未遂を繰り返しては世間を騒がせた太宰治、自衛隊突入事件を起こして自決した三島由紀夫、カミキリムシが好物で、成虫を生きたままバリバリと食したというゲテモノ食いの志賀直哉、人間嫌いで窓一つ無い書斎に籠もりきりだったという江戸川乱歩などなど、著名な作家には奇人変人が数多く存在する。この少々一般とはかけ離れた部分が独創的なインスピレーションの源だったりするのかも知れない。今回はそんな、一風変った小説家が登場する漫画をピックアップ。現実世界の作家に勝るとも劣らない、変人たちの活躍を堪能して頂きたい。


出版不況が叫ばれて久しい昨今。純文学の売り上げはもはや目を覆うばかり。そんな中、文壇に革命を起こし、時代を変えうる才能の煌めきを放つ天才少女が現れる。彼女の名前は鮎喰響。まだ高校に入学したばかりの15歳。彼女の初投稿作品を偶然目にした編集者の花井ふみは、その才能に戦慄を覚え、なんとしても自分の手でデビューさせたいと思い込む。ところが、そんな天才少女と編集者の出会いは、最悪の形で実現することとなる。マンガ大賞2017大賞受賞作。2018年9月14日『響 -HIBIKI-』として実写映画が公開。

【登場作家】エキセントリックで破天荒な天才少女・鮎喰 響
傑出した才能を発揮する人間は、それ以外の部分が大きく欠落しているケースがままある。本作の主人公・鮎喰響は、その典型だ。データ投稿が必須の新人賞に、手書き原稿を送りつける。しかも、住所、年齢、性別などの基本情報すら未記入。馬鹿と話しても仕方が無いからクラスメイトにも話しかけない。そのくせ自分がいつも独りになってしまう理由が分からない。かなりヌケた部分が散見される。また、コワモテの上級生に胸ぐらを捕まれても、怯える素振りなど一切見せず、相手の指を何の躊躇いもなくへし折る。またあるときは、自分が投稿した新人賞の審査委員の顔面すらも蹴り飛ばす。誰が相手だろうが、自分が正しいと思ったことには一歩たりとも譲らない。社会の枠に収まりきらない、エキセントリックすぎる少女である。だが、その危うささえも、彼女の魅力のひとつと言える。響の鮮烈な物語は、世間の常識とはかけ離れた彼女だからこそ、紡げるものなのかも。


『100万円の女たち』

出典:小学館

売れない小説家、道間慎は5人の女たちと共同生活を送っている。この共同生活にはいくつかのルールが存在する。女たちは毎月28日に、慎に対して100万円を支払う。炊事洗濯などの世話は全て慎が行う。女たちの素性など、プライベートなことは質問しない。慎は女たちの部屋には入らない。そんな奇妙なルールに従って生活する、主人公と謎めいた女たちの日々を描いたミステリアスなストーリー。2017年4月からテレビ東京にて、全12話のドラマが放送された。

【登場作家】変化に動じない尋常ならざる無頓着・道間 慎
本作の主人公・道間慎は、性格よりも置かれている境遇が独特だ。まず、父親が妻とその不倫相手を含む3人を殺害した死刑囚。そして17~30歳までの女性5人と同居生活を送っており、彼女たちそれぞれから、毎月100万円もの金を受け取っている。ちなみに、炊事洗濯などの世話は全て慎が担当。この生活は彼が望んだわけではなく、父親の事件後、一人暮しとなった慎の元に、差出人不明の招待状を受け取った女たちが次々と押しかけ、なし崩し的に始まったものなのだ。お陰で5つあった部屋は全て女たちに占領され、慎自身は共有のリビングで寝起きを強いられている。「変人」というくくりで言うならば、主人公の慎よりも、むしろ5人の女たちの方がピッタリくる。もっとも、突然現れたロクに素性もし解らない女たちをあっさりと受け入れ、同居生活をしてしまう主人公もやはりおかしい。その無頓着さ、あるいは鈍感力は常軌を逸したレベルと言えるだろう。


外見上は人間とほぼ同じだが、人間を捕食して生きる謎の存在、喰種。事故がきっかけで、そんな喰種と人間の狭間に立つ存在となってしまった青年、金木研の苦悩と戦いの日々を綴った物語。第一部の『東京喰種』では、平和指向の喰種コミュニティ「あんていく」に救われた金木研が、自分自身の生き方を模索する形で展開。第二部となる『東京喰種:re』では、記憶を失て喰種捜査官「佐々木排世」として生まれ変わった金木研が、以前とは正反対の立場から喰種と人間の問題に立ち向かっていくこととなる。OVAを皮切りに、舞台、実写映画、TVアニメ、ゲームなど、様々なメディアで展開された人気作。

【登場作家】人肉を喰らう喰種作家・高槻 泉
読書家である主人公の金木研が敬愛する女性作家。10代で発表したデビュー作が50万部のベストセラーを記録。以来コンスタンスにヒットを飛ばし続ける文壇の逸材。過激な残酷表現と、繊細な心理描写が絡み合った独特の作風を持つ。その根底には作者自身の心に渦巻く正体不明の悲しみや怒り、空虚といった暗い感情渦巻いているように見受けられる。ところが当の本人は、明るく気さくで人当たりの良い美人。偶然出会った少女の悩み事を親身に耳を傾けるといった心遣いも見せる。だたし彼女には、世間に知られていないもう一つの顔があった。それは、彼女が人肉を糧として生きる喰種であるということ。しかも、喰種を駆逐する組織である喰種対策局から、「隻眼の梟」と呼称される最強ランクの喰種である。彼女の正体が明らかになるにつれ、彼女の作中に漂っていた狂気が、その行動にも表れるようになる。そして彼女の行動は、主人公・金木研の運命を大きく変えていく。


『ばるぼら』

都市が何千何万という人間を飲み込んで消化し、垂れ流した排泄物のような女。ヴェルレーヌの詩を好み、飲んだくれでグータラ、身なりは薄汚く、厚かましい上に気まぐれ。どうしようもない野良猫のような女がバルボラだ。密かな悩みを抱える流行作家・美倉洋介は、そんな彼女と出会い、ちょっとした気まぐれからバルボラを居候として受け入れる。オペラ『ホフマンの物語』からインスピレーションを得て紡ぎ出された、芸術のデカダンスと狂気を描いたストーリー。数多くの手塚漫画の中でも異彩を放つ作品だ。

【登場作家】耽美派の天才小説家・美倉 洋介
主人公の美倉洋介は、耽美主義を掲げ、海外でも評価される流行作家。ただし、彼には人には言えない欠陥があった。それは異常性欲者であるということ。ボクシング、剣道、乗馬、浪曲や俳優業など、様々な趣味に手を伸ばし、異常性欲の克服に努めたものの、効果は一切なし。作家としての評価に加え、ダンディな佇まいから女性にももてる男であり、出版社社長の娘や大物政治家の娘など、彼に縁談を持ち掛ける者も多い。しかし、そんな女たちには興味が持てず終い。彼が「女」として惹かれる相手といえば、マネキンだったり、雌犬だったりと、常識外れも甚だしい。なにしろ初恋の相手にしてからが、自らが書き上げた処女作のヒロインであり、その想いを永遠にするために彼女を殺して埋めた。と、思い込んでしまうほど。その一方で、この異常性こそが彼の作家性の源でもあるから始末に負えない。まさに天才狂気は紙一重を地で行く作家だ。


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