「ガンダム」シリーズは宇宙世紀を舞台にした作品から様々な広がりを見せているが、宇宙世紀以外の「ガンダム」作品もまた、個性の強い物が揃っている。今回はその中から7つをピックアップして紹介する。
宇宙世紀以外の「ガンダム」シリーズの中で独自色の強いものや、新規のファン層の獲得に繋がった作品をピックアップして紹介する。
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「ガンダム」シリーズは宇宙世紀を舞台にした作品から様々な広がりを見せているが、宇宙世紀以外の「ガンダム」作品もまた、個性の強い物が揃っている。今回はその中から7つをピックアップして紹介する。
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『機動武闘伝Gガンダム』は「ガンダム」の生みの親「富野由悠季」以外の手によって制作された記念すべき第一作品目である。従来までの戦争メインの戦闘ではなく、各国を代表する格闘家が「ガンダム」を用いて世界の覇権を格闘技大会「ガンダムファイト」で争うという異色の内容だ。
本作は異色の「ガンダム」ということで比較的知名度の高い作品であり、これまでの戦争ものから一転、一種のスポーツとなってしまった。とんでもない一打に驚愕したガンダムファンは多いだろうが、本作以降、より自由な発想の「ガンダム」作品が生まれてくる事になり、新規のファン層の獲得に大きく貢献したものであった。
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「アフターコロニー(A.C.)」195年、地球圏統一連合に抑圧されていたコロニー群は、流星に偽装した5機の「ガンダム」を地球に送り込んだ。これが「オペレーション・メテオ」であり、「軍事秘密組織OZ」に対して破壊工作を行っていく。
登場する「ガンダム」のパイロットはいずれも美少年で、みな主人公格としての扱いを受けている。そういった事情もあいまって、本作はおそらく初めて女性人気を獲得することができた「ガンダム」といっても過言ではない。また、キャラクター人気だけでなく「モビルスーツ」デザインや物語の展開などでも評価を受け、その後OVA、劇場版と作品を伸ばしていった名作である。
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舞台は「A.W.」15年、第七次宇宙戦争後の荒廃した地球。主人公「ガロード・ラン」が1人の少女「ティファ」と出会った事から「ガンダムX」に乗り、各地を転戦していく、ボーイミーツガールの要素も含んだ物語だ。しかし、内容は言うほど軽いものではなく「ニュータイプとは何なのか」といった従来の「ガンダム」作品で当たり前に使っていた「ニュータイプ」という言葉に1つの答えを提示した作品でもある。「月は出ているか?」「ガンダム、売るよ!」といった今日でもガンダムファンなら聞いたことのある名台詞がてんこ盛りの内容となっている。
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「コズミック・イラ(C.E.)」を舞台に、遺伝子操作を受けた人類「コーディネーター」と、従来の人類「ナチュラル」との確執とその戦争を描いた作品となっている。
本作は「新世紀(21世紀)のファーストガンダム」として制作されており、「原点回帰」を目指した作品となっている。登場「モビルスーツ」のシンプルかつ洗練されたデザインと、初代『機動戦士ガンダム』を強く意識したストーリー展開は、初めて「ガンダム」作品を観るという方にも安心してオススメすることができる。
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武力での戦争根絶を目的とした武装組織「ソレスタルビーイング」が4機の「ガンダム」を以て世界を相手に戦う。舞台設定は従来の「ガンダム」シリーズで用いられている架空の紀年法ではなく、西暦が用いられている。激しい戦闘シーンだけでなく、時には非常な現実が生々しく描写されており、ただのエンターテイメント作品でないことを物語っている。女性人気が高い「ガンダム」作品の1つとしても有名であり、キャラクターデザインも少々女性向けとなっているので、女性の方にもオススメできる一作となっている。
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「ガンダム」の歴史を語るなら、この『SDガンダム』を外すことはできない。「ガンダム」が1つの生命体として扱われており、2頭身の、より低年齢層をターゲットにした作品。主人公「ナイトガンダム」が「スダ・ドアカワールド」を救うための冒険が描かれている。
誕生して早30年近くになるこの「ナイトガンダム」の物語は時代を超え、その世代の「ガンダム」がモチーフとなって今も続いている。その初代である『SDガンダム外伝』は30分とは思えない密度の物語で評価も高く、今日までの「ガンダム」ファンたちの中には本作からシリーズを知ったという人も少なくない。DVDは現在品薄であるため、見つけるのは少々根気がいるが、見かけたら是非見ていただきたい!
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本作は、「ガンダム」のプラモデルである「ガンプラ」を遠隔操作して戦う「ガンプラバトル」が広く普及した世界の物語。主人公「イオリ・セイ」が突如現れた「レイジ」という少年と「ガンプラバトル選手権」で優勝を目指す王道熱血バトルとなっている。
本作をオススメする最大の特徴は、「ガンダム」を知らなくても楽しめる内容になっているということだ。そのため、初めて見る人も抵抗無く見ることができ、「ガンダム」を知っている人なら「にやり」とさせてくれるような演出や登場人物でファンを喜ばせてくれる。プラモデルが戦っているという事を忘れるくらい本格的なバトルシーンは、各話ごとに見どころ満載だ。戦争だけが「ガンダム」じゃない‼ ということを本作は改めて教えてくれる。
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