会社員として働くアデリーペンギンを主人公に、ブラック企業の日常を描いたショートコメディ。株式会社「某企画」に勤務するペンギンは、上司や客の理不尽な仕打ちに毒舌のツッコミで抵抗する。Twitter発、WEB漫画の書籍化作品
本作に登場する「たくましい社員」は、主人公であるアデリーペンギンだ。しかし、彼はただのかわいらしいペンギンではない。ブラック企業で働きながら、理不尽な仕打ちに毒舌で対抗するたくましいサラリーマンなのだ。株式会社「某企画」に勤務する彼は、お客様電話相談室で「お客様は神様だからちゃんと対応しろ」とクレームを入れる相手に「神のくせに相談室に頼りやがって」と、思っていても言えない本音をズバッと言い切る。さらに自分に仕事を押し付けて休日出勤させながらも、家から電話で進捗を聞いてくる上司にも「今進行を邪魔されてますね。」とキツイ毒舌。皆がぐっとこらえて我慢している文句を代弁してくれるペンギンに、思わず拍手を送りたくなる新感覚の癒し系漫画だ。
ニワトリの会社員が送る、ブラックな日常を描いた社畜あるある4コマコメディ。周りに流されながらゆるく働くでぶどりと、意識高い系の優秀な後輩社員のひよが送る社畜ライフが描かれる。Twitter発、WEB漫画の書籍化。
本作に登場する「たくましい会社員」は、ブラック企業に務めるひよこであるひよだ。主人公であるニワトリのでぶどりは、毎日、夜中まで残業する日々に疑問を抱きながらも、周りに流されて黙々と働いていた。そんなある日彼の職場に、海外のベンチャー企業でキャリアを積んできた優秀な後輩のひよが配属されてくる。日本の企業風土に染まっていないひよは、残業時間の長さを誇る上司に「仕事を効率化すれば定時で帰れるようになります」とアドバイスをする合理的思考の持ち主。ひよとは正反対の性格をしているでぶどりも、ひよに影響されて働く意味を考え始める。ゆるいタッチの笑える4コマながら、会社の常識にとらわれない働く姿勢を考えさせる一作だ。
ある会社を舞台に、個性豊かな社員たちが過ごす賑やかな日常を描いたオフィスギャグ4コマ漫画。主人公の北見しろみは、ぶんか商事企画部第一企画室主任。彼女は有能なうえにグラマラスな美女だが、その性格は男勝りで非常にパワフル。今日も彼女は上司や部下を巻き込んで、会社に嵐を巻き起こす。
本作に登場する「たくましい会社員」は、ぶんか商事企画部第一企画室主任であり主人公の北見しろみだ。彼女は周囲から羨望の眼差しを向けられるほどのスタイル抜群の美女であるが、腕力がめっぽう強く、セクハラ上司や痴漢野郎は大嫌い。どさくさに紛れて身体を触ってこようとするスケベ男は容赦なくボコボコにしてしまう。男から向けられるデリカシーのない下ネタやセクハラにも、恥じらいながら耐えねばならないという女性らしさの押しつけを、彼女は持ち前のパワーで跳ね飛ばしてしまうの。そのパワフルで自由な生き方に、現代社会を生き抜く元気をもらえる作品だ。
ありとあらゆる業務を正確無比にこなしてしまう、派遣社員をテーマにしたギャグ4コマ漫画。主人公の山田のり子は、どんな仕事も的確にこなすスーパーエリート派遣社員。彼女の超人的かつ常識はずれな仕事ぶりに、驚いたり慌てたりする周囲の人々の様子がコミカルに描かれる。
本作に登場する「たくましい会社員」は、優に100は超える職種を経験したスーパーエリート派遣社員の山田のり子だ。経験法務かつ完璧主義者な彼女は、まさに仕事の鬼といった働きぶりをみせる。誰にも真似できない卓越した速度で書類を整理し、資料を作成し、淹れるお茶まで抜群においしく仕上げてしまう。しかしのり子はあまりにも真面目すぎるため、デスクの椅子には常に正座、お茶の温度は温度計で測るなど、行き過ぎた奇抜な行動で職場のひとたちを驚かせることもしばしば。さらに仕事のできない男性社員やセクハラ上司は、どこかから取り出される謎の日本刀で成敗してしまう。我が道を行く山田のりこの派遣道に、爆笑必至の一作だ。
美食を追求する女性編集者を描いたグルメ漫画。主人公の佐々木幸子は、結婚式の当日婚約者に逃げられて心に深い傷を負う。そんな中、定食屋で出された「サバの味噌煮定食」が美味すぎて、それを味わっている瞬間だけ婚約者のことを忘れている自分に気が付いた。それ以来、彼女は彼のことを忘れるため、忘却の美食道に足を踏み入れる。
本作に登場する「たくましい会社員」は、文芸編集部に勤務する主人公の佐々木幸子だ。彼女は超ド級の真面目さで仕事をこなす編集者。どんな理不尽な目にあっても文句は言わず、担当している作家が原稿をあきらめそうになっているときも、物置のような部屋に一晩中正座して原稿を待ち続ける。そんな彼女の真剣な仕事ぶりに当てられて、作家も猛烈な勢いで原稿を仕上げるのだった。結婚式当日に失踪した、婚約者である俊吾との思い出に胸を締め付けられながらも、行く先々で出会う美食に支えられて、彼女はたくましく日々を過ごしていくのだった。