「群青」の生み出す作品はどれも、何本も重ねた繊細なタッチと、優しく美しい色使いが魅力的であり、理不尽な状況におかれつつも健気にがんばる主人公が、一歩また一歩と進もうとする姿に感動を覚える。また、主人公以外にも、小人や巨人など個性豊かなキャラクターがたくさん登場し、作品全体からにじみ出る優しくも切ない世界感がとても癖になる。今回は、そんな「群青」作品を5つだけご紹介しよう。
伝えたいのに伝わらない、というもどかしい状況を緻密に描写するマンガ家「群青」。繊細な世界観で描かれる「群青」の作品を、少しだけご紹介。
出典:講談社コミックプラス
「群青」の生み出す作品はどれも、何本も重ねた繊細なタッチと、優しく美しい色使いが魅力的であり、理不尽な状況におかれつつも健気にがんばる主人公が、一歩また一歩と進もうとする姿に感動を覚える。また、主人公以外にも、小人や巨人など個性豊かなキャラクターがたくさん登場し、作品全体からにじみ出る優しくも切ない世界感がとても癖になる。今回は、そんな「群青」作品を5つだけご紹介しよう。
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王様の元から逃げ出した少女「橙」は、どんな願いでも叶えてくれるという四人の魔女「四つ星」に会うため、動くぬいぐるみの「チョコ」「ミトン」「バニラ」の三人と共に旅に出る。
旅の道中で出会った少年型のロボット「松葉」の過去や、「チョコ」たちの目的、願い。そして、「橙」の願いは叶うのか。優しいタッチで紡がれる「伝えたいのに伝わらない」が切なくも面白い作品。
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「しましま」とは、人とあやかしが混じった存在。
「しましま」が多く住む町で商売を商う「大葉屋」は、「しましま」が人型を保つためのお守りなどを販売して生計をたてている。そんな「大葉屋」の次男坊である主人公の「次男(つぎお)」はしましまが大の苦手なのに、何故かしましまに好かれてしまう体質だった……。
あやかしとの触れ合いを通して成長する少年の姿を、優しく、時にダークに描いた作品。
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人を苦しませる悪夢を、薬で退治するという店「ばくや」。そこで働くスタッフは皆一風変わっていて、その誰もが人ではない存在だった。
そんな「ばくや」にある日届いた荷物を開けたところ、中には記憶を「ばく」に食べられてしまった少年「多門(多門)」が入っていた……。
記憶を無くし、自分が何者なのかも分らぬまま「ばくや」で働くことになった「多門」と、彼を取り巻く周囲の人たちとの交流を描いた優しいストーリー。
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両親を亡くし、遠い親戚の「鳥羽家」を頼って、山奥にある田舎へと越してきた「喜市」と「かのこ」の兄妹。そんな彼らの前に「鳥羽家」の守り神である「トバ様」が現れ、突然「鳥羽家」の後継ぎになるよう命令するが……。
神様との不思議な共同生活を通して、「トバ様」と「かのこ」の次第に縮まって行く距離感や、心の成長を描いた作品。
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植物のような存在「飴菓子」は「古狼」と番になり、美しく成長したあと、「古狼」に食べられてその命を全うする存在。
「古狼」の血を引く少年「糸巻」は、自分だけの「飴菓子」と共に共存生活を始めていたが……。
次第に愛情を募らせていく「古狼」と「飴菓子」を通して、捕食者と非捕食者の悲哀を描いた作品。
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