タイムスリップを題材にしたエピソードを持つ作品でオススメを7つ紹介する。
タイムスリップを題材にしたエピソードを持つ作品でオススメを7つ紹介する。
出典:Amazon.co.jp
タイムスリップを題材にしたエピソードを持つ作品でオススメを7つ紹介する。
『All You Need Is Kill』はタイムスリップとタイムループを合わせ持った作品だ。異星人が地球に送り込んだ「ギタイ」と呼ばれる敵と人類が戦いを繰り広げる世界において、主人公「キリヤ・ケイジ」は戦死すると死亡する1日前に戻るという現象を体験する。これを利用して何度も戦死を繰り返し、脳内に経験を蓄積、歴戦の戦士として戦況を好転させようと死闘を演じる物語だ。まるでゲームをリセットしてやり直すような体験を幾重にも繰り返し、実際の戦場でその経験を生かしていく。単行本は全2巻だがしっかりとタイムループの理由等も明かされており、非常に読みやすい。また本作は元々同名のライトノベルが原作で、実写ハリウット映画化までされている。人生をやり直したいという願望をよりにもよって最悪の戦場で実戦してみせるという構想、構成共に良くまとまった作品なので是非見てほしい。
『テルマエ・ロマエ』は古代ローマから設計技師である主人公「ルシウス・モデストゥス」が突如公衆浴場から現代日本の浴槽へタイムスリップし、そこで得たアイディアを古代ローマに持ち帰り新たな公衆浴場を設計していく、基本1話読みきりの内容となっている。「ルシウス」のカルチャーショックをコミカルに描きつつ、古代ローマの技術で現代日本の文化を再現するとどうなるか、というところをオチとして持ってきている。非常に技師としては優秀な「ルシウス」だが、プライベートは妻が不倫して離婚するなど散々な目にあっており、浴場が本当に必要なのは彼なのかもしれない。本作は映画化、アニメ化と様々なメディア展開もしており、「このマンガがすごい!」2011年版オトコ編2位も取得。これを機に最終回まで一気に読んでみてはいかがだろうか。
『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』は『週刊少年ジャンプ』黄金時代を築いた作品の一つ『キン肉マン』の息子を主人公とした超人プロレスマンガだ。本作の第二部に当たる「究極の超人タッグ編」は突如現れた「時間超人」によって歪められた歴史を元に戻すべく主人公「キン肉万太郎」らが自身の父親であり、前作の主人公「キン肉マン」らの現役時代にタイプスリップ。過去を変えてしまった「時間超人」らを止めるべく、現役の前作超人らに入り乱れ、タッグトーナメントで戦う物語だ。夢の競演を本作ではタイムスリップという形で実現した。21世紀から来た超人らが過去とのジェネレーションギャップに戸惑ったり、「キン肉マン」らの活躍を観られるばかりか、新旧の超人らがタッグを組んで戦う事もあり、見所は盛り沢山。ノンストップの戦いを楽しむには単行本で一気読みする事で、読み終わった際には大きな満足感を得られる事間違いなしだ。
主人公「南方仁」が謎の男性患者と接触した事で文久2年にタイムスリップ。医学が未発達だった当時の日本で近代医学の知識を生かし、様々な難病や怪我を治療していく物語だ。本作は幕末の実在した人物が多数登場し、主人公も「坂本竜馬」などの治療に携わっている。当時の半ば民間伝承のような治療方法などを当時の価値観と共に紹介し、現代の治療方法との対比にも使えることから、ちょっとした教養も得られる面白さがある。そして物語は、ペニシリンの製造成功から大きく動いていく。実写ドラマも好評を博しており、これを機に原作である本作を呼んでみては。
有名進学校に転校してきた未来人を名乗る主人公「大門アスカ」と現代人のヒロイン「上代愛果」を狙う、他の未来人達との戦いを描いたSFマンガ。未来人たちは、未来と現代の時間差を圧縮し「時間を先取り」する形でタイムスリップを一瞬に行う事が出来るという、特殊能力を持っている。これらの力は使いすぎると強制的に元の時代に戻されてしまうというデメリットがあり、これをいかに温存しながら戦うかという駆け引きも本作の見所。登場人物たちは重い背景を背負っていながらも、物語の構成や雰囲気はソフトに書き上げられているため、殺伐とせずテンポ良く読み進められる。作者の「島本和彦」氏曰く「がんばってテンションを抑えた」作品。
主人公「蜂矢翔」らが組んでいる「ビートルズ」のコピーバンド「ファブ・フォー」が、ひょんな事から敬愛する「ビートルズ」のデビュー前へタイムスリップ。そして先に「ビートルズ」の楽曲を発表すれば、存在しなかった「ビートルズ」の新曲を聞く事が出来るのではないかという結論に至りデビューする。しかし「ビートルズ」のメンバーは、彼らの音楽のあまりの衝撃に、活動を停止してしまったのだった。「ビートルズ」の新曲を聴きたいという願望をマンガにした面白い作品。主人公たちの行動によって歴史が狂ってしまうという展開も絶妙で、「ビートルズ」が活動していた当時のノスタルジーを感じる事も出来る。
7つ集めるとどんな願いもかなえてくれるという「ドラゴンボール」集めを中心に、主人公「孫悟空」が様々な強敵と死闘を繰り広げる冒険活劇。「セル編」では成人した「悟空」たちが未来から来た少年「トランクス」より、3年後に2体の人造人間が人類に災厄をもたらすと告げられるところから始まる。そして「トランクス」の情報を元に修行を重ねた主人公たちは、無事に脅威を退けるのだった。「仮に過去を変えても自分の今いる世界の歴史は変えられない」という前提の元、悲しみを乗り超えて世界を救う「トランクス」は健気でカッコいい。今なお世界中から熱い支持を受け続けている人気作。
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