10月17日は、宮中行事「神嘗祭」に因み、勤労の収穫であるお金を大切にする「貯蓄の日」だ。国連総会で制定された「貧困撲滅のための国際デー」でもある。節約大好きキャラが登場する漫画5作品を紹介しよう。
10月17日は貯蓄の日、貯蓄大好きキャラが登場する漫画5選
出典:小学館
10月17日は、宮中行事「神嘗祭」に因み、勤労の収穫であるお金を大切にする「貯蓄の日」だ。国連総会で制定された「貧困撲滅のための国際デー」でもある。節約大好きキャラが登場する漫画5作品を紹介しよう。
出典:小学館
貧しさに負けず我が道を行く、節約家・高校生ヒーローの活躍を描いたアクション漫画。物語の舞台は、悪の怪人と戦うヒーローが実在する世界。ヒーローが変身するにはお金が必要で、その費用はヒーローのレート(実力)に応じて高額となる。レート100のヒーローは1人で戦争を止められるほどの強さを持つと言われれている。主人公・日朝千はレート1000というずば抜けて高い能力を持つが、変身1秒ごとに1000円を消費するため、常に深刻な金欠状態を強いられている。
本作の主人公・日朝千は、一本筋の通った節約家だ。日朝千は、バイトや内職を掛け持ちしつつ、小学4年生の妹・ほのかと2人で暮らしている。ヒーローの実力を現す単位である、レート1000という最強クラスの能力を持つ日朝千は、ヒーロー団体に所属すれば億単位の年収は間違いなし。しかしその反面、日本全国を飛び回る義務も負う。日朝千は、愛する妹の側にいるため、敢えて無所属を貫いている。タンスの引き出しでもやしを育てるなど、涙ぐましい節約ぶりで自分の食費を削りながらも、妹に貧しい想いは決してさせないと誓っている。金欠という庶民的な悩みを抱えつつ、世間を騒がせる悪の怪人と戦う最強ヒーロー。その活躍に注目だ。
出典:マンガペディア
髪の毛が3本の小学生・ハゲ田ハゲ丸とその家族が、極端な節約術に励む様子を描いたギャグ4コマ漫画。第33回小学館漫画賞(児童部門)受賞作。『つるピカハゲ丸くん』のタイトルで、1988年3月にテレビアニメ化された。
本作の節約大好きキャラは主人公のハゲ田ハゲ丸と、その家族だ。ハゲ田家の節約術は作中で「つるセコ」と呼ばれている通り、とてつもないセコさが特徴だ。レストランの水は無料だからと、洗濯機を持ち込んで洗濯をはじめる。迷子のふりをして、パトカーをタクシー代わりに使う。募金活動を行うボランティアグループに、ハゲ田家の貯金箱を持って紛れ込む。無料のパンフレットを大量にもらい、ちり紙交換に出す。常識からかけ離れたハゲ田家の節約術は、周囲を大いに困惑させる。節約に賭けるハゲ田家の凄まじい熱意は、本作の大きな見どころだ。
出典:講談社
浪費癖のため彼女にフラれた男が心機一転、節約に目覚めていく姿を描いた、涙と笑いの物語。主人公・松本タカオは、小さな広告代理店に勤めている。身の丈を考えない暮らしぶりで、給料日前日に全財産が138円という体たらく。空腹に耐えかねた松本タカオは、別れた彼女・マキコが残していった豆乳で料理をしようと思い立つ。試行錯誤の末に完成した湯葉丼を食べた彼の脳裏に響いたのは、「心の貯金箱」にお金が貯まる音。それは、彼が愛して止まないロックの響きだった。以後、松本タカオは「ロックな節約術」を実戦していく。
本作の主人公・松本タカオの節約術は、実用的なものが多い。エアコンの設定温度をギリギリまで上げない節約術に加え、電気の契約アンペアを下げて電気代を節約していたりもする。食事面では、代用品を使った「なんちゃって鰻丼」など、誰でも手軽に実践できる節約術が多い。各エピソードのラストでは、関連する実践的な節約意識を紹介している点も見逃せない。松本タカオは着実に倹約を進め、別れた彼女・マキコとよりを戻そうと目論む。しかし、美容器具メーカーに勤務する稲葉が、強力な恋のライバルとして立ちはだかる。稲葉はイケメンな上に性格が良く、松本タカオよりスマートな節約術を使いこなす。稲葉の登場によって、松本タカオの節約ライフは加速することとなる。
出典:マンガペディア
貧困にめげず、必死に節約しながら生きる高校生・山田太郎と家族の日々の暮らしや、周囲の人々との関わりを描いたラブコメディ。お金持ちの子息が集う私立一ノ宮高校に入学した山田太郎は、成績優秀にして眉目秀麗、スポーツ万能という、非の打ち所のない完璧男子。高校ではとびきり裕福な家庭と思われているが、山田家は日々の食事に困るほどの貧乏。山田太郎は、5男5女の兄弟の長男として懸命に家族を支えていく。2007年にテレビドラマ化された。
主人公・山田太郎は、日々節約に努める貧乏一家の長男。彼は、校内でもトップクラスの人気を誇るイケメン男子で、その人気すらも節約に利用するしっかり者だ。山田太郎は、女生徒たちにもらった手作り弁当を持ち帰り、家族の晩ご飯の足しにしているのだ。また山田家にとって、バレンタイン・デーは家族の1年分のおやつを手に入れる決戦日。兄弟そろって、気合いを入れて愛想を振りまく。他にも、1km先で落ちた小銭に反応するなど、金に対する執着ぶりは相当なもの。ところが、山田太郎が必死に節約して貯めた金を、母親・綾子が悪びれることなく使ってしまう。綾子はお嬢様育ちで世間知らず、金銭感覚もかなりズレている。身内に大きな問題を抱えながらも、山田太郎は清く正しく(?)家族を養っていく。
出典:マンガペディア
悪霊や妖怪の退治を生業とする傍若無人でガメツイ節約家のゴーストスイーパー(GS)・美神令子と、煩悩に忠実な助手・横島忠夫、そして幽霊少女・おキヌちゃん。美神令子除霊事務所の3人を中心に、個性豊かなGSたちと、悪霊や妖怪、魔族との間で巻き起こる騒動を描いたアクション・コメディ。第38回小学館漫画賞(少年部門)受賞作。1993年にテレビアニメ化されたほか、アニメ映画化もされた。
本作の主人公・美神令子は節約好きだが、ガメツイとか強突張りといった表現がマッチするキャラだ。なにしろ美神令子は、除霊1件で数億円を稼ぐことが珍しくないにも関わらず、助手・横島忠夫に支払うバイト料は時給250円。幽霊のおキヌちゃんに至っては、なんと日給30円である。さらに、公共放送の受信料支払いを拒否する。タダ働きは大嫌い。もっとも、美神令子は単なる強突張りではなく、人助けのために必要とあらば大金を投じることも厭わない。実際、自身が世話になった修行場の修理費用50億円をポンと出したこともある。この振れ幅の豪快さこそが、美神令子というキャラクターの魅力のひとつだ。
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