山燃ゆる秋、美しい紅葉の季節。そんな季節に相応しい「紅葉」の名を持つキャラクターが登場する作品を紹介。「もみじ」や「くれは」など読み方は様々ある。今回は「紅葉」という文字で表わされるキャラクターをピックアップする。
紅葉の秋! 山に色付く紅葉のように作品を彩るキャラクターたちを紹介。
出典:小学館
山燃ゆる秋、美しい紅葉の季節。そんな季節に相応しい「紅葉」の名を持つキャラクターが登場する作品を紹介。「もみじ」や「くれは」など読み方は様々ある。今回は「紅葉」という文字で表わされるキャラクターをピックアップする。
出典:マンガペディア
野球を題材に、少年少女の青春を描いた作品だ。主人公・樹多村光は、スポーツ用品店の1人息子。バッティングセンターと喫茶店を営む、月島家の四姉妹と幼なじみだ。しかし、光と仲良しだった月島家の次女・若葉が、事故で亡くなってしまう。光は、亡くなる前日に若葉が、甲子園で試合をしている光の夢を見ていたことを知る。そして光は、甲子園を目指す。2009年にテレビアニメ化。
本作に登場する「紅葉」は、月島家の四女・紅葉(もみじ)だ。紅葉は幼い時に母親と姉を亡くしているが、明るい少女だ。主人公・樹多村光とは年が離れている。そのため、紅葉と光は兄妹のように仲が良く、よくキャッチボールをして遊んでいる。一方、月島家の三女・青葉と光は、犬猿の仲と言われるほど喧嘩が絶えない。けれど、お互いの野球に対する情熱と実力は認めている。紅葉は、亡くなった月島家の次女・若葉へ、特別な感情を青葉と光が抱いていたことを知っている。小学5年生ながら、一筋縄ではいかない光と青葉の恋をそっと見守っているのだ。野球にかける情熱や、複雑に絡み合う恋愛模様など、登場キャラクターの心の機微を描いた作品である。
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容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群で、超絶な運気を持つ少女をめぐるコメディだ。高校1年生の主人公・桜市子は、生まれ持った類まれな強運で、努力なしで幸せな人生を歩んできた。しかし、市子は人間界の運のバランスを乱す存在でもあった。人間界の幸と不幸の均衡を保つため、貧乏神界から、貧乏神・紅葉が遣わされた。これにより、市子の運命は大きく変わることになる。
本作に登場する「紅葉」は、桜市子に取り憑いた貧乏神・紅葉(もみじ)だ。市子は、人間を幸せにする力「幸福エナジー」が人並外れているおかげで、何もかもに恵まれていた。そのため周りの人間に馴染めず、周囲を見下すことで自分の精神を保っていた。そんな市子に、紅葉は「幸せは分かち合う人がいなければ、ないのと同じだ」という残酷な現実を突きつける。さらに紅葉は、市子が周囲の人々から微量の「幸福エナジー」を吸い取っているため、市子が彼らを不幸にしているとまで言う。紅葉は優秀だが口の悪い貧乏神で、さっさと役目を終わらせたいという本音を隠しもしない。しかし、紅葉の遠慮ない言葉の数々が、傲慢だった市子を変えていく。コメディ作品ながら、心温まる人情ものとしても楽しめる作品だ。
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両親を亡くした女子高校生と、「動物憑き」という特異体質を持つ草摩家の人々を中心に描く、ファンタジックな群像劇だ。主人公の少女・本田透は、ひょんなことから同級生の少年・草摩由希の家に居候することになった。草摩一族は、代々「十二支に猫を加えた十三の獣」に取り憑かれている。そのため、異性と接触すると憑かれた獣に変身してしまうという秘密を抱えていた。草摩家の秘密を知った透は、彼らのために奮闘する。2001年にテレビアニメ化された。
本作に登場する「紅葉」は、草摩一族の少年・草摩紅葉(そうま もみじ)だ。紅葉は、ドイツ人の母と日本人の父を持っており、少女のようなかわいい容姿をしている。彼は、「十三の獣」のうち「うさぎ」に取り憑かれている。主人公の少女・本田透は、紅葉の父がオーナーを務めるビルで、清掃員のアルバイトをしている。その関係で、紅葉が「草摩の者」とは知らずに、彼と出会った。その後、透たちの通う高校の文化祭に、紅葉がやって来た。彼は、透がかわいいからと、草摩由希たちの心配も省みずに彼女を抱きしめて、うさぎに変身してしまう。獣に変身してしまうことは、草摩家にとって「呪い」であり「絆」でもある。紅葉も、うさぎに憑かれたことが原因の、辛い過去を背負っている。しかし、紅葉は明るく、人の幸せを願える強さを持っていた。透たちの次世代を描く『フルーツバスケットanother』もあわせて楽しんでほしい。
出典:マンガペディア
「地上最強とは」をテーマとする、格闘漫画のレジェンド作品だ。主人公・範馬刃牙は、地下闘技場の最年少チャンピオンとして君臨する17歳の少年だ。天才的な格闘センスを持ちながらも、刃牙はごく普通の少年であった。刃牙は人間を越え、地上最強の生物として世界的に知られる男・範馬勇次郎の息子である。刃牙が目指すのは地上最強ではない。父・勇次郎を超えることだ。それぞれに強い想いを抱いた、熱き男たちの闘いが描かれる。2001年、2018年にテレビアニメ化された。
本作に登場する「紅葉」は、天才医師であり格闘家でもある鎬紅葉(しのぎ くれは)だ。紅葉は、ヘビー級ボクサーの瞬発性、スプリンターの機動性、アマチュアレスラーの柔軟性、マラソンランナーの持久性といった、多方面に優れた肉体の持ち主である。紅葉は、弟である天才空手家・鎬昴昇を倒した刃牙と対決し、善戦する。しかし、刃牙の使う、体重の全てをパワーとして伝える「剛体術」によって敗北する。本作には無骨な格闘家たちが多く登場する。そんな中で、整った容姿をしている紅葉は、女性読者からの人気を集めている。紅葉は、続編である『刃牙道』や、人気キャラクター・花山薫を主人公にしたスピンオフ作品『バキ外伝-疵面(スカーフェイス)-』にも登場する。そこで紅葉は、医師として数々の格闘家たちの命を救っている。
出典:マンガペディア
小さな名探偵・江戸川コナンの活躍を描く探偵アクションだ。高校生探偵として名を馳せる少年・工藤新一は、幼なじみの少女・毛利蘭と遊園地に遊びに来ていた。新一は、黒ずくめの男たちの怪しい取引現場を目撃。そのため、男の仲間に背後から襲われる。男たちに怪しい薬を飲まされた新一は、気がつくと小学生サイズに体が縮んでしまっていた。新一は、江戸川コナンという偽名を使って正体を隠し、元の体に戻るため黒ずくめの組織を追っていく。
国民的大ヒット作品からも「紅葉」のキャラクターを紹介する。本作に登場する「紅葉」は、2017年公開の劇場版「名探偵コナン から紅の恋歌」に、主要人物として登場した大岡紅葉(おおおか もみじ)だ。紅葉は、コナンの親友兼ライバルである西の高校生探偵・服部平次に恋するお嬢様だ。紅葉は容姿端麗で、百人一首界では「未来のクイーン」と評されるほどの実力者。そんな紅葉の周囲で、百人一首大会の関係者が次々と殺されるという不穏な事件が起きていた。紅葉と、平次の幼なじみの少女・遠山和葉が戦う、百人一首大会の決勝会場にも危険が迫る。平次、紅葉、和葉をめぐる恋の行方、そして事件の結論は、ぜひその目で確かめてほしい。なお、紅葉は、映画だけでなく、File.962「悲しき鵺伝説」(コミックス91巻)、FILE.1002「紅檜皮の犬矢来」(コミックス94巻)をはじめ、本編でも活躍を見せている。
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