キテレツ大百科

キテレツ大百科

発明好きな少年が作り出す発明品と相棒のロボットを中心に、その周りで起こる騒動と冒険を描いたSFコメディ。

正式名称
キテレツ大百科
ふりがな
きてれつだいひゃっか
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
てんとう虫コミックス(少年)(小学館)
巻数
既刊3巻
関連商品
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概要・あらすじ

発明好きな少年木手英一はある日、父から御先祖様が書き記したという奇天烈大百科を譲り受ける。一見すると何も書かれていない古い冊子だったが、付属していた眼鏡で覗くとそこには、御先祖様の驚くべき発明品の数々が書かれていた。早速英一はその設計図を基に、助手のロボットコロ助を制作するのだった。発明好きな少年が作り出す発明品と相棒のロボットを中心に、その周りで起こる騒動と冒険を描いた一話完結型のSFコメディ。

アニメ化の際、『新キテレツ大百科』という作品が描かれたが、こちらは作画を藤子プロの田中道明が担当している。

登場人物・キャラクター

木手 英一 (きて えいいち)

サンバイザーに眼鏡がトレードマークの小学生。機械いじりや工作が大好きで、作業を始めると時間を忘れて没頭してしまう。物語冒頭では独学でロボットを制作して失敗していたが、父から奇天烈大百科を譲り受けて以降、それを基に驚くべき発明品を次々と作り出していく。そして彼が最初に制作したものは、自分の作業を手伝ってくれるロボットコロ助だった。

コロ助 (ころすけ)

奇天烈大百科の設計図を基に、木手英一によって作られたロボット。自分の意思をもって行動する。1.5頭身で、ゴムまりを材料にした丸い頭と丁髷がトレードマークで、セリフの最後に「ナリ」を付けるのが特徴。英一の作業を助けるために作られたが、エピソードが進むうちに、家族同然の存在になる。

キテレツ斎 (きてれつさい)

木手英一の先祖で江戸時代の大発明家。自身の発明品の設計図を奇天烈大百科に書き残す。リリエンタールよりも32年早くグライダーを発明し、山の峰から約6km半飛んだと伝えられている。しかし彼のあまりに進んだ発明品は、当時の人たちには理解してもらえず、不幸な最期を遂げたという。

みよちゃん

英一のクラスメイトの女の子。英一は密かに思いを寄せている。

ブタゴリラ

英一のクラスメイトの男の子。体格がよく、喧嘩っ早い、ガキ大将的存在。

刈野勉三 (かりのべんぞう)

英一の隣の家に住んでいる浪人生。ビン底メガネと学生服がトレードマーク。大学合格のために、寝る間を惜しんで勉強している。しかし、そのあまりのゆとりの無さに英一は、発明品を使って手助けするのだった。

英一のパパ (えいいちのぱぱ)

英一の父親。帰省した際に持ち帰り、その後物置に仕舞いっぱなしにしていた奇天烈大百科を英一に譲り渡す。英一の発明好きな性格に理解があり、才能を伸ばしてやろうと制作費の協力をしてくれることも。

英一のママ (えいいちのまま)

英一の母親。英一のパパとは違って現実的で、いたって普通の主婦。発明に夢中になりすぎる英一に、いつも小言をいっている。しかし、家電製品が壊れた時などは英一に頼ってしまう。

その他キーワード

奇天烈大百科 (きてれつだいひゃっか)

キテレツ斎が書いた、自身の発明品の設計図をまとめた冊子。全四冊。一見すると何も書かれていない冊子だが、目に見えない光を発するインクで書かれており、付属の神通鏡を通さないと読むことができない。

神通鏡 (じんつうきょう)

奇天烈大百科に付属していた眼鏡。耳にかける部分が、現代のようなツルではなく、ひもになっているのが特徴。この眼鏡を通さないと奇天烈大百科は読むことができない。この事実に気付いて以降、英一は常にこの眼鏡を身に着けるようになる。

亀甲船 (きっこうせん)

奇天烈大百科の設計図を基に作られた発明品の一つ。木製で、亀のような形をした潜水艦。中には数人乗り込むことができる。船体自体は操縦系統の装置が付いるだけだが、水から酸素を発生させる薬品と組み合わせて使うことで、沈降、浮上、推進が可能となる。

航時機 (こうじき)

奇天烈大百科の設計図を基に作られた発明品の一つで、所謂タイムマシン。外装は木製で、操縦席の付いた四角い台座型をしている。この機械を使って英一とコロ助は過去へと旅をするが、故障により帰れなくなってしまう。そしてそのピンチを救ったのは意外な人物だった。

潜地球 (せんちきゅう)

奇天烈大百科の設計図を基に作られた発明品の一つ。外装は木製で、大きなボールに足が付いた形をしている。乗り込んで中から操縦する。物質の分子の隙間を通り抜けることができ、壁、天井、地面等関係なく、自由自在に進むことができる。英一たちは地底探索に利用していた。

天狗の抜け穴 (てんぐのぬけあな)

奇天烈大百科の設計図を基に作られた発明品の一つ。出入口となる穴を作るためのテープと、ベルトバックル型の起動スイッチをセットで使う。テープで囲んで作った二つの穴を、空間を超越してつなぐ道具。一度目的地へ行き、出入口の穴さえセットしておけば、それ以降は出発点にセットした穴を通り抜けて自由に行き来することができるようになる。

アニメ

キテレツ大百科

発明が趣味である小学5年生の木手英一ことキテレツは、ご先祖の残した「奇天烈大百科」を発見し、記載通りのからくり人形ロボットをさっそく作ってみることにする。 関連ページ:キテレツ大百科

藤子不二雄のキテレツ大百科(スペシャル)

発明が趣味な小学5年生の木手英一ことキテレツは、ご先祖の残した「奇天烈大百科」を発見し、記載通りのからくり人形をさっそく作ってみることにする。 関連ページ:藤子不二雄のキテレツ大百科(スペシャル)

書誌情報

キテレツ大百科 3巻 小学館〈てんとう虫コミックス(少年)〉

第1巻

(2016-12-28発行、 978-4091423269)

第2巻

(2016-12-28発行、 978-4091423276)

第3巻

(2017-01-27発行、 978-4091423283)

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