概要・あらすじ
プロ棋士を目指していたが、挫折し夢破れた青年・菅田健太郎。彼は将棋を愛し、人生のすべてを捧げていた。プロ棋士になれなくても将棋以外で生きる方法を知らず、賭け将棋で日銭を稼ぐ日々を送るようになる。そんなおり、アキバの受け師こと中静そよの噂を聞き付けた健太郎は彼女と対局。将棋の強さに絶対の自信を持っていた健太郎だったが、中静そよに次元の違う強さを見せつけられて完敗してしまう。
身を切られるような痛みを覚え、のたうち回る健太郎だったが、敗北したことでぼやけていた将棋に対する情熱を取り戻す。心機一転のため、荒れ放題の自室に出張掃除サービスを呼ぶ健太郎のもとに現れたのはメイドの姿をした中静そよだった。
彼女の可憐な姿に一目惚れした健太郎は、その想いを糧に真剣師として加速度的に成長をしていくこととなる。
登場人物・キャラクター
菅田 健太郎 主人公
プロ棋士を目指していたが、挫折し夢破れた青年。普段はヘタレで頼りない男だが、将棋のこととなると熱血漢で負けず嫌いな面を見せるように。将棋に人生のすべてを捧げている将棋バカで、賭け将棋を生業とする真剣師... 関連ページ:菅田 健太郎
中静 そよ
アキバの受け師の異名を持つ凄腕の女真剣師。歴戦の戦士のように風格があり、無表情で口数も少なく、どんな状況でも平然としている。秋葉原の出張メイドサービスでアルバイトをしており、そのときだけはにこやかな営... 関連ページ:中静 そよ
神野 神太郎
通称二こ神。川辺でホームレスをしている老人棋士。将棋が原因でホームレスに身を落としながらも、それでも将棋を辞められない将棋狂い。俗世には興味が無く、超然としている。過去にアマチュア名人三連覇を果たし、... 関連ページ:神野 神太郎
文字山 ジロー
将棋漫画『なるぞうくん』を連載している漫画家。危険な大きな波に自分から飛び込みたがる大胆不適な男。将棋に集中し始めると、駒たちが漫画のように動き出す幻覚が見えるようになり、駒たちと会話しながら将棋を指... 関連ページ:文字山 ジロー
斬野 シト
職業は人形師。ポンチョのような服を着ていて、自分の左半身を隠している。鬼将会との将棋で負け、左腕を奪われた過去を持ち、義手を着用。左腕の恨みから、鬼将会を潰すため中静そよに協力するようになった。当初は... 関連ページ:斬野 シト
澄野 久摩
斬野シトの将棋の師匠。着流し姿がトレードマーク。無表情で何ごとにも動じない。何事も力業で解決しようとする傾向がある。棋士であるにもかかわらず、体格が大きく腕力もあるため、非常に喧嘩が強い。力押しの腕力将棋が得意。中静そよに将棋で敗北してからは、彼女たちと一緒に鬼将会を潰すために協力するようになった。
右角 ヒサシ
鬼将会の真剣師。飄々としておりふざけた調子の男。将棋も性格を反映してか力強さがない。しかしミッシェル・ガン・エレファントのアルバムハイタイムを聴くと、スイッチが入り人格が変貌。その状態の右角ヒサシは『... 関連ページ:右角 ヒサシ
凛
鬼将会ビルの警備兼雑用を担当している暗殺者見習いの女性。戦闘力は非常に高い。すらりとした長身で巨乳。とても不器用で、人付き合いは得意ではない。恥ずかしさからつい暴力を振るってしまうことがある。菅田健太... 関連ページ:凛
千鳥 チコ
元女流名人で、通称チッチ。十歳のときに谷生に出会い将棋を教わると、十二歳で最年少女流名人となった。その愛らしい容姿から、国民的なアイドルとなる。しかし時は流れ、現在はくたびれたホステスのような外見をし... 関連ページ:千鳥 チコ
ジョンス・リー
鬼将会暗殺者隊師範。ストリートファイト1200戦無敗、日本で一番喧嘩の強い男。落ち着いたハードボイルドな男に見えるが、中身はかなり好戦的な人物。長身で体格のいい格闘家であるだけでなく、将棋の腕も超一流... 関連ページ:ジョンス・リー
皆口 由紀
アイドルを目指す地上最強の女。極めて高い戦闘力を誇る一方、超人的な能力に似合わず恋する相手には一途な面も。日本政府から谷生暗殺の依頼を受けて、鬼将会ビルに潜入した。将棋の名人・森根銀四郎に告白されて以降は、彼にゾッコンになる。同作者の代表作『エアマスター』でも同名・同容姿のキャラが登場。
谷生
鬼将会の創設者。長髪に虚ろな目という不気味な外見をしている。生まれてくる時代を間違えたと考え、世界に対して絶望していたが、将棋に出会うことで価値観が一変。将棋をすることで世界と繋がる感覚を覚え、将棋こ... 関連ページ:谷生
集団・組織
書誌情報
ハチワンダイバー 全35巻 〈ヤングジャンプコミックス〉 完結
第1巻
(2006年12月発行、 978-4088771854)
第2巻
(2007年3月発行、 978-4088772301)
第3巻
(2007年6月発行、 978-4088772837)
第4巻
(2007年9月発行、 978-4088773254)
第5巻
(2007年12月発行、 978-4088773636)
第6巻
(2008年3月発行、 978-4088774145)
第7巻
(2008年5月発行、 978-4088774466)
第8巻
(2008年8月発行、 978-4088774893)
第9巻
(2008年11月発行、 978-4088775425)
第10巻
(2009年2月発行、 978-4088775913)
第11巻
(2009年5月発行、 978-4088776392)
第12巻
(2009年8月発行、 978-4088776941)
第13巻
(2009年11月発行、 978-4088777511)
第14巻
(2010年2月発行、 978-4088778020)
第15巻
(2010年5月発行、 978-4088778501)
第16巻
(2010年9月発行、 978-4088790107)
第17巻
(2010年9月発行、 978-4088790244)
第18巻
(2010年12月発行、 978-4088790824)
第19巻
(2011年3月発行、 978-4088791180)
第20巻
(2011年6月発行、 978-4088791531)
第21巻
(2011年9月発行、 978-4088792033)
第22巻
(2011年9月発行、 978-4088792095)
第23巻
(2011年12月発行、 978-4088792422)
第24巻
(2012年3月発行、 978-4088792897)
第25巻
(2012年6月発行、 978-4088793528)
第26巻
(2012年9月発行、 978-4088794150)
第27巻
(2012年12月発行、 978-4088794761)
第28巻
(2013年3月発行、 978-4088795324)
第29巻
(2013年6月発行、 978-4088796994)
第30巻
(2013年9月発行、 978-4088796505)
第31巻
(2013年12月発行、 978-4088797199)
第32巻
(2014年3月発行、 978-4088797700)
第33巻
(2014年6月19日発行、 978-4088798554)
第34巻
(2014年8月20日発行、 978-4088798813)
第35巻
(2014年8月20日発行、 978-4088798820)