FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST

真島ヒロの漫画『FAIRY TAIL』の続編。ナツ・ドラグニルたちが新たに挑んだ「100年クエスト」の謎や、彼と仲間たちによる新たな冒険を描いた冒険ファンタジー。「マガジンポケット」で2018年7月から配信の作品。2021年9月にテレビアニメ化が発表されている。

正式名称
FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST
ふりがな
ふぇありー ている わんはんどれっど いやーず くえすと
原作者
真島 ヒロ
作画
ジャンル
ファンタジー
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
既刊12巻
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

滅竜の系譜

X793年、ゼレフや竜王、アクノロギアとの死闘を乗り越え、さらに強さと騒々しさを増したギルド「妖精の尻尾」で活躍するナツ・ドラグニルは、ルーシィ・ハートフィリアハッピーたちと共に伝説の依頼「100年クエスト」に挑むべく新たな旅に出ていた。初めて訪れた大陸で出会う不可思議な街に心を躍らせるナツたちだったが、神の名を持つ「五神竜」の存在、そして不気味な敵の牙が、彼らに襲いかかろうとしていた。一方、ギルドに残ったままのメンバーのもとへは、あこがれのナツに会うために「妖精の尻尾」に入りたいというトウカが訪れていた。新たな家族として歓迎されたトウカはそのままギルドに加入するが、一見ふつうの少女にしか見えない彼女の周りでは、不思議な出来事が起こり始める。そんな中、クエストを進めるべくイシュガル北方にあるギルティナ大陸において、ナツたちは力の暴走に悩む心優しき水神竜、メルクフォビアに出会う。新たな力を得ようと五神竜を狙い、港町エルミナを急襲したドラゴンイーターの凶刃からメルクフォビアたちを守るため、ナツたちは全力で応戦する。しかし、エルザ・スカーレットキリアの術にかけられて自我を奪われてしまい、ルーシィともはぐれたナツはピンチに陥る。そんな中、メルクフォビアの竜の力を奪った張本人とされる白魔導士、ファリスが、「妖精の尻尾」に加入したばかりのトウカの中にいることが判明。ファリスを警戒するジェラール・フェルナンデスたちによって秘められた一面が暴かれた時、二つの大陸をまたがって人々に大きな災いが降りかかる。エルミナではメルクフォビアが暴走を始め、その絶大な力の前にナツたちは窮地に陥るが、事態を急変させる驚くべき乱入者が現れる。それはイグニールの実の息子、イグニアで、ナツは一時的に彼の力を借りて戦うことになる。一方、ナツたちが不在の「妖精の尻尾」では、白魔導士としての本性を現したファリスがトウカを支配したままでメンバーを蹂躙(じゅうりん)していた。引き続き竜の肉を貪ろうと目論むドラゴンイーターだけのギルド「ディアボロス」、そして100年クエストの先に待つさらなる五神竜が待ち受ける中、押し寄せる困難を迎え撃つナツたちは新たな激闘に挑んでいく。

白滅

超巨大な木神竜、アルドロンの体の上に作られた五つの町の一つ「ドラシール」に到着したナツ・ドラグニルたちに、意識が朦朧(もうろう)としたままのジュビア・ロクサーによって、必死の警告がもたらされる。実はナツたちが100年クエストのために旅立っているあいだ、ギルド「妖精の尻尾」は、トウカの体を乗っ取った白魔導士、ファリスに蹂躙され、彼女の手に堕(お)ちていたのだ。かろうじてトウカに助けられていたジュビアを除く「妖精の尻尾」メンバーは、白魔導士の使用する「白滅」の魔法にあやつられて白魔術教団の一員となってしまい、アルドロンの力が封じられたオーブを守ろうとするナツたちの前に立ちはだかる。久しぶりにギルドメンバーと戦えることにワクワクするナツだったが、果てしない野望を秘めたファリスは別の標的を狙うようになり、100年クエストの続行を阻害する彼女の陰謀による危機がせまる。あやつられたガジル・レッドフォックスとの激闘を終えたナツは、ハッピーと共にほかの仲間を捜しに行こうとするが、その途中で「霊竜」を名乗るドラゴンイーターレイスに遭遇し、彼の手によって魂を抜き取られてしまう。レイスの力で魂を喰(く)われそうになったその瞬間、気を失ったナツは精神世界「β天国(ベータヘヴン)」で目覚め、ゼレフイグニールをはじめとする懐かしい面々と再会する。イグニールたちに励まされて勇気を取り戻したナツは、幽霊状態のままで目を覚まし、レイスを返り討ちにしようと奮闘する。だが、レイスはよりシンクロ率の高い相手に憑依(ひょうい)しようと、マカロフ・ドレアーの体に憑依して対抗してくる。マカロフとの強いシンクロを感じ取ったレイスには、まだ若い頃のマカロフが活躍している「妖精の尻尾」で過ごした日々の記憶が蘇(よみがえ)る。

木神竜の秘密

アルドロンの町のあちこちでは、町に散らばるオーブ破壊を狙うファリスの思惑どおり、ギルド「妖精の尻尾」メンバーによる同士討ちが方々で始まってしまう。エルザ・スカーレットはあやつられたジェラール・フェルナンデスにさらわれてしまい、大きく性格が変化した彼に苦戦する羽目になる。その頃、レイスを倒したナツ・ドラグニルは、ほかの仲間を正気に戻すべく、おぼろげな推測をもとにアルドロンの背中の町に向かい、そこにある城の中でトウカに遭遇していた。そこでトウカの正体がハッピーたちと同じ「エクシード」であることが判明するが、一時的にエクシードの姿に戻った彼女の中から再びファリスの人格が目覚め、ナツたちを攻撃する。一方、右肩の町ではウェンディ・マーベルたちが、ネバルの作り出した繭(まゆ)によって拘束されていた。禁じ手による賭けに出たウェンディのもとに舞い降りたのは、ギルド内で禁じられていた「ドラゴンフォース」を解放しようとするネバルがもたらす、恐るべき絶望だった。そしてナツたちはもちろん、ギルド「ディアボロス」やファリスさえも知らなかった予想外の仕掛けにより、町中のオーブがすべて破壊された瞬間にアルドロンが目覚め、天を衝(つ)く巨竜の咆哮(ほうこう)がギルティナ大陸に響き渡る。さらには壊されたオーブに宿っていた五人の守護神たちが目覚め、大いなる自然の力をもってアルドロンを守るべく、魔導士たちの排除に動き出す。必死に対抗するナツたちだったが、オーブを巡る戦いが続いたことで、ルーシィ・ハートフィリアやウェンディは魔力が尽きてピンチに陥っていた。しかしそこに、白魔導士による洗脳から解き放たれた頼もしい仲間たちが駆けつけ、ナツたちに加勢する。一方、ジュビア・ロクサーと共に行動するグレイ・フルバスターは、守護神の一体であるメトロに苦戦していた。

リベンジマッチ

アルドロンとの死闘を終えたナツ・ドラグニル一行は、壊滅した町から避難し、政府が管理するドラミールの町の秘湯で休息を堪能していた。しかしそのスキに、ギルド「妖精の尻尾」が捕えていたファリスが脱走してしまう。しかも、姿をくらます際にファリスが放った転送魔法は、休息中だったナツたちをも巻き込んでいた。ナツたちが転送された先は、時空を超えた異世界「エドラス」であった。懐かしのエドラス住人たちと再会したナツたちは、ファリスたちの故郷でもある新たな異世界「エレンティア」の存在と、ファリスの背後で糸を引く恐ろしき存在について知る。そして美しくも残酷な月神竜、セレーネとの、異世界を股にかけた新たな戦いが幕を開けようとしていた。エレンティアに送られセレーネを追うナツたちを待ち受けていたのは、彼女の親衛隊「月下美神」の三人だった。セレーネに捕らわれたナツとグレイ・フルバスターは、女性だらけの宴の肴(さかな)にされてしまう。一方、月下美神との戦いに苦戦するルーシィ・ハートフィリアウェンディ・マーベルは、激闘の末に敗北しヨウコによって妖怪化されてしまう。セレーネは宴の余興として、ヨウコによって妖怪の姿になりあやつられてしまったルーシィとウェンディを、捕らえたままのナツとグレイに差し向ける。さらにグレイのもとへは、同じくヨウコによって猛虎の妖怪に変えられてしまったハッピーシャルルが襲いかかる。その頃、ファリスの故郷「白滅の里」では、ギルド「ディアボロス」に属するスザクが、アースランドから召喚されていた。仲間を正気に戻したナツたちはスザクと出会うが、彼がディアボロスの一員とわかった途端に、セレーネ討伐を巡って彼との戦いが始まってしまう。圧倒的な剣術を誇るスザクの攻撃でナツとエルザ・スカーレットは敗れ、大きな傷を負って倒れてしまう。そこに乱入したセレーネは、黒月山にてスザクと一騎打ちとなるが、追い込まれヒートアップした彼女の膨大な魔力の影響で、全土を巻き込む魔力膨張が暴走を始める。その頃、ナツとエルザを治療している白滅の里では、ルーシィとグレイが月下美神と対峙(たいじ)していた。エレンティアの崩壊を悟った人々が大混乱に陥って八方塞がりの中、ウェンディが状況打開につながる秘策に気づく。

6頭目の五神竜

異世界「エレンティア」からセレーネを連れて帰還したスザクは、人間体のままの彼女をギルド「ディアボロス」に連れ帰る。ギルドマスターのゲオルグ・ライゼンはセレーネの肉を喰らおうとするが、真の姿に戻ったセレーネによって一瞬で返り討ちにされる。セレーネの実力を思い知ったスザクたちは、彼女の本当の目的がほかのドラゴンを殲滅(せんめつ)して自らが「最強の人間」として君臨することだと知る。マスターのゲオルグを失ったディアボロスの面々は、ひとまずはセレーネに従うしかなく、彼女に連れられてある場所へと向かうことになる。一方、エレンティアからアースランドに戻ったナツ・ドラグニルたちは、今までの報告と五神竜に関する情報収集も兼ねて100年クエストの始まりの地、ギルド「魔陣の竜」の城を訪ねることになった。再会したエレフセリアから五神竜と100年クエストの秘密を聞かされるナツたちだったが、時を同じくして動き出していたディアボロスによって緊急事態が発生。セレーネに支配されたスザクたちが、かつて五神竜と同格だったドグラマグの亡骸を苗床に生まれた巨大地下迷宮「ドグラ大迷宮」の探索へと乗り出したのである。大迷宮の危機を察知したエレフセリアは、ナツたちを背に乗せて大迷宮へと急ぎながら、ドラゴンの歴史とドグラマグの詳細について語り出す。ドグラ大迷宮に到着したナツたちは、かつてドグラマグが奪い大迷宮の奥に封じたエレフセリアの心臓を狙ってやって来たセレーネに遭遇。セレーネの余興を兼ねた策謀により、無限に広がり続ける不気味な大迷宮が、ギルド「妖精の尻尾」とディアボロスが死闘を繰り広げるバトルダンジョンと化していく。セレーネは大迷宮内にディアボロスの幹部「黒滅竜騎団」を含めたメンバー七人を放ち、それぞれをナツたちと対決させながら、大迷宮のどこかに隠された心臓を得ようと目論んでいた。仲間とはぐれたナツ、ルーシィ・ハートフィリアハッピーの三人は大迷宮内で黒滅竜騎団の一人、ハクと交戦することになるが、彼の魔法によって全身をぬいぐるみに変えられてしまう。

関連作品

漫画

本作『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』は、真島ヒロの漫画『FAIRY TAIL』の続編となっている。『FAIRY TAIL』は魔法や魔導士の世界「アースランド」を舞台とする冒険ファンタジーで、アニメ化やゲーム化を中心に、多数のメディア化やスピンオフが展開されている。ギルド「妖精の尻尾」に所属する魔導士のナツ・ドラグニルと、彼の仲間たちによる冒険や戦いを描いている。

登場人物・キャラクター

主人公

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の青年。相棒はハッピー。年齢不詳で、ギルドの紋章は右肩にある。桜色のツンツンヘアで、首元には昔から大切にしている鱗(うろこ)柄のマフラーを巻いており、どんな時で... 関連ページ:ナツ・ドラグニル

ルーシィ・ハートフィリア

ギルド「妖精の尻尾」に所属する魔導士の少女。ギルドの紋章は右手の甲にある。抜群のスタイルを持つ巨乳の美少女で、ふだんは金髪のロングヘアをポニーテールやサイドテールにまとめている。明るく純情で、天真爛漫(らんまん)な性格をしている。愛称は「ルーちゃん」。ギルドではナツ・ドラグニルやハッピーといっしょに行動することが多いが、無茶をしたりトラブルを起こしたりする彼らにはよく振り回されている苦労人。また服をいきなりめくられるなど、ナツの無自覚なセクハラの被害に遭うことも多い。その一方でナツに助けられることも多く、いざという時に頼りになる彼のことを信頼している。個性的なギルドメンバーの中では比較的常識人で、周囲に振り回されたり、ツッコミ役に回ったりしている。母親のレイラから受け継いだ鍵を使って、「バルゴ」や「ロキ」をはじめとするさまざまな星霊を召喚して戦う「星霊魔法」の使い手。実家を出てからは家賃7万J(ジュエル)のアパートに住んでいるが、ナツとハッピーに勝手に上がり込まれて、部屋を占領されることが多い。X793年にはナツたちと共にギルティナ大陸に旅立ち、100年クエストに挑戦している。メルクフォビアとの戦いでは、イグニアの炎を食らった際に暴走しがちになるナツの力に初めて恐怖心を抱いていたが、命懸けで彼の暴走を止める。星霊を召喚した際は「星霊衣(スタードレス)」という衣装をまとい、共に戦う星霊に応じて姿(フォーム)と能力が変化する。また、星霊の力を合成させて強化する「星霊衣合成(スタードレスミックス)」も習得しているが、使用すると魔力を大量に消費してしまう。昔から読書が好きで余暇や合間を利用して自作の小説を書いており、物語やおとぎ話にも詳しい。クエスト中の戦いや体験も、こまめに日記に記録している。100年クエストに挑む旅の中で、過去の戦いで失ったアクエリアスの鍵を捜していたが、異世界「エレンティア」での戦いで彼女との再会を果たした。酒に酔った時は、甘え上戸になることが多い。好きなものは本と星霊、嫌いなものは父親。

ハッピー

「エクシード」という猫のような生き物の少年。チーム「妖精の尻尾」に所属している。ナツ・ドラグニルの相棒としていつも彼と共に行動し、同じ家に住んでいる。青い体毛で、首元に風呂敷を巻いている。明るく前向きな性格で天然気味ではあるが、ナツたちに対しては時おりツッコミ役も担っている。戦闘力は高くないが、翼を生やして空中移動できる「翼(エーラ)」という魔法を使い、ナツたちを抱えて飛行するなど、さまざまな場面でサポートしている。ガールフレンドのシャルルに片思いしており、ほかのエクシードとも協力関係にある。X793年にはナツたちと共にギルティナ大陸に旅立ち、100年クエストに挑戦している。その中で出会ったトウカが自分たちと同じエクシードであることを知り、彼女を守ろうと決意する。新鮮な生魚が大好きで、背中の風呂敷には魚がいつも入っている。一人称は「オイラ」で、「あい」や「あいさー」が口癖。好きなものは魚、嫌いなものは犬。

エルザ・スカーレット

ギルド「妖精の尻尾」に所属している女性。ギルド内最強クラスの実力を持つS級魔導士。深い赤毛のロングヘアで右目には義眼を入れ、ふだんは長い前髪で隠している。クールな性格で硬派に見えるが、天然でお茶目な一面がある。非常に仲間思いでギルドの仲間を誇りに思っており、侮辱したり貶(おとし)めたりする者は誰であろうと許さない。ふだんは冷静で生真面目(きまじめ)ながら、本気で怒ると親しい相手でも予想できない行動に走るなど粗暴に振る舞い、自室に出現した虫退治に手こずってギルドの女子寮を半壊させたこともある。一方で魔導士としての実力や戦闘力は非常に高く、難易度の高いS級の依頼もこなせるほどの実力者。気が強くチームをまとめるお姉さん的な立場で、ルーシィ・ハートフィリアをはじめとする女性メンバーの相談相手にもなっている。服や装備品を変化させたり、異空間に保存した武器や鎧(よろい)を自由に出し入れしたりできる「換装魔法」の一種「騎士(ザ・ナイト)」を使用する。幼なじみのジェラール・フェルナンデスとは両思いでもあるが、なかなか素直になれず正式に付き合うには至っていない。X792年以降は「妖精の尻尾」7代目マスターに就任している。X793年にはナツ・ドラグニルたちと共にギルティナ大陸に旅立ち、100年クエストに挑戦している。港町エルミナの戦いでは、キリアに「強さ」を斬られて気弱な性格に変わってしまい、一時期は彼女のペットと化していたが、正気を取り戻したあとは換装魔法を活かして彼女を返り討ちにした。騎士道にこだわりがあり、たとえ敵が相手でも卑怯(ひきょう)な手段は好まない。片目が隠れているために催眠術系の魔法の効果を半減させることができる。アルドロンの町では、ファリスにあやつられたジェラールやラクサス・ドレアーと交戦し、ラクサスには敗れたものの彼らを正気に戻すことに成功する。責任感が強く、いつでも依頼主の心境を考え、クエストで決められた誓約はつねに厳守する。酒癖が悪く、酔うと悪ノリに走るうえ、泥酔中に起こった出来事はほとんど覚えていない。好きなものは武具や鎧、嫌いなものは悪。

グレイ・フルバスター

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の青年。天才魔導士のウルの弟子の一人。幼少期にウルから教育と魔法の指南を受け、彼女を大切な家族のように思っていた。黒のツンツンヘアのイケメンで、右胸にギルドの紋章があり、背中に大きな傷痕がある。勘が鋭く仲間思いで、他人の感情の変化にも敏感だが、少々ぶっきらぼうな性格をしている。魔導士としての実力は優秀で、武器や物体を魔法で作り出して戦ったり、周囲を凍らせたりする「氷の造形魔法(アイスメイク)」を得意としている。ナツ・ドラグニルとは意見が合わないことが多く、しょっちゅうケンカしていたが、決して険悪なわけではなく、彼とタッグを組んだ際は絶妙な連携を見せるなど相性は抜群。また、数々の戦いを通してナツと友情を深めている。以前からジュビア・ロクサーから熱烈な恋心を寄せられており、軽くあしらうことも多いが、一途(いちず)な彼女のことは同じギルドの仲間として大切に思っている。X793年にはナツたちと共にギルティナ大陸に旅立ち、100年クエストに挑戦している。以前とは異なり、不器用ながらジュビアに恋心を寄せるようになっており、彼女を守れるくらい強くなることを目指している。また、無事に100年クエストを終えたあとは、ジュビアを迎えに行くことを望んでいる。のちに、アルドロンの町、ドラシールにてジュビアと再会し、しばらくは唯一正気を保っていた彼女と行動することになり、二人で連携しながらアルドロンの守護神の一体を倒した。その後もナツたちと共に行動し、引き続き100年クエストに挑んでいる。何かと服を脱いですぐ裸になる悪癖を持ち、時にはなぜか勝手に服が脱げて、知らぬ間にパンツ一丁や全裸姿になっていることもある。好きなものは面白いこと、嫌いなものはナツ。

ウェンディ・マーベル

ギルド「妖精の尻尾」に所属する魔導士の少女。シャルルを相棒としている。ふだんは藍色のロングヘアをツインーテールにまとめている。グラマーな女性の多いギルドメンバーの中では華奢(きゃしゃ)で小柄な体型で、ギルドのマスコット的な女の子としてかわいがられている。気弱で引っ込み思案なところがあり、本来は争いを好まない温厚な性格をしている。しかし数々の経験を経て成長を果たし、仲間と共に数々の戦いに身を投じている。元は天竜「グランディーネ」に育てられた天空の滅竜魔導士であり、空気を魔力源に天の滅竜魔法を使うが、空気が汚れている時はこれらの魔法が使えなくなる。また、滅竜魔法を使用する時は髪色が変わる。非常に耳がよく、ヒソヒソ話などもはっきり聞き取れる。X793年にはナツ・ドラグニルたちと共にギルティナ大陸に旅立ち、100年クエストに挑戦している。人や物体に魔法付加を与え、一時的に能力を高める魔法「付加術(エンチャント)」の希少な使い手「付加術士(エンチャンター)」でもある。付加術によって味方にさまざまな属性を与えることができ、たとえば強力な五神竜と戦う際は、滅竜属性を与えることで仲間をサポートしている。また、自分や仲間の状態異常を回復できる状態異常回復魔法「レーゼ」をはじめとするサポート系の魔法や、傷を治療する回復魔法も得意としている。周囲の女性よりも小柄で胸が小さいことに悩んでおり、異世界「エドラス」の住人であるエドウェンディのスタイルのよさを見るたびにやきもきしている。アルドロンとの戦いの最中に目覚めたアイリーン・ベルセリオンの思念体を宿し、ピンチの時は彼女から力を借りたり助言を受けたりしている。ドグラ大迷宮でのハクとの戦いのあとには、アイリーンから「高位付加術士(ハイエンチャンター)」並の実力を持っていると認められる。好きなものはシャルル、嫌いなものは梅干し。

シャルル

「エクシード」という猫のような生き物の少女。ウェンディ・マーベルの相棒で、ハッピーのガールフレンドでもある。真っ白な美しい体毛を持ち、長い尻尾の先にはリボンを結んでいる。しっかり者で勝気だが、ウェンディのことをいつも心配しており、彼女に対しては過保護な態度を見せることがある。ハッピーに一目惚(ぼ)れされているが、昔は彼のことをあまり快く思っていなかった。X793年にはナツ・ドラグニルたちと共にギルティナ大陸に旅立ち、100年クエストに挑戦している。ハッピーと同様に、翼を生やして空中移動できる「翼」の魔法を使いこなし、ウェンディを抱えて飛ぶなど仲間をサポートしている。人間に変身したうえで戦うことも可能で、その際はシャツとミニスカートを着用し、猫耳と尻尾が生えた小柄な美少女の姿になる。ふだんはハッピーのことをクールにあしらっているが、彼がトウカといい雰囲気の時には嫉妬するような態度を見せている。好きなものは魚とダージリンティー。

ジェラール・フェルナンデス

ギルド「魔女の扉(クリムソンシエール)」のマスターを務める魔導士の青年。ギルド「妖精の尻尾」とは協力関係にある。青髪の美青年で、顔の右半分には紋様が刻まれている。ふだんはクールな性格で冷静ながら、正義感が非常に強い。かつてエルザ・スカーレットと共に奴隷として働かされた過去を持つ。奴隷時代からの幼なじみでもあるエルザには、今でも特別な感情を抱いており、両思いながら、なかなか素直になれず正式に付き合うには至っていない。トウカの噂(うわさ)を聞き付けて以来、危険視して近づかないよう仲間や、ほかの魔導士ギルドに呼びかけており、彼女が「妖精の尻尾」に入ったあとも警戒し、仲間を守るために倒そうと目論む。しかし、トウカの中から目覚めたファリスに返り討ちにされてしまい、彼女の魔法であやつられる形でエルザと戦うことになる。あやつられているあいだは、ふだんのクールな性格が一変し、エルザに対して積極的になり、いきなり服を脱いだり彼女を白魔術教団の教えに染め上げたりしようとするものの、彼女を守ろうとする強い信念だけは変わっていない。エルザによって倒されたあとは、縛られた状態で放置されていたが、アルドロンのオーブが破壊されたことで正気に戻り、エルザやナツ・ドラグニルたちのもとへ駆けつけ、ダメージを受けたエルザやラクサス・ドレアーに代わってアルドロンの守護神の一体を倒した。戦いが終わったあとは自らの過去の過ちを自戒することを決意しながら、エルザに思いを告げた。

ジュビア・ロクサー

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の女性。昔はガジル・レッドフォックスと共にライバルギルド「ファントムロード」に所属していた。ウェーブのかかった青いロングヘアで、ファー付きの紺色の帽子をかぶっている。当初は雨女なことがコンプレックスで、暗くて引っ込み思案な性格だったが、グレイ・フルバスターに熱烈な恋心を寄せるようになってからは、一途で明るい性格に変わった。ただし、グレイへの思いが強い過ぎるあまり、彼との妄想を暴走させたり、ストーカーのような行為に走ったりすることもある。また、グレイに近づく者に対しては、女性はもちろん人間以外や男性であっても恋敵と見なして嫉妬心や対抗心を抱いている。ギルドの女子寮にある部屋の中には、あちこちに自作のグレイグッズが置かれている。昔なじみであるガジル以外には、礼儀正しい口調で話すことが多い。「水流(ウォーター)」という水の魔法を得意としており、自分の全身を水に変えることも可能で、単純な物理攻撃は通用しない。100年クエストのために旅立ったグレイと離ればなれになったことを嘆きながらもギルドに残っているが、離れたままでも時おりグレイに近づく恋敵の気配を感じ取って反応している。「妖精の尻尾」メンバーを襲ったファリスの魔法を受けたものの、間一髪でトウカに助けられ、グレイたちのもとへ向かい、ファリスに気をつけるよう警告した。魔法の影響は残っているもののほかのメンバーとは異なり自我を保ち続け、その後はしばらくグレイたちと行動を共にし、アルドロンとの戦いではグレイと共闘して守護神の一体を倒した。愛情が空回りしがちだった過去とは異なり、現在はグレイへの思いが通じており、彼にとってもギルドの仲間というだけでなく一人の女性として、守るべき大切な存在になっている。好きなものはグレイ、嫌いなものは雨。

ガジル・レッドフォックス

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の男性。ふだんは相棒であるパンサーリリーと行動していることが多い。昔はジュビア・ロクサーと共にギルド「ファントムロード」に所属していた。顔にネジ型のピアスをいくつも付け、目つきが悪い荒くれ者。しかし残虐だった昔とは異なり、新しい仲間と接するうちに丸い性格となり、優しく仲間思いな一面を見せることも多い。幼少期に鉄のドラゴンに育てられ鉄の滅竜魔法を学んだため、体の一部を鉄に変化させて戦える。「妖精の尻尾」で知り合ったレビィ・マクガーデンと意気投合し、のちに恋人同士になる。X793年は100年クエストに旅立ったナツ・ドラグニルたちの代わりにギルドを守っている。加入したばかりのトウカを怪しく思い、探偵風の衣装をまとってジュビアと共にトウカを探っていた。恋人のレビィのお腹に自分との子供が宿っているとわかったあとは、生まれるのを楽しみにしながら、子供との遊びや会話のネタを彼女と共に考えている。そんな中、ファリスの急襲を受けて魔法であやつられてしまい、アルドロンの町ではナツと交戦する。ナツに敗れたあとは無事に正気に戻り、アルドロンやドラゴンイーターたちに苦戦する彼らのもとへ駆けつけ、巨大化してアルドロンの守護神を倒した。戦いのあとはギルドに戻っていたが、ナツたちが異世界「エレンティア」から戻ったあとにはセレーネにより強制的にドグラ大迷宮に送られ、大迷宮内でギルド「ディアボロス」と対決することになる。好きなものは鉄やガラクタ、嫌いなものは空腹。

ラクサス・ドレアー

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の男性。マカロフ・ドレアーの孫。逆立った金髪のオールバックで、右目に傷痕があり、少々強面(こわもて)な顔立ちをしている。大柄で筋肉質な体型で、いつも愛用のコートを肩に羽織っている。冷酷無比な一面があるため、ナツ・ドラグニルなどと時おり対立することもあったが、部下である雷神衆からの信頼は厚い。体内に埋め込まれた滅竜魔法の魔水晶を基に、雷系の滅竜魔法を得意としており、電撃で麻痺させたり高速移動したりして戦う。魔導士としての実力は指折りで、ギルド内でも数少ないS級魔導師の一人でもある。非常に仲間思いな性格で、過去の体験もあってナツたちと同様にギルドメンバーのことを家族のように思い、加入したばかりのトウカがジェラール・フェルナンデスから危険視された際にも彼女を庇(かば)う言動を見せた。しかし、トウカの中に宿っていたファリスの魔法を受けてしまい、激闘の末にキリアを倒したのち、ファリスにあやつられたままエルザ・スカーレットと激闘を繰り広げた。正気に戻ったあとは、アルドロンやドラゴンイーターたちに苦戦する彼らのもとへ駆けつける。戦いのあとはギルドに戻っていたが、ナツたちが異世界「エレンティア」から戻ったあとは、セレーネの魔法で強制的にドグラ大迷宮に送られ、大迷宮内でギルド「ディアボロス」の幹部、キリンと対決することになる。好きなものは最強、嫌いなものは弱者。

エレフセリア

世界最初の魔導師ギルド「魔陣の竜(マギアドラゴン)」のギルドマスターを務める男性。白ヒゲをたくわえ、ローブをまとい両耳にピアスを付けた老人。ナツ・ドラグニルたちに100年クエストを依頼した依頼主であると同時に滅竜魔導士でもあり、自らもドラゴンと化して「法竜」を名乗っている。瞬間移動をしたり体の大きさを自在にあやつるなど、さまざまな魔法を使う。小さな人形のようなサイズに変化してルーシィ・ハートフィリアの胸に潜り込むなど、スケベな一面もある。元は人間の魔導士だったが、五神竜に対抗するために滅竜魔法を習得し、その代償としてドラゴンと化していった。本来は争いを望まない性格であり、魔法も邪(よこしま)な争いの力ではないと考えているため、魔導士同士が力を合わせることを願って「魔陣の竜」を結成した。しかし現在は人間の仲間たちが老いて亡くなっており、山奥にある城でギルドを守りながら隠居している。ふだんは喋(しゃべ)るカラス、ヒカゲの世話になりながら、城内にある石碑を通して100年クエストの進行を見守っている。メルクフォビアの暴走を鎮めたナツたちに驚きつつも、彼らなら強力な五神竜にも対抗できるのではと強い期待を寄せるようになった。実は100年前にドグラマグを激闘の末に倒しているが、死ぬ間際に心臓を奪われ、ドグラマグの亡骸から生まれた「ドグラ大迷宮」に封じられている。ドラゴン化した影響で心臓の役割を果たす別の臓器が作られており、心臓を奪われたままで生き延びている。

メルクフォビア

「水神竜」の異名を持つ五神竜。人間体の時は、青髪の長髪でツノの生えた男性の姿をしており、右目の周りに紋様がある。港町エルミナの守り神として住人に信仰されており、100年クエストの依頼を受けてエルミナを訪れたナツ・ドラグニルたちと出会う。昔は暴虐の限りを尽くし多くの人を殺していたが、遭難していたカラミールと出会ってからは人間と共存する生活を送るようになり、元から水神信仰があったエルミナの守り神として住人たちに信仰されている。現在はカラミールと共に遭難者を助けながら町を管理しているが、時おり自分の力が抑えられなくなることに悩んでいる。水を司(つかさど)る巨大な神竜であり、街を余裕で飲み込むほどの水を生み出す能力を持つ。個性的な五神竜の中では温厚で優しい性格の常識人だが、ドラゴンの姿になって暴れた時は、絶大な力で周囲のすべてを飲み込み破壊するほどの力を発揮する。このため、自分の力が抑えらなくなって街の水位が上がった時のため、魔法で住人たちを魚の姿に変えることでエルミナを守っていた。トウカに宿っていたファリスに竜の力を奪われて再び暴走を始め、エルミナを破壊しようとするが、最終的にはイグニアの力を借りたナツに敗北して正気を取り戻した。これと同時に魔力を失っており、これ以降はドラゴンではなく力を持たない人間となり、カラミールに支えられながら人間としてエルミナの住人たちと暮らすようになる。

カラミール

港町エルミナに住む女性。ウェーブのかかったロングヘアの一部を編み込み、眼鏡をかけている。気が強く生真面目な性格をしている。たまたま遭難していたところをメルクフォビアに救われて以来、彼を慕って身の回りの世話をしている。当初はエレフセリアの差し金であるナツ・ドラグニルたちを快く思わず、あまり歓迎していなかった。暴走に悩み自らの命を魔導士に差し出そうとするメルクフォビアを心から心配し、魔導士ではなくふつうの人間でしかない自分の無力さを悔やみながらも、彼の制御を白魔術教団に依頼していた。しかしそれが原因で、メルクフォビアが暴走する結果となったことを激しく後悔しており、ナツたちにメルクフォビアを殺して止めるよう、泣きながら懇願する。鎮まったメルクフォビアが魔力を失ったあとは、人間化した彼をそばで支えながら、共にエルミナを守っている。

トウカ

魔導士の少女。ナツ・ドラグニルたちが100年クエストに挑んでいるあいだに、ギルド「妖精の尻尾」に加入した。銀髪の縦ロールでバラ型の装飾があるティアラを付け、ドレスをまとっている。かわいらしい見た目だが、時おり猫のような尻尾が出ていることから、ギルドメンバーに不思議がられている。ナツにあこがれを抱いており、「妖精の尻尾」に加入したのも彼に会うためである。しかし肝心のナツが不在のため、彼となかなか会えずにいた。実はファリスの人格を宿しているため、白魔術教団を警戒するジェラール・フェルナンデスからは危険視されている。時おりファリスに体を乗っ取られることに悩んでおり、「妖精の尻尾」にいる付加術士の噂を聞きつけて、分離付加術によって人格を分離してもらうつもりだった。ふだんから丁寧語で話すが、人格が変わった時は高飛車なお嬢様口調になる。そんの正体は、ハッピーやシャルルと同じ「エクシード」という猫の種族であり、人間の姿になっていたのはファリスに体を乗っ取られていたためであった。本来はトラ模様の白猫の姿をしており、その姿はシャルルに劣らない美少女猫で、シャルル一筋だったハッピーを迷わせるほど。かつて盗賊に捕まっていたところをナツと共に飛んで来たハッピーに救われており、わけあってハッピーの名前を「ナツ」とカンちがいしたまま、恋心を寄せていた。アルドロンの背中の町でナツ、ハッピーと再会し、誤解が解けてハッピーに思いを告げるも、再びファリスに体を乗っ取られてしまう。元はナツたちの住むアースランドや異世界「エドラス」とも異なる臨界魔法世界である「エレンティア」の住人。アルドロンの覚醒後、ウェンディ・マーベルの魔法でファリスとは分離した。目を覚ましたあとはエドラスに飛ばされたナツたちを追い、別世界に移動できる転送魔法「水翼(アクアエーラ)」を使って駆けつけ、エレンティアに戻ってからも彼らと行動を共にしている。

ファリス

トウカの体を乗っ取った謎の少女。時おりトウカの中から目覚め、彼女の体を支配しながら暗躍している。銀髪の縦ロールでバラ型の装飾があるティアラを付け、ドレスをまとっている。高飛車で高圧的なお嬢様口調で話す。すべてを無に帰す力を持つ「白魔術」の使い手が集まった「白魔術教団」に所属している。当初は本名が不明で、「白魔導士」と名乗っていた。蹂躙した相手の魔力と意思を奪って、意のままにあやつる「白滅(ホワイトアウト)」という魔法を使用する。また白滅をかけた相手の魔法をコピーすることもできる。トウカがギルド「妖精の尻尾」に加入後、白滅によってギルドメンバーを蹂躙し、自らの手下としてあやつるようになる。強過ぎる魔力を危険視しており、強力な魔力を持つ「妖精の尻尾」のことも危険因子と考えている。実はセレーネの命令で行動しており、彼女に言われるままに「妖精の尻尾」メンバーをあやつりながらオーブを破壊することで、アルドロンを滅ぼしてその力を得ようと目論む。しかし逆にアルドロンが復活してしまい、セレーネに騙(だま)されていたことを悟る。ウェンディ・マーベルの魔法でトウカと分離して彼女と共に気を失っていたが、ナツ・ドラグニルたちがアルドロンを倒したあとは逃亡。トウカから得た転送魔法でナツたちを異世界「エドラス」に転送するが、本当は異世界「エレンティア」に転送するつもりだった。この際にトウカと同じくエレンティアの住民であることや、今までの行動がすべてエレンティアを救うためであったことが判明する。また、エレンティアの多過ぎる魔力を消す使命のために、白滅の力を受け継いでいる家系に生まれた巫女(みこ)でもある。白魔術教団の白魔導士となったのは身分を偽るためであったが、いっしょに信者たちの教義を取り込んだことで暴走しがちになっていた。セレーネの力でエレンティアに転送され、同じくエレンティアにやって来たナツたちにすべての事情を話す。故郷の「白滅の里」に戻ったあとは今までの行いを反省し、里の民たちと共に行動しながらナツたちに協力する。

ブランディッシュ・μ (ぶらんでぃっしゅみゅー)

アルバレス帝国の精鋭部隊「スプリガン12」に所属していた女性。ルーシィ・ハートフィリアとは同い年齢。右太ももにアルバレス帝国の紋章がある。頭に十字架型の飾りを付け、コートの下に首輪とビキニを着用し、ボブカットの頭にサングラスをかけている。基本的に無表情で、眠そうな顔をしていることが多い。面倒事を嫌うかなりマイペースな性格で適当な行動も目立つが、ゼレフの命令にだけは気分に関係なく従うほど、彼に忠誠を誓っている。人や物体の大きさを変える魔法を得意としている。かつてはギルド「妖精の尻尾」と敵対し死闘を繰り広げたが、ナツ・ドラグニルたちに敗れてスプリガン12が解体されたあとは、一人でアルバレスを出てギルティナ大陸に渡り、主人であるアクエリアスの鍵を探す旅をしている。その道中で、仲間たちとはぐれていたルーシィと海で遭遇し、気まぐれに彼女を救出した。また、アルドロンの町を訪れて名物のアルドロンパフェを楽しんでいた途中で、アルドロンの守護神に苦戦するルーシィたちに遭遇し、「妖精の尻尾」メンバーを巨大化させることでサポートした。好きなものはスイーツとモフモフしたもの。

キリア

すべてを切り裂く「刃竜」の異名を持つドラゴンイーターの女性。ギルド「ディアボロス」のメンバーで、見た目は露出度の高い服をまとったロングヘアの美女だが、好戦的な性格のサディスト。一人称は「ワシ」で、古風な口調で話す。生贄(いけにえ)のフリをしながらメルクフォビアを狙って港町エルミナに侵入し、ナツ・ドラグニルたちと交戦する。過去にドラゴンの肉を喰らったことで、物体だけでなく「強さ」などの概念すら切り裂く不思議な魔法を得ている。これらの魔法の正体は目を通してかける催眠術の一種であり、一時はエルザ・スカーレットを気弱な女性に変えてペットのように従えていた。しかし、エルザには効果を半減されていたため、早くから正気に戻った彼女に返り討ちにされた。エルミナから撤退後はアルドロンを狙うようになるが、その途中で出会ったラクサス・ドレアーと交戦し、彼の強さに惚れ込んで再戦を望んでいる。

マッドモール

「鎧竜」の異名を持つドラゴンイーターの男性。ギルド「ディアボロス」のメンバーで、福耳とドレッドヘアが特徴。全身に鎧をまとい、目を閉じていることが多い。一人称は「それがし」。語尾に「~っちゃ」を付けて話すなど茶目っ気のあるしゃべり方ながら、性格は生真面目かつ律儀であり、敵にはいっさいの容赦はしない。異名のとおり最強の鎧をまとっており、防御力が非常に高く、多少の攻撃では傷一つ付けられないうえに、当初は物理攻撃やナツ・ドラグニルの必殺技「炎竜王の崩拳」ではダメージを与えられなかった。物理攻撃には強いものの、ナツが放った強力な炎の熱さには耐えられずに敗北する。

スカリオン・レイダー

すべてを灰にさせる「骸竜」の異名を持つドラゴンイーターの男性。ギルド「ディアボロス」のメンバーで、個性的なディアボロスメンバーの中ではまじめで用心深いが、かなり冷酷な性格をしている。灰を使った魔法による広範囲攻撃のほか、相手の攻撃を灰化することで無効・弱体化したり、灰を使って移動したりなど、攻守や移動において優れている。さらには膨大な量の灰を使えば船などを作り出すなど、グレイ・フルバスターに劣らぬ繊細な造形を誇る造形魔法も得意としており、実際にグレイを驚かせていた。

ネバル

「粘竜」の異名を持つドラゴンイーターの男性。ギルド「ディアボロス」のメンバーで、変わった奇声や独り言を交えながら話すなど、少々不気味な雰囲気を漂わせた変わり者。戦闘においては粘液を自在にあやつる魔法を使用し、それで作り出した糸で相手を繭に包んで拘束することもできる。アルドロンの町、ドラシールではアルドロンを狙う中、ウェンディ・マーベルと交戦する。戦いの中でウェンディに弱さや不甲斐なさを指摘し、じわじわと精神攻撃を仕掛けながら彼女を繭で拘束する。ウェンディの反撃に一度は追い込まれるも、ディアボロス内でも禁じられている滅竜魔法の最終形態「ドラゴンフォース」を開放することで逆転。しかし、ドラゴンフォースの副作用である竜化に耐えられなくなって自滅し、行方不明となる。

イグニア

「炎神竜」の異名を持つ五神竜。イグニールの実の息子。人間体の時は炎のように逆立った赤毛で、筋肉質な男性の姿をしており、胸元には赤い太陽の紋様がある。非常に好戦的で暴れるのが好きな性格で、強力な炎をあやつって今までにいくつもの国を破壊してきた。家庭を持たないドラゴンの性質上、父親のイグニールとは離れて育った。父親の敵討ちではなく自分の実力を試すために竜王、アクロノギアと戦おうとしたが、すでに倒されていたことから、現在はナツ・ドラグニルに興味を持ち、彼と戦うことを望んでいる。港町エルミナで暴走したメルクフォビアを止めようとするナツたちの戦いに乱入し、ナツたちの力不足を指摘したうえで彼に自らの炎を与えた。

ゲオルグ・ライゼン

ギルド「ディアボロス」のギルドマスターを務める壮年の男性。大柄で筋肉質な体型で、全身のあちこちに傷痕がある。今まで何体ものドラゴンを喰らって自らを強化してきた残虐で強欲なドラゴンイーターであり、今まで食したドラゴンの肉の味は忘れていない。ギルドの部下たちに、五神竜の肉を持って来るよう命じる。分厚いステーキが好物で、酒の代わりに肉を絞って豪快に飲むことを好む。スザクが連れ帰ったセレーネを喰らおうとするが、人間体からドラゴンの姿に戻った彼女に踏み潰される。実は過去にエレフセリアから100年クエストを依頼されており、これをきっかけに生き残ったドラゴンたちを喰らってドラゴンイーターとなった。やがて強化されるうちに周囲に魔導士たちが集まり、ディアボロスを結成した。しかし100年クエストの誓約を破っていたため、エレフセリアによって依頼は破棄され、現在の正式な権利はギルド「妖精の尻尾」に移行されている。強引さや素行の悪さはあるものの違法な行為には手を出しておらず、エレフセリアからも100年クエストのために必要な強者(つわもの)として期待されていた。

アルドロン

「木神竜」の異名を持つ五神竜。世界一の巨体を持つドラゴンであり、植物を中心とする自然の力をあやつり、人の心を読む能力を持つ。300年以上昔に、自らの体の上に街を築くよう人々に命令していたため、右手、左手、背中、右肩、左肩の上に五つの町が作られており、右手の町である「ドラシール」は、ギルティナ大陸最大都市としても有名。ふだんはほとんど動くことなく、じっとしている。各町には力を封じ込めたオーブが保管され、すべてのオーブが破壊されるとアルドロンは力を失ってしまうという伝説がある。しかし実際にはオーブが壊されると、おとなしくしていたアルドロンが目覚めるようになっており、セレーネの策略でファリスがオーブをすべて破壊したあとは5体の守護神「ゴッドシード」が解放され、魔導士たちの殲滅に乗り出した。守護神のうちの1体はアルドロン自身の頭脳や本体ともいえる「ゴッドシードアルドロン」であり、冠を被った木の魔人のような男性の姿をしている。数百年前にドラゴン同士の戦いで傷を負い、ギルティナ大陸で休んでいたが、再び力を蓄えるべく人々に町を作るよう命じ、住人たちから養分を吸い取るうちに成長を続け、現在の巨体に成長していった。しかし徐々に力を抑えられなくなってきたため、力の一部をオーブに封じたうえで守護神を生み出していた。人間のことは力の源となる養分としか見なしておらず、昔から見下している。目覚めたあとはギルティナ大陸を支配しようと目論み、守護神を通してナツ・ドラグニルたちと激闘を繰り広げる。

レイス

「霊竜」の異名を持つドラゴンイーターの青年。ギルド「ディアボロス」のメンバー。目の下の大きなクマが目立つ白髪で、生気がなく儚(はかな)げな雰囲気をまとっている。実は過去に死亡した霊体であり、自分の過去や死亡した過程も覚えていない。このため滅竜魔導士をはじめとする一部の者以外には姿が見えず、基本的に誰にも攻撃を加えることができないが、近くにいる人間や生き物に憑依して行動することが可能。憑依先がシンクロ率の高い相手であった場合は、より高い力を発揮できる。その一方で、相手も霊体であった場合は、通常どおり攻撃されることが弱点となっている。アルドロンを狙って行動する中でナツ・ドラグニルとハッピーに遭遇し、ナツの魂を奪って取り込もうとするも、精神世界で力を得たナツに返り討ちにされる。戦いの中でマカロフ・ドレアーに憑依した際に、昔の自分がギルド「妖精の尻尾」に所属していたことを思い出した。若い頃のマカロフとはあまり親しい仲ではなかったが、彼からはギルドの仲間として大切に思われていた。

アクエリアス

ルーシィ・ハートフィリアと契約している宝瓶宮の星霊。露出度の高い恰好をした、青いロングヘアの女人魚の姿をしている。世界で12個しかないとされる幻の金色の鍵「黄道十二門」に宿る星霊であり、津波を起こすなど水を自在にあやつれる。高圧的な性格で、ルーシィ相手にも厳しい態度を取る。口うるさいように見えてルーシィのことをしっかり見て大切に思っており、発破をかけるために叱ったり気づかったりするなど、ツンデレのような態度を取ることもある。ルーシィが最初に契約した星霊でもあるため付き合いはもっとも長く、ルーシィにとっては初めての友達でもある。過去の戦いで消滅し、ルーシィとは会えない状態が続いていたが、ギルティナ大陸のどこかに鍵があるという情報を、ブランディッシュ・μがつき止めている。のちに、鍵がなくても星霊が顕現できる異世界「エレンティア」にてルーシィと再会し、その後のセレーネとの戦いにも協力した。

アイリーン・ベルセリオン

アルバレス帝国の精鋭部隊「スプリガン12」に所属していた女性。深い赤毛のロングヘアを大きな三つ編みにまとめた美女。エルザ・スカーレットの実母であり、400年以上前はドラグノフ王国の王女だった。あらゆる対象に魔法付加を与えられる「高位付加術士(ハイエンチャンター)」であり、大気や地面に魔法効果を与えることで絶大な戦闘力を誇る。また、対象に自らの人格を付加することも可能。過去の戦いで死亡したが、戦争終結から1年後、ウェンディ・マーベルに宿る形で復活を果たす。実は、ウェンディに一度人格付加をしていたことで縁が生じ、死ぬ間際に再度、人格だけを付加していた。弱っていた状態での付加だったため、長らくウェンディの中で眠っていたが、アルドロンとの戦いの中でウェンディがアイリーン・ベルセリオンの力を使ったのをきっかけに目覚め、トウカとファリスの分離付加にも手を貸した。ただし、現在はウェンディにしか見えない思念体のようで弱い力しか持たず、基本的には彼女への助言くらいしかできない。ふだんの日常においてはウェンディに干渉せず、娘のエルザには自分の存在を黙っておいて欲しいと口止めしている。

セレーネ

「月神竜」の異名を持つ五神竜。黒月山に住んでおり、星の力を使う強大なドラゴンとして知られる。人間体の時は和服を着た金髪ロングヘアの女性の姿で、妖艶な雰囲気をまとっている。真の姿は妖狐に近い姿の巨竜で、狐のような尻尾が複数生えている。ファリスを唆(そそのか)してアルドロンのオーブを破壊させ、アルドロンを復活させた張本人。人間体の姿はかなりの美女だが、目的のためであれば手段を選ばない冷酷な本性を秘めている。時には卑劣な手段に走り、利害が一致さえすれば敵と手を組むことすらためらわない。昼を月夜に変えるほか、人間を自在に転送する魔法も使いこなす。当初の目的はアルドロンの復活と異世界「エレンティア」の獲得で、ファリスのこともそのために利用していた。エレンティアに飛ばされたナツ・ドラグニルたちと対峙し、スザクとも一騎打ちになる。人間の女性の手下を何人も従えており、ふだんは戦いのほとんどを自らの親衛隊である「月下美神」の三人に任せ、自らは宴や余興を楽しんでいる。クルヌギという息子のドラゴンがいたが、ゲオルグ・ライゼンとスザクに殺害されたため、彼らを恨んでいた。スザクとの戦いの最中に暴走し彼に敗れたあとは、ギルド「ディアボロス」に捕らえられる形でアースランドに戻る。実はゲオルグのもとへ行くために倒されたフリをしていただけであり、真の姿に戻ったうえで、襲いかかってきたゲオルグをあっさり返り討ちにした。人間体のままではスザクには敵わないことを認めつつも、真の姿では圧倒的な力を誇り、スザクたちにプレッシャーを感じさせている。自らの真の目的を話したうえで、ディアボロスの新たなギルドマスターとなり、ギルドを支配するようになる。真の目的はドラゴンを全滅させることで、400年前から続くドラゴンの時代を終わらせるために、魔導士たちを利用して残りの五神竜の命を狙っている。また、ドラゴンが滅んだあとは自ら人間となり、ドラゴンではなく最強の人間として君臨しようと目論んでいる。

ヨウコ

セレーネに従う魔導士による親衛隊「月下美神」の一人。黒のロングヘアでキツネ耳と尻尾を生やし、和服をまとった三白眼が特徴の女性。さまざまな妖怪をあやつり、蹂躙した相手を妖怪化して使役する魔法を使用するほか、魔法や呪法とも異なる霊術を得意としている。また、妖怪を無限に呼び出せる霊術「百鬼夜行」も使用する。強力な妖怪を次々と繰り出してルーシィ・ハートフィリアを倒したあとは、彼女とウェンディ・マーベルを妖怪化させてナツ・ドラグニルたちを襲った。セレーネが行方不明となったあとは、ほかの月下美神と同様に「白滅の里」の民によって裁かれる。

スザク

「黒滅竜騎団」に所属している男性。ギルド「ディアボロス」の幹部で、「赤竜」の異名を持つ凄腕の剣士。「剣聖竜」として知られ、セレーネの息子でもあるドラゴン・クルヌギを喰らい、剣聖の滅竜魔法を手に入れたドラゴンイーター。赤毛の長髪をポニーテールにまとめ、大きな羽根型の耳飾りを付けている。侍風の和服をまとい、日本刀のような刀を武器に戦う。基本的にはまじめで落ち着いた性格ながら、笑いのツボにはまると笑いをこらえながら悶(もだ)えることがある。任務や目的のためであれば相手の状況や心境を気にせずに行動し、好戦的で冷徹な一面も秘めている。「肯定」「疑問」といった二文字の熟語を交えながら話す。剣術の腕に優れ、同じく剣術を得意とするエルザ・スカーレットを倒し、ナツ・ドラグニルのこともあっさり返り討ちにしたほど。その後はセレーネと黒月山で一騎打ちとなり、追い詰められて暴走した彼女を倒してディアボロスに連れ帰った。しかし、倒されたフリをしていただけのセレーネにゲオルグ・ライゼンが倒されてしまい、ほかのメンバーと同様にセレーネに従う羽目になる。その後はセレーネに連れられてドグラ大迷宮に向かう羽目になり、迷宮内でナツたちと再会を果たす。

ドグラマグ

かつてギルティナ大陸に住んでいた巨竜。現在は死亡している。生前は五神竜と肩を並べるほどに強力な力を秘めたドラゴンで、現在でもエレフセリアが6体目の五神竜と称して恐れるほど。100年前にエレフセリアによって討伐された。ほかの五神竜と比べると戦闘力は低いものの、亡骸からあふれた魔力が不気味な巨大地下迷宮「ドグラ大迷宮」を生み出し、死んだあとも輝き続けるという神秘的な力を秘めていた。また、死ぬ間際にエレフセリアの心臓を奪っており、その心臓はドグラ大迷宮のどこかに封じられたままになっている。

ハク

「黒滅竜騎団」に所属している少年。ギルド「ディアボロス」の幹部。小柄な体型で、白トラ模様のトラ耳付きコートをまとい、首元には大きな鈴が付いている。光の速さで動ける「白虎竜」として知られる俊敏なドラゴンを喰らったドラゴンイーター。温厚でのんびり屋な子供に見えるが、敵をぬいぐるみに変化させる魔法「プラッシュドール」を得意としており、その効果はウェンディ・マーベルの中に宿ったアイリーン・ベルセリオンすらも対象になる。ドグラ大迷宮では最初にナツ・ドラグニルたちに遭遇し、無邪気に戦いながら彼らをぬいぐるみの姿に変える。その後に遭遇したウェンディには一目惚れしていた。本気を出すと猛獣のような顔つきに変わり、白虎竜が得意としていたスピードを活かして戦う。

場所

エドラス

ナツ・ドラグニルたちの住むアースランドとは別の次元にある謎多き異世界。浮遊島「エクスタリア」に住んでいる「エクシード」を神として崇(あが)めている。ギルド「妖精の尻尾」メンバーをはじめアースランドの住人にそっくりな人物が暮らしており、ルーシィ・ハートフィリアにそっくりな少女は「エドルーシィ」と呼ばれている。それぞれの名前や見た目はよく似ている一方、性格や体格などの一部が大きく異なっている。道具を使用しないと魔法が使えないなど、魔法には厳しい使用制限があり、アースランドからエドラスに来た魔導士でも道具を使わないと魔法が使えない。かつてエドラスの魔力が尽きそうになっていたことを知った国王のファウストが、アースランドの魔導士を召喚して魔水晶に変えて滅竜魔導士の捕獲を目論むという事件が起こったが、ナツたちの奮闘により失敗に終わる。最終的には、ジェラール・フェルナンデスにそっくりな王子、ミストガンによってエドラスの魔力がアースランドに放たれ、魔法文化は完全に消滅した。アルドロンとの戦いのあと、休息中だったナツ・ドラグニルたちがファリスの転送魔法によってエドラスに飛ばされており、ナツたちに再会したミストガンをはじめとする住人たちは、さらなる異世界「エレンティア」に関する情報を提供した。

エレンティア

ナツ・ドラグニルたちの住むアースランドや、異世界「エドラス」とも異なる臨界魔法世界。トウカやファリスの故郷でもある。ほかの世界とは異なり、つねに魔力があふれており、魔導士はいつもよりも豊富な魔力を用いて戦えるのはもちろん、星霊の鍵や契約がなくても星霊を呼び出せる。また月の満ち欠けが存在せず、「手」と呼ばれている巨大兵器のような謎の怪物が存在するなど、ほかの世界とは異なる不思議な特徴がある。魔力のないエドラスとは異なる問題を抱えており、魔力の膨張が進行し、噴火寸前の火山のような状態になっている。しかしトウカをはじめ、ふつうの住民にはこれらの危機が知られておらず、「白滅の里」のファリスをはじめとする巫女が年に数回魔力を消すことで均衡を保っていたが、ここ数年は「手」からツメアカというモンスターが生まれるなど魔力が不安定化している。しかしファリスを利用しながら、さまざまな時空から魔力を集めていたセレーネの策略により、さらなる危機が訪れる。セレーネにより魔力を歪められ意思を与えられた「手」の本体「アルタ・フェイス」により一時は崩壊寸前の状態に陥っていたが、ナツたちの奮闘によって救われた。

その他キーワード

100年クエスト (ひゃくねんくえすと)

ナツ・ドラグニルたちが新たに受けたクエスト。名前のとおり、100年以上前から存在するがこれまでに達成した者がいない、謎の多い伝説的な高難度クエストとして知られる。依頼者はエレフセリアで、誓約の一つとしてクエスト内容の詳細を他言することは禁じられている。依頼内容は、ギルティナ大陸に住むすべての五神竜を封じること。また報酬として、どんな願いでも一つだけ叶(かな)えることが約束されている。

五神竜 (ごしんりゅう)

ナツ・ドラグニルたちの住むイシュガル大陸とは離れた「ギルティナ大陸」の各地に住んでいる5頭の巨竜。各々が伝説の竜王、アクノロギアに相当する戦闘力や特殊能力を持ち、「神」の名を冠する破壊的な強さを誇る。いずれも人間の姿に化けることができる。メルクフォビア、アルドロン、セレーネ、イグニアのほか、正体不明の金神竜、ビネルエスの5頭がいる。かつては6体目としてドグラマグが存在していたが現在は死亡しており、その亡骸は「ドグラ大迷宮」の苗床として残っている。均衡した力をぶつけ合えば相打ちになり、ほかの五神竜が漁夫の利を狙う危険性から、400年前から世界を歪ませながら互いにけん制し合ってきた。

ドラゴンイーター

ドラゴンの肉を食べることでドラゴンの力を得た滅竜魔導士。正式名称は「第五世代滅竜魔導士」。ドラゴンから直接力を授かった「第一世代」、体内に魔水晶を埋め込んだ「第二世代」、ドラゴンに力を授かりつつ魔水晶を埋め込んだ「第三世代」、魔力のみで人工的に作り出された「第四世代」とも異なる力を持つ。喰らったドラゴンの能力を吸収することができ、より強い力を得るために強力なドラゴンを狙っている者が多い。また、ナツ・ドラグニルをはじめとする旧世代の滅竜魔導士とは異なり、乗り物酔いしやすいという弱点はない。ドラゴンイーターの多くは、100年クエストをきかっけにゲオルグ・ライゼンが結成したギルド「ディアボロス」に集結している。

クレジット

原作

前作

FAIRY TAIL (ふぇありー ている)

火を操る魔導師の少年ナツ・ドラグニルと、星霊を使役する星霊魔導師の少女ルーシィ・ハートフィリアの成長と活躍を描く、冒険ファンタジー漫画。舞台は魔法が存在する世界、アースランド。魔導師たちに仕事を斡旋す... 関連ページ:FAIRY TAIL

関連

FAIRY TAIL S (ふぇありー ている えす)

真島ヒロの『FAIRY TAIL』の、番外編やスピンオフ読切を収録した特別編集作品。ギルド「妖精の尻尾」メンバーの日常やパロディネタを中心に、1話完結の短編をコメディタッチで描く冒険ファンタジー。「マ... 関連ページ:FAIRY TAIL S

TALE OF FAIRY TAIL ICE TRAIL ~氷の軌跡~ (ている おぶ ふぇありー ている あいす とれいる こおりのきせき)

真島ヒロの『FAIRY TAIL』のスピンオフ作品。原作でギルド「妖精の尻尾」の一員として活躍した魔導士、グレイ・フルバスターを主人公とする冒険ファンタジー。グレイの少年時代や「妖精の尻尾」に加入する... 関連ページ:TALE OF FAIRY TAIL ICE TRAIL ~氷の軌跡~

FAIRY TAIL ハッピーの大冒険 (ふぇありー ている はっぴーのだいぼうけん)

真島ヒロの漫画『FAIRY TAIL』のスピンオフ作品。原作でマスコットキャラクターを務めたハッピーを主人公とする冒険ファンタジー。異世界に飛ばされ勇者となったハッピーの冒険と、仲間達との出会いや友情... 関連ページ:FAIRY TAIL ハッピーの大冒険

FAIRY TAIL CITY HERO (ふぇありー ている してぃー ひーろー)

真島ヒロの『FAIRY TAIL』のスピンオフ作品。ギルド「妖精の尻尾」のメンバーが警察官となった設定で描かれるハートウォーミング・ポリスストーリー。マグノリア署の新米巡査であるナツ・ドラグニルとルー... 関連ページ:FAIRY TAIL CITY HERO

書誌情報

FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST 12巻 講談社〈講談社コミックス〉

第1巻

(2018-11-09発行、 978-4065133989)

第3巻

(2019-07-09発行、 978-4065157244)

第4巻

(2019-11-08発行、 978-4065173053)

第5巻

(2020-03-09発行、 978-4065184509)

第7巻

(2020-10-09発行、 978-4065210260)

第8巻

(2021-02-09発行、 978-4065223505)

第9巻

(2021-07-09発行、 978-4065240175)

第10巻

(2021-11-09発行、 978-4065259849)

第11巻

(2022-03-09発行、 978-4065272657)

第12巻

(2022-07-08発行、 978-4065283813)

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