FAIRY TAIL S

FAIRY TAIL S

真島ヒロの『FAIRY TAIL』の、番外編やスピンオフ読切を収録した特別編集作品。ギルド「妖精の尻尾」メンバーの日常やパロディネタを中心に、1話完結の短編をコメディタッチで描く冒険ファンタジー。「マガジンSPECIAL」や「別冊少年マガジン」などで2013年から2016年にかけて連載された作品。

正式名称
FAIRY TAIL S
ふりがな
ふぇありー ている えす
作者
ジャンル
ファンタジー
関連商品
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あらすじ

第1巻

ギルド「妖精の尻尾」を中心とする魔導士ギルドの面々は、大魔闘演武のチーム統合でうやむやになっていたAチームとBチームの決着をつけることになった。Aチーム代表のエルザ・スカーレットとBチーム代表のラクサス・ドレアーによる公平な勝負の結果、エルザが敗れたことでBチームの勝利が決定。罰ゲームとしてAチームの面々は、Bチームの言うことを1日なんでも聞くことになってしまった。ラクサスのドSっぷりが発揮され、ナツ・ドラグニルたちが使い走りにされたり、グレイ・フルバスタージュビア・ロクサーとデートをすることになったりと、両チームは大混乱。そんな中、ウェンディ・マーベルカナ・アルベローナに捕まって彼女と二人きりで行動することになり、アパレルショップで次々と慣れない恰好をさせられる。散々カナに振り回されたウェンディは、次は何をさせられるのだろうかと憂鬱になりながらも彼女に従うが、次の行き先はカナの知り合いが運営している小さな教会で、その教会には身寄りのない子供が集まっていた。そこでカナはウェンディに対し、父親を捜しながら金に困っていた際に、神父に世話になった自らの過去を語り始める。(エピソード「妖精たちの罰ゲーム」。ほか、8エピソード収録)

第2巻

ギルド「妖精の尻尾」の依頼書が集まったリクエストボードに、奇妙な依頼が書き込まれていた。新しい仕事を探す中で「女性限定」と書かれたその依頼を調査することになったルーシィ・ハートフィリアは、指定された女子寮「フェアリーヒルズ」に向かい、寮母を務める依頼主のヒルダと出会う。ヒルダの依頼は、フェアリーヒルズのどこかでなくしてしまった「光る宝物」を探して欲しいという内容だった。「寮生たちには内緒で依頼をこなして欲しい」という奇妙な条件のもと、わずかな情報を頼りにルーシィは宝物を求めて寮内を探る。その途中、ルーシーは寮生の一人であるエルザ・スカーレットに寮内を案内してもらうことになり、同じく寮に住んでいるジュビア・ロクサーレビィ・マクガーデンの部屋を見学する。しかし、部屋を見回るだけでは宝物の情報は得られず、ヒルダから「暗い所に隠した気がする」と言われたルーシィは、建物の屋根裏部屋を探すことになる。その中で大浴場が見える小さな穴を見つけたルーシィは、その穴を通して差し込んだ光が、天井に貼られていた寮の見取り図につながっていることに気づく。ルーシィはさっそく見取り図をもとに光が示す場所がどこなのかを考察し、宝物は寮の裏庭にあると確信。ルーシィの読みどおり裏庭の木陰に宝物が埋まっており、報告しようと大声でヒルダを呼ぶが、彼女は一向に現れない。不思議に思ったルーシィは、偶然訪れたエルザにヒルダの詳細を聞く。(エピソード「ようこそフェアリーヒルズ」。ほか、8エピソード収録)

登場人物・キャラクター

ナツ・ドラグニル

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の少年。相棒はハッピー。年齢不詳で、ギルドの紋章は右肩にある。桜色のツンツンヘアで、首元には昔から大切にしている鱗柄のマフラーを巻いている。明るいが単純な性格で、少々短絡的な考えの持ち主。ギルドではルーシィ・ハートフィリアやハッピーと行動することが多く、グレイ・フルバスターとはよく張り合っている。あまり深く考えずに行動することが多いため、よくトラブルを起こしてはルーシィをはじめとするギルドメンバーを困らせている。しかし、戦闘においては頭の回転が速く、冷静で慎重な頭脳派となる。ギルド一の問題児としてマカロフ・ドレアーなどから悩みの種とされているが、誰よりも仲間思いで、特にギルドメンバーのことは家族のように大切に思っている。炎を食べることで魔力や体力を回復・増強できる炎の魔導士「滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)」で、その高い身体能力を活用しながら炎と格闘を合体させた技で戦い、ドラゴンのように口から炎を吐くこともできる。また、幼少期は火竜イグニールに育てられ、火の滅竜魔法を使うことから、「火竜」の異名を持つ。ふだんはハッピーといっしょに住んでいるが、よく二人でルーシィの家に無断で上がり込んでいる。嗅覚をはじめとする五感が優れており、ギルドの仕事にも役立てている。かなりの大食漢で、辛い料理も平気で平らげる。怖いものなしに見えるが乗り物だけは苦手で、乗るとすぐに酔ってしまう。「燃えてきた」「燃えてきただろ?」が口癖。好きなものは火、嫌いなものは乗り物。

ルーシィ・ハートフィリア

ギルド「妖精の尻尾」に所属する魔導士の少女で、ギルドの紋章は右手の甲にある。母親のレイラ譲りの金髪と抜群のスタイルを持つ巨乳の美少女。元お嬢様だったために高飛車な態度を取ることがあるが、基本的には純情で天真爛漫な性格をしている。愛称は「ルーちゃん」。ギルドではナツ・ドラグニルやハッピーといっしょに行動することが多いが、無茶をしたりトラブルを起こしたりする彼らにはよく振り回されている苦労人。その一方で助けられることも多く、いざという時に頼りになるナツのことを信頼している。また、個性的なギルドメンバーの中では比較的常識人で、よくツッコミ役を担っている。レイラから受け継いだ鍵を使って「バルゴ」や「タウロス」をはじめとする15体の星霊を召喚して戦う「星霊魔法」の使い手。魔法以外には何度かお色気作戦を実行することもあるが、あまり効果がなく、空回りで終わることが多い。また、事あるごとにメイド服やチアガール、バニーガールなどのコスプレをする。フェアリーヒルズの存在を知らなかったため、実家を出てからは家賃7万J(ジュエル)のアパートに住んでいるが、ナツたちに勝手に部屋に上がり込まれて、部屋を占領されている。昔から読書が好きで、余暇や合間を利用して自作の小説を書いている。また、同じく読書好きのレビィ・マクガーデンとは本をきっかけに親友となった。幼少期にレイラから聞いた話をもとに、自作の小説を自費出版したこともあるが、まったく売れなかった。酒に酔った時は甘え上戸になってしまう。好きなものは本と星霊、嫌いなものは父親。

ハッピー

「エクシード」という青い猫のような生き物の少年。チーム「妖精の尻尾」に所属している。ナツ・ドラグニルの相棒としていつも彼と共に行動し、同じ家に住んでいる。明るく前向きな性格で天然気味な一面もあるが、ナツたちに対しては時おりツッコミ役もこなす。翼を生やして空中移動できる「翼(エーラ)」という魔法を使い、ナツたちをさまざまな場面でサポートしている。ガールフレンドのシャルルに片思いしており、パンサーリリーやフロッシュなどほかのエクシードとも協力関係にある。新鮮な生魚が大好きで、背中の風呂敷には魚がいつも入っている。一人称は「オイラ」で、「あい」「あいさー」が口癖。好きなものは魚、嫌いなものは犬。

エルザ・スカーレット

ギルド「妖精の尻尾」に所属する女性。ギルド最強を誇るS級魔導士。ある出来事で右目が潰れたため義眼を入れており、ふだんは長い前髪で隠している。クールで硬派っぽく見えるが意外と天然でお茶目なところがあり、ギルドメンバーでも予想できない行動に走ることがある。ふだんは冷静で生真面目だが、本気で怒ると誰にも止められないほど凶暴になる。女性ながら魔導士としての実力や戦闘力が非常に高く、難易度の高いS級の依頼もこなせる。衣服や装備品などを変化させたり、異空間に保存した武器や鎧を自由に出し入れしたりできる「騎士(ザ・ナイト)」という換装魔法を使用する。気が強くチームをまとめるお姉さんのような立場で、ルーシィ・ハートフィリアをはじめとする女性メンバーの相談相手にもなっている。また、ケーキやスフレなどのスイーツを好んだり、レビィ・マクガーデンからエッチな本を借りたりなど、年相応の女子らしい一面もある。非常に仲間思いでギルドの仲間を誇りに思っており、侮辱したり貶めたりする者は誰であろうと、動機がなんであろうと許さない。一方で酒癖が悪く、酔うと悪ノリに走るうえ、泥酔時にやらかした暴走はほとんど覚えていない。かつて奴隷として集められた時に知り合った、昔なじみのジェラール・フェルナンデスのことが気になっている。ファッションブランド「ハートクロイツ」を好み、普段着や鎧においても愛用している。好きなものは武具や鎧、嫌いなものは悪。

グレイ・フルバスター

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の青年。天才魔導士のウルの弟子の一人。勘が鋭く仲間思いだが、少々ぶっきらぼうな性格をしている。魔導士としての実力は確かで、特に武器や物体を魔法で作り出して戦う、氷の造形魔法(アイスメイク)を得意とする。ナツ・ドラグニルとは意見が合わずしょっちゅうケンカしているが、決して険悪なわけではなく、彼とタッグを組んだ際は絶妙な連携を見せるなど相性は抜群。ジュビア・ロクサーから熱烈な恋心を寄せられており軽くあしらうことも多いが、一途な彼女のことは同じギルドの仲間として大切に思っている。幼少期にウルから教育や魔法の指南を受け、彼女を大切な家族のように思っていた。しかし、ある出来事をきっかけにウルが亡くなり、現在でも彼女の命日はグレイ・フルバスターにとって特別な日になっている。何かと服を脱いですぐ裸になる悪癖を持ち、時にはなぜか勝手に服が脱げて知らぬ間に半裸になっていることもある。好きなものは面白いこと、嫌いなものはナツ。

マカロフ・ドレアー

ギルド「妖精の尻尾」のマスターを務める魔導士の男性。見た目は小柄な老人だが魔導士としは優秀で、底知れない実力を秘めている。全身や身体の一部を巨大化できる「巨人(ジャイアント)」の魔法を得意とする。ナツ・ドラグニルをはじめとする荒くれ者や、変わり者の多いギルドメンバーたちには苦労させられることも多いが、いずれも家族や我が子のように大切に思っている。また、ナツたちからも慕われ、厚い信頼を寄せられている。好きなものは妖精の尻尾、嫌いなものは評議院。

ウェンディ・マーベル

ギルド「妖精の尻尾」に所属する魔導士の少女。シャルルを相棒としている。グラマーな女性の多いギルドメンバーの中では華奢で小柄な体型で、ギルドのマスコットキャラクターとしてかわいがられている。気弱で引っ込み思案なところがあり、争いを好まない温厚な性格だが、数々の経験を経て成長し、仲間と共に戦いに身を投じる。天竜「グランディーネ」に育てられた天空の滅竜魔導士で、天の滅竜魔法を使う。空気が魔力源であるため、空気が汚れた場所では自由に魔法が使えない。非常に耳がよく、ヒソヒソ話などもはっきり聞き取れる。好きなものはシャルル、嫌いなものは梅干し。

シャルル

「エクシード」という青い猫のような生き物の少女で、ウェンディ・マーベルの相棒。ハッピーのガールフレンドでもある。しっかり者で勝気な性格だが、ウェンディに対してはやや過保護な態度を見せる。ハッピーに一目惚れされているが、当初は彼のことをあまり快く思っていなかった。ハッピーと同様、翼を生やして空中移動できる「翼」の魔法を使う。好きなものは魚とダージリンティー。

ジュビア・ロクサー

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の少女。昔はガジル・レッドフォックスと共にギルド「ファントムロード」に所属していた。当初は雨女なことがコンプレックスで、暗くて引っ込み思案な性格だったが、グレイ・フルバスターに思いを寄せるようになってからは一途で明るい性格に変わっていく。ただし、思いが熱烈すぎるあまり、時おり彼の妄想を暴走させたり、ストーカー紛いの行為に走ることもある。また、ルーシィ・ハートフィリアをはじめグレイの近くにいる者に対しては、人間以外や男性であっても恋敵と見なして対抗心を抱いている。「水流(ウォーター)」という水の魔法を得意としており、ジュビア・ロクサー自身の体を水に変えることも可能。昔なじみのガジル以外には、礼儀正しい口調で話す。フェアリーヒルズの一室に住んでおり、部屋中に自作のグレイグッズが置かれている。好きなものはグレイ、嫌いなものは雨。

ガジル・レッドフォックス

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の青年。相棒はパンサーリリー。昔はジュビア・ロクサーと共にギルド「ファントムロード」に所属していた。顔にネジのようなピアスを付けており、目つきが悪い荒くれ者だが、残虐だった昔と異なり、今は新しい仲間に溶け込んで多少は落ち着き、優しく仲間思いな一面を見せることもある。幼少期に鉄のドラゴンに育てられ鉄の滅竜魔法を学んだため、体の一部を鉄に変化させて戦う。「妖精の尻尾」で知り合ったレビィ・マクガーデンと意気投合し、のちに恋人同士になる。好きなものは鉄やガラクタ、嫌いなものは空腹。ちなみに歌を歌うことが大好きだが、音痴なので周囲からは嫌がられている。

レビィ・マクガーデン

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の少女。ルーシィ・ハートフィリアとは同い年で読書好きという共通点から意気投合し、親友になった。頭に花飾りの付いた黄色いターバンをしている。ほかの女性メンバーと比べて小柄で華奢な体型で、胸が小さいことにコンプレックスを抱いている。「妖精の尻尾」で知り合ったガジル・レッドフォックスと意気投合し、のちに恋人同士になる。フェアリーヒルズの一室に住んでおり、部屋には大量の本がある。好きなものは本と鳥、嫌いなものは暗い場所。

ラクサス・ドレアー

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の青年で、マカロフ・ドレアーの実孫。逆立った金髪の短髪で右目に傷跡がある少々強面な顔つきで、大柄な体型に厚手のコートを羽織っている。冷酷無比な一面があるため、ナツ・ドラグニルとは時おり対立するが、部下からの信頼は厚い。雷の滅竜魔法を得意としており、電撃で麻痺させたり、高速移動したりして戦う。好きなものは最強、嫌いなものは弱者。ドSな一面があり、罰ゲームなどでも相手に容赦はしない。

カナ・アルベローナ

ギルド「妖精の尻尾」に所属している魔導士の女性。ウェーブのかかったロングヘアで下まつげの目立つ巨乳の美女で、露出度の高いラフな服装を好む。男勝りのサバサバした面倒見のいい性格で、姉妹のように親しいルーシィ・ハートフィリアやウェンディ・マーベルのよき相談相手となっている。化物と言われるほどの酒豪で、大酒を飲んで酔い潰れてしまうことも多く、泥酔するとトラブルを起こすこともある。幼少期に母親と死に別れ、行方不明の父親に会うために「妖精の尻尾」と遭遇する。その頃は宿に泊まる金もなかったため、孤児院を営む教会の世話になっていた。幼少期はグレイ・フルバスターといっしょに過ごすことが多く、彼の服を脱ぐ癖をよく注意していた。好きなものは酒類で、嫌いなものはノンアルコール飲料。

ムーラン・ルージュ

盗賊の女性。ギルド「妖精の尻尾」の名を騙っていくつもの悪事を働いていた。ビリヤードバーで情報を得たエルザ・スカーレットの逆鱗に触れ、強襲を受ける。一瞬で相手の下着を盗むなど素早いスリと早撃ちの名人。しかし、その攻撃がエルザにいっさい通用せず、元移民で大陸では仕事が見つからず盗みをして生きるしかなかったと同情を乞うも、容赦なく返り討ちにされた。本名は「ビスカ・ムーラン」で、「サニー」という名のネズミを飼っている。のちに改心し、「妖精の尻尾」の一員となる。

一夜=ヴァンダレイ=寿 (いちやゔぁんだれいことぶき)

ギルド「青い天馬(ブルーペガサス)」に所属する魔導士の男性。三頭身ほどで、濃く大きな顔をしているが、紳士的でフェミニストな性格の持ち主。「香り魔法(パルファムマジック)」という、香りや匂いをあやつる特殊な魔法を得意とする。香水や薬など香りに関するあらゆる研究を続けているが、ある薬を開発したことでマグノリア中をパニックに陥れるなど、ほかのギルドを巻き込むほどのトラブルを起こすこともある。口癖は「メェ~ン」。好きなものは世の中のすべての女性、嫌いなものは臭いもの。

ジェラール・フェルナンデス

ギルド「魔女の扉(クリムソンシエール)」のマスターを務める魔導士の青年。ギルド「妖精の尻尾」とは協力関係にある。青髪の美青年で、顔の右半分にはギルドの紋章とは異なる紋様が刻まれている。ふだんはクールで冷静な性格ながら、仲間思いで正義感が非常に強い。かつてエルザ・スカーレットいっしょに奴隷として働かされた過去を持ち、彼女の髪色を見て「スカーレット」という姓を与えた。奴隷時代からの昔なじみでもあるエルザには、今でも特別な感情を抱いている。

リオン・バスティア

ギルド「蛇姫の鱗(ラミアステイル)」に所属する魔導士の青年。グレイ・フルバスターよりも先にウルに拾われて魔法を学んだ彼の兄弟子であり、氷の造形魔法を得意とする。過去の出来事からグレイとは仲が悪く、街中などで偶然出会った時もよくケンカをしている。亡くなったウルのことは本当の家族のように大切に思っており、彼女の命日はグレイだけでなくリオン・バスティアにとっても大切な日となっている。不仲気味ではあるものの幼少期はグレイと過ごすことが多かったため、彼のよき理解者の一人となっている。グレイほどではないが、時おり服を脱ぐ癖がある。好きなものはウル、嫌いなものはグレイ。

ミラジェーン・ストラウス

ギルド「妖精の尻尾」の看板娘を務める魔導士の女性。銀髪の前髪を縛ったおっとりした美女で、能天気な性格をしている。いつもにこやかな表情を浮かべ、男女問わずギルドメンバーや弟妹たちから慕われているが、時おり天然な一面を見せる。愛称は「ミラ」。変身魔法を得意としており、あらゆる人物に化けるだけでなく、肉体の質量すらも変化させるほどの高度な変身魔法を使用する。エルザ・スカーレットに劣らぬスタイルの持ち主で、ミラジェーン・ストラウス自身はあまり乗り気ではないものの、グラビアアイドルの仕事をすることもある。料理が得意な一方で、絵を描くのは苦手。好きなものは料理、嫌いなものはゴキブリ。

メイビス・ヴァーミリオン

ギルド「妖精の尻尾」の初代マスターを務めていた魔導士の女性。小柄な体型で見た目は幼いが、実年齢は20代。ルーシィ・ハートフィリアたちからは「初代」と呼ばれている。金髪のロングヘアで、左右に鳥の羽のような飾りを付けている。すでに亡くなっているが、現在のギルドメンバーを見守ったり協力したりするために、幽霊となって姿を現す。幽霊であるために現世の物には触れられず、冷たさや熱さを少ししか感じることができない。そのため、風呂に入ることもあるが、ほとんど雰囲気だけを楽しんでいる。

スティング・ユークリフ

ギルド「剣咬の虎(セイバートゥース)」のマスターを務める魔導士の青年。相棒はレクター。ローグ・チェーニと共に「双竜」のコンビ名で有名。ナツ・ドラグニルのことは「ナツさん」や「センパイ」と呼んで慕っている。逆立った金髪の短髪でこめかみに傷跡があり、左耳にピアスをしている。無口なローグとは対照的に、活発で陽気な性格の持ち主。朗らかでマイペースに見えるが意外と繊細なところがある。ギルド内にプールを作ってはしゃぐなど明るく子供っぽい一面もあり、時おりローグたちから呆れられている。好きなものはレクターとナツ、嫌いなものは昔の「剣咬の虎」。

レクター

ギルド「剣咬の虎」に所属するエクシードの少年。スティング・ユークリフの相棒。スティングの弟子でもあり、赤茶色の猫の姿をしている。礼儀正しく見えて、敵対する者には慇懃無礼な態度が目立つ。また、少々そそっかしい一面もある。同じギルドに所属するエクシードであるフロッシュと行動することも多く、ローグ・チェーニに代わって迷子になりやすいフロッシュの保護者役を務めることもある。敬語で話し、語尾に「ハイ!」を付ける癖がある。好きなものはスティング、嫌いなものはいじめっ子。

ローグ・チェーニ

ギルド「剣咬の虎」に所属する魔導士の青年。相棒はフロッシュ。スティング・ユークリフと共に「双竜」のコンビ名で有名。スティングとは対照的に、基本的に寡黙でクールな性格をしている。フロッシュのことは誰よりも大切に思っており、過去の出来事からお互いに切り離せない存在になっている。ふだんは冷静だがすぐに迷子になりやすいフロッシュに対してはかなり過保護で、彼のことになると感情的になりやすい。好きなものはフロッシュ、嫌いなものは昼間。

フロッシュ

ギルド「剣咬の虎」に所属するエクシードの少年。ローグ・チェーニの相棒。体毛は緑色で、ピンク色のカエルの着ぐるみをまとっている。かなり呑気でマイペースな性格で、集中力に欠けており外に出ると迷子になってしまう。このため、ローグやスティング・ユークリフからは過保護な扱いを受けている。一方で、すぐ迷子になって周囲に迷惑をかけていることを気にしており、街中で迷子になった時は地図を見ながら自力でギルドに帰ろうとしていた。一人称は「フロー」で、舌足らずな幼い口調で話し、「フローもそーもう(そう思う)」が口癖。好きなものはカエル、嫌いなものはミミズ。

ユキノ・アグリア

ギルド「剣咬の虎」に所属する魔導士の少女。ショートボブの銀髪に大きなバラの髪飾りを付けている。おとなしく可憐な美少女で、大半の相手に「様」を付けるなど礼儀正しい口調で話す。ルーシィ・ハートフィリアと同じく星霊を召喚する星霊魔導士で、彼女と同様に星霊への思いやりは強い。元星霊魔道士のソラノという姉がおり、「ソラノ姉さん」と呼んで慕っている。好きなものはソラノ、嫌いなものは「剣咬の虎」元マスターのジエンマ。

パンサーリリー

ギルド「妖精の尻尾」に所属するエクシードの少年。ガジル・レッドフォックスの相棒。黒豹のような姿をしており、左目の上には三日月型の傷跡がある。まじめでクールな性格で、新鮮な魚が大好物。愛称は「リリー」。同じエクシードのハッピーやシャルルとも仲がいいが、ハッピーたちと比べて大人っぽい振る舞いが目立つ。もともと住んでいた世界では筋肉質な大男のような姿だったが、アースランドでは調子が合わず、ほかのエクシードたちと同様の姿で行動している。ただし短時間であれば、戦闘フォームとしてもとの大男の姿に戻ることができる。好きなものはキウイ、嫌いなものは雷。

ビスカ・コネル

ギルド「妖精の尻尾」に所属する魔導士の女性。夫のアルザック・コネルと娘のアスカ・コネルとの三人家族で、「妖精の尻尾」内では、唯一の「ママさん魔導士」となっている。もとは西部大陸出身で、移民したばかりの頃は生活とペットを養うために、「ムーラン・ルージュ」を名乗り女盗賊として盗みをしていた。エルザ・スカーレットの制裁を食らったあとは改心し、彼女に紹介された「妖精の尻尾」に加入。そこで出会ったアルザックと恋に落ち、のちに結ばれた。アルザックと結婚する前はフェアリーヒルズに住んでいたことがあり、狭い部屋の中に馬や羊など大量の動物を飼っていた。射撃の腕は盗賊時代から抜群で、その才能はアスカにも受け継がれている。好きなものはアルザックとアスカ、嫌いなものは甘いもの。

アスカ・コネル

ギルド「妖精の尻尾」に所属するアルザック・コネルとビスカ・コネルの娘。父譲りの黒髪を三つ編みにまとめ、ビスカの帽子とよく似たテンガロンハットをかぶった、天真爛漫で無邪気な少女。少々わがままなところもあるが、まだ幼いにもかかわらず芯が強く度胸がある。両親だけでなくギルドメンバーからかわいがられており、特にマカロフ・ドレアーからは孫のように愛されている。ナツ・ドラグニルたちの協力を得ながらギルドの依頼をこなすことで、両親が大切にしていたスノードーム状の魔水晶(ラリクマ)を質屋から取り戻し、思い出の宝物として大切にしている。両親譲りの射撃の腕が自慢で、おもちゃの銃で撃った弾を上空に逃げた空賊団に全弾当てたこともある。

ハル・グローリー

街中でナツ・ドラグニルが遭遇した剣士の少年。明るい性格で、銀髪をツンツンと立て、背中には大剣を背負っている。同行していたエリーとはぐれ、カジノのトラブルに巻き込まれてカジノ荒らし扱いされている彼女を捜している最中にナツと出会い、エリーのことで揉めてナツと戦闘になる。「レイヴ」と呼ばれている小さな光の聖石に選ばれた「レイヴマスター」であり、レイヴの種類に応じて大剣を「爆発の剣(エクスプロージョン)」などのさまざまな形状・能力に変えて攻撃する。のちにカジノ荒らしの真犯人がエルザ・スカーレットであるとわかり、ナツとは和解してエリーとも再会した。「ガラージュ島」という小島出身で、故郷を出て旅をしているため離れているが、美人な姉が一人いる。真島ヒロの代表作『RAVE』とのセルフコラボ企画で登場したキャラクター。

エリー

ハル・グローリーと共に旅をしている記憶喪失の少女。ファッションブランド「ハートクロイツ」を好む巨乳の美少女で、腰には銃にもなるトンファーを提げている。明るい性格ながらかなりの天然で、ハッピーのことを猫ではなく虫だと勘違いしていた。街中でカジノ荒らしの犯人を追っていたルーシィ・ハートフィリアとハッピーに遭遇する。かなりの強運の持ち主で、カジノでは異様な運気を発揮する。見た目や特徴からルーシィたちにカジノを荒らした犯人として疑われていたが、真犯人がエルザ・スカーレットであったためルーシィたちの誤解が解け、はぐれていた仲間たちと再会する。ルーシィの星霊の一体であるプルーと同じ姿・名前を持つ生き物を連れ歩いている。

ヒルダ

女子寮「フェアリーヒルズ」の寮母を務める老婆。かなり厳しく頑固な性格ながら、実はとても優しく思いやりのあふれる人物。寮内での探し物をギルド「妖精の尻尾」のリクエストボードを通して依頼し、寮にやってきたルーシィ・ハートフィリアと知り合った。何年も前に寮のどこかでなくしてしまった「光る宝物」をルーシィに捜索させるが、なぜか猫のコスプレをさせたり寮生たちには内緒にするよう頼んだりと、不可解な行動が多い。

ミギー

「パラサイト」と呼ばれている謎の生物で、ルーシィ・ハートフィリアの右手に寄生する。人語を話し、気さくで好奇心旺盛な性格で、人間の生活や魔法に興味を抱く。しばらくはルーシィの右手に寄生したままで行動を共にするが、仲間の気配を察知し、ハッピーがほかの寄生生物に寄生されているのに気づいて彼の口から侵入し、寄生生物を取り除いて助けようとする。趣味は読書。岩明均の代表作『寄生獣』とのコラボ企画で登場したキャラクター。

ウル

魔導士の女性で、グレイ・フルバスターとリオン・バスティアの師匠にあたる。大陸最強クラスの魔導士である「聖十大魔道」と同等といわれるほど、魔導士として高い実力を持つ。デリオラに故郷を破壊されて孤独になったグレイを保護し、彼の師となって魔法を指南する。すでに現役は引退しているが、得意とする氷の造形魔法を弟子たちに伝授し、戦いだけでなく仲間との絆の大切さや、さまざまなことを説いていた。のちに、デリオラに戦いを挑むが一蹴されたグレイを守るために左足を失う。さらに、肉体を氷に変えて自分もろとも敵を永久に封じる魔法「絶対氷結」を使い、自らの命と引き換えにデリオラを封印する。封印の直前、グレイに強い魔導士がいる西の国を目指して旅立つよう言い残している。過去に北の山で魔物討伐に訪れていたギルダーツと出会い、彼の勧誘を受けたことがある。グレイたちに出会う前はウルティアという大切な娘がいたが、訳あって離れてしまう。ウルティアの死を聞かされたあとは娘と過ごした北の国で、次の世代を後押しすることを夢見ながら、静かに暮らしていた。

集団・組織

妖精の尻尾 (ふぇありーている)

魔導士ギルドの中の一つ、フィオーレ王国にあるマグノリアに拠点を構えている。初代マスターはメイビス・ヴァーミリオン。ギルド名の由来は「妖精に尻尾はあるのかないのか?永遠の謎、故に永遠の冒険」主要メンバーがS級魔導士、S級魔導士候補生と最強のギルドだったが、天狼島で行われたS級試験の最中に事故が起こり、以降フィオーレ最弱のギルドとなった。後にギルドも復活し再び最強ギルドへと戻ることとなる。何度も破壊されるたびに再建され、建物が豪華になっていった。

星霊 (せいれい)

『FAIRY TAIL』に登場する星霊界に暮らしている種族。人間の住む世界とは異なる星霊界に棲む者たちのこと。全部で88の星座をモチーフとしている。約束事を重視する種族で、彼らのことを使役する者を星霊魔導師と呼ぶ。様々な能力を持ち、星霊王を頂点に特別な力を持つ黄道十二門などがいる。星霊魔導師と契約を結ぶことにより、人間界へと召喚され、人間界での強さは契約者の星霊魔導師の魔力によって左右される。また、彼らを呼び出すには特定の鍵が必要だが時には店で売っている場合もある。

場所

フェアリーヒルズ

ギルド「妖精の尻尾」の女性メンバーたちが住んでいる女子寮で、ギルドの近くにある丘の上にある。家賃は月額10万Jで、ヒルダが寮母を務めている。フェアリーヒルズの存在を知らなかったルーシィ・ハートフィリア以外の女性メンバーの大半が寮生として住んでおり、エルザ・スカーレットのように幼少期から身を寄せている寮生も多い。広いロビーのほか、各部屋のシャワー室のほかに大浴場があるなど、設備も充実している。また、地下には広大な資料部屋もあり、寮生たちの仕事の記録などが保管されている。

その他キーワード

滅竜魔法 (どらごんすれいやー)

『FAIRY TAIL』に登場する魔法。自らの体を竜の体質へと変化させる太古の魔法(エンシェント・スペル)の一つ。ドラゴンを倒すことができる唯一の攻撃手段、魔導士の魔法の一つ。誰でも使えるわけではなく、ドラゴンから教わる必要がある。過去に人が竜と戦うために生み出したもの。火や、雷、鉄などの種類が存在し、自らと同じ属性のものを取り込むことで体力の回復や魔力の向上なども望める。ただし、他属性の魔法など取り込むと力が衰えてしまう。また、乗り物に弱くなってしまう弱点もある。ナツ・ドラグニルやウェンディ・マーベルのようにドラゴンから教えてもらった者がいるほか、ラクサス・ドレアーのように魔水晶を体に埋められて使えるようになったものもいる。滅竜魔法を使う魔導士をドラゴンスレイヤーと呼ぶ。 滅竜魔法を使う魔導士は、自分と同じ属性の物質を食らうことでパワーアップが可能。それとは別に、異なる属性の魔力を食らうことで新しい属性の魔法を使うこともできる。滅竜魔法を過度に使いすぎることで自身も竜化してしまい、やがてドラゴンそのものとなってしまう。

ベース

FAIRY TAIL (ふぇありー ている)

火を操る魔導師の少年ナツ・ドラグニルと、星霊を使役する星霊魔導師の少女ルーシィ・ハートフィリアの成長と活躍を描く、冒険ファンタジー漫画。舞台は魔法が存在する世界、アースランド。魔導師たちに仕事を斡旋す... 関連ページ:FAIRY TAIL

関連

TALE OF FAIRY TAIL ICE TRAIL ~氷の軌跡~ (ている おぶ ふぇありー ている あいす とれいる こおりのきせき)

真島ヒロの『FAIRY TAIL』のスピンオフ作品。原作でギルド「妖精の尻尾」の一員として活躍した魔導士、グレイ・フルバスターを主人公とする冒険ファンタジー。グレイの少年時代や「妖精の尻尾」に加入する... 関連ページ:TALE OF FAIRY TAIL ICE TRAIL ~氷の軌跡~

FAIRY TAIL ハッピーの大冒険 (ふぇありー ている はっぴーのだいぼうけん)

真島ヒロの漫画『FAIRY TAIL』のスピンオフ作品。原作でマスコットキャラクターを務めたハッピーを主人公とする冒険ファンタジー。異世界に飛ばされ勇者となったハッピーの冒険と、仲間達との出会いや友情... 関連ページ:FAIRY TAIL ハッピーの大冒険

FAIRY TAIL CITY HERO (ふぇありー ている してぃー ひーろー)

真島ヒロの『FAIRY TAIL』のスピンオフ作品。ギルド「妖精の尻尾」のメンバーが警察官となった設定で描かれるハートウォーミング・ポリスストーリー。マグノリア署の新米巡査であるナツ・ドラグニルとルー... 関連ページ:FAIRY TAIL CITY HERO

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