GTO SHONAN 14DAYS

吉祥寺で教師をしている元走り屋の鬼塚栄吉が、湘南の養護施設ホワイトスワンでわけありの子供たちと共同生活を送りながら問題を解決していく。藤沢とおるの代表作『湘南純愛組!』の続編で、『GTO』の外伝的作品でもある。児童養護施設の重要性や、児童虐待の現実も随所に盛り込まれている。

正式名称
GTO SHONAN 14DAYS
作者
ジャンル
教師
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
全9巻完結
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概要・あらすじ

テレビ番組で「生徒を樹海に生き埋めにしそうになった」との話が問題となってしまい、地元である湘南に隠れていた鬼塚栄吉。彼は同じ学校の教師である冬月あずさの友人白鳥あやめから働いている養護施設で子供たちと共同生活をしないかと持ちかけられる。鬼塚は中学教師という立場から、身勝手な親に捨てられ心に深い傷を負った子供たちに真っ向からぶつかることを決意する。

その結果「大殺界より凄い、最悪の14Days」を、湘南で過ごすこととなるのだった。

登場人物・キャラクター

鬼塚 栄吉 (おにづか えいきち)

かつて「鬼爆」と呼ばれ恐れられていた湘南の元走り屋。現在は吉祥寺の中学校で教師をしている。あるトラブルが原因で地元である湘南に向かったところ、偶然冬月あずさの友人である白鳥に出会い、なりゆきで養護施設ホワイトスワンに住み込むことになる。持ち前のガッツとバイタリティ、そして、湘南ならではの人脈を用いて、ホワイトスワンと、そこに住む子供たちの問題を次々に解決していき、子供や職員たちの信頼を勝ち取っていく。

白鳥 あやめ (しらとり あやめ)

冬月の友人で、養護施設ホワイトスワンの職員。一生懸命な性格で、子供の状況を理解しているため、心を開かせることが困難であると知りつつも、決してあきらめようとしない努力家。破天荒ながらも子供たちに信頼されていく鬼塚に、自身も惹かれていく。剣道の達人でもあり、体格のいい大男を、不意打ちとはいえ木刀を使って一撃で倒したことがある。

藤崎 志乃美 (ふじさき しのみ)

鬼塚の学生時代を描いた『湘南純愛組!』にも登場している鬼塚の友人。現在は養護施設ホワイトスワンの職員をしている。高校時代から鬼塚に惹かれているが、彼の馬鹿でスケベな面には辟易しており、時折過激なお仕置きをする。鬼塚が突如姿を消したことに対しては、怒りと悲しみが入り混じったような感情を抱いている。

葛城 美姫 (かつらぎ みき)

養護施設ホワイトスワンで生活している少女。神奈川県警の上層部で働く父親を持ちながら不良や暴力団ともつながりがあり、彼女自身はそれらを召喚獣と揶揄している。そのコネを使って、ホワイトスワンから鬼塚を追放しようと目論むが、幾度となく失敗を重ねる。自らの目的のためならホワイトスワンの仲間に被害が及ぶことも行うが、これらの凶行を働く真意は父親の愛情を得たいがためだった。 悪漢に拉致されて暴行を受けかけるが、鬼塚と警察である父親の連携で救出され、親子の絆を修復することができた。

堂島 誠也 (どうじま せいや)

養護施設ホワイトスワンで生活している少年。一見温厚な性格だが、過激な一面も持ち合わせており、特に大人に対して根強い不信感を抱いている。家で暮らしていたころは常日頃から母親の恋人に暴力を振るわれており、中学生のころ無理やり首筋に刺青を入れられた経験がある。さらに母親に置き去りにされてしまったトラウマが大人への敵意を形成していた。 ある時、母親が恋人とよりを戻したと聞き、その男への敵意が殺意へと変貌。莉子と神子の後押しをうけて恋人を殺害しようと目論む。すんでのところで鬼塚と白鳥に止められるが、他の仲間と異なり、ホワイトスワン関係者以外の大人への不信感を払拭することはできなかった。

里見 圭一 (さとみ けいいち)

養護施設ホワイトスワンで生活している少年。施設のメンバーの中でも特にまじめで、学校では野球部のエースとして活躍している。真面目で強い向上心を持っており、中学を出たら父親を助けるために働くことを決めている。恋人である遥にも応援されていたのだが、ある時遥の母親から、一方的に遥に会わないよう要請される。 しかし、鬼塚の計らいによって、遥の家族に思いの丈をぶつけて和解。遥と以前のように付き合うことができるようになった。

僚一 (りょういち)

養護施設ホワイトスワンで生活している少年。生まれてからすぐに捨てられたため、親の顔を知らない。ゲームやプラモデルが好きであるため、鬼塚に親近感を抱かれる。当初は鬱陶しがっていたが、次第に意気投合。鬼塚のゲーム仲間となった。知り合いにからかわれることもあって、血のつながった親がいないことに劣等感を抱いていたが、鬼塚と共に鳥人間コンテストに出場。 鬼塚の身体を張った活躍によって、コンプレックスを払拭し、血のつながりなどなくても、最高の家族がいるということを実感した。

菅原 桜子 (すがわら さくらこ)

養護施設ホワイトスワンで生活している少女。たどたどしい喋り方が特徴。情緒不安定な面を持ち、ゴキブリを見たという理由でリストカットをしそうになったこともある。暴力を振るう父親に、母と共に長い間苦しめられていた。せめて娘には危害が及ばないようにという母親の配慮でホワイトスワンで生活することとなった。 後に悪徳弁護士と結託した父親によって無理矢理家庭へ戻されそうになるが、鬼塚と麗美の策略によって窮地を脱している。

大垣 郁子 (おおがき いくこ)

児童養護施設ホワイトスワンで暮らしている少女。幼い頃から母親に酷い虐待を受けていたが、ある時それが世間に知れてしまい、児童相談所の知るところとなる。そのため母親と離れる形でホワイトスワンで暮らすこととなった。しかし母親のことは今でも慕っており、虐待を受けた原因は自分にあるのではないか、とまで考えているほど。 後に市長の陰謀により、半ば無理やり母親と暮らすことになったが、母親の悪辣ぶりは何ら変わりなく、彼女の手により全身に火傷を負うという大怪我をしてしまう。後に無事復帰し、ホワイトスワンで生きていくことを決める。

福水 洋之助 (ふくみず ひろのすけ)

ホワイトスワン、スマイルダックなどの養護施設を経営する社会福祉法人バードランドの園長。航空機のパイロットに憧れており、航空大学校を受験したが、身長が足りずに断念。現在は軍事オタクとなり、スケールモデル作りの時間をとるためという理由で現在の仕事に就いている。 学生時代、想いを寄せていた先輩と似ている白鳥に対して、好意を抱いており、鬼塚を一方的に恋敵としてとらえている。子供たちへの愛情は本物で、親がホワイトスワンの子供たちに暴力を振るった際には怒りを露にしている。

榊 莉子 (さかき りこ)

双子の妹である神子(みこ)と児童養護施設スマイルダックで暮らしていた少女。裏社会の実力者である里親を上手く使い、裏社会の凶悪な人間たちと深い人脈を持つ。大人に対する敵意は並ならぬものがあり、面会に来た父親を包丁で刺したほか、鬼塚によって改心しかけた誠也に対し、拳銃を渡して復讐を遂げるように改めて焚きつけるなどの凶行を行う。 神子の暴走が本格化するにつれて、それを止めるためにホワイトスワンに情報をリーク。姉妹の仲すら危うくなるものの、土壇場で姉としての矜持を見せ、姉妹ともどもホワイトスワンや大人たちと和解することができた。

榊 神子 (さかき みこ)

双子の姉である莉子と児童養護施設スマイルダックで暮らしていた少女。大人に対する敵意は並ならぬものがあり、復讐のためにオイディプス倶楽部という、孤児による組織を立ち上げている。莉子と内面は似てはいるものの、より過激な思考をしており、鬼塚を犯罪者に仕立て上げようとしたり、ホワイトスワンに対する放火を目論んだりしている。 また、内心では莉子に対してコンプレックスを抱いていた。密かに莉子から情報を得ていた鬼塚たちの「課外授業」によって改心。姉と共に新たな一歩を踏み出すことができた。

神崎 麗美 (かんざき うるみ)

『GTO』本編の登場人物でもあり、途方もない知能を誇る天才。過去に助けられた縁によって鬼塚を強く慕っている。テレビで鬼塚の湘南での活躍を知り、友人の菊池と共にホワイトスワンへ向かい、神子の陰謀をくじくための活躍を見せる。その縁でホワイトスワンの面々とも仲良くなり、問題が起こった際は、彼らと鬼塚のためにインターネットを介して協力した。

場所

ホワイトスワン

湘南に存在する児童養護施設。白鳥あやめや藤崎志乃美が職員として在籍している。親に手ひどい裏切りを受けたと考えている故に一癖も二癖もある子供が多い。また、その親も親で問題が多く、彼らから子供を守るために施設から出すことができないという問題も抱えていた。しかし鬼塚の来訪と、その破天荒な行動の数々によって、徐々に子供も職員も変わっていく。 後に市の方針によって潰されそうになるが、こちらも鬼塚の奮闘により、阻止されている。

書誌情報

GTO(Great teacher Onizuka)shonan 14 days 全9巻 講談社〈講談社コミックス〉 完結

第1巻

(2009年10月発行、 978-4063842012)

第2巻

(2009年12月発行、 978-4063842296)

第3巻

(2010年3月発行、 978-4063842715)

第4巻

(2010年7月発行、 978-4063843361)

第5巻

(2010年10月発行、 978-4063843859)

第6巻

(2011年2月発行、 978-4063844504)

第7巻

(2011年9月発行、 978-4063845532)

第8巻

(2011年10月発行、 978-4063845709)

第9巻

(2011年11月発行、 978-4063845846)

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