『ボーイズ・オン・ザ・ラン』に次ぐ花沢健吾の連載作品で、代表作の一つ。謎の感染症の蔓延によって日常が崩壊する現代日本を舞台に、35歳の売れない漫画家アシスタントの英雄が、合法的に所持していた散弾銃を手に、サバイバルの旅に出る物語。感染者は「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれ、理性を失い凶暴化してゾンビのような存在となる。英雄は感染拡大の中で様々な人々と出会い、極限状態における人間の心理と行動の変化を目の当たりにしながら生き抜いていく。本作は、ゾンビを題材としたSFホラー漫画である。現代日本社会をベースに、感染者の特性や感染メカニズム、政府や自衛隊の対応、一般市民の反応などが、物語の進行とともに段階的に明らかにされていく。また、主人公を始め現実社会で報われていなかった者たちにスポットを当てている点が大きな特徴で、極限状態における人間の心理と行動の変化が重要な要素として描かれている。小学館「ビッグコミックスピリッツ」2009年22・23合併号から2017年13号まで連載。2013年に第58回「小学館漫画賞」一般向け部門を受賞。実写映画(劇場)化され、2016年4月23日に公開された。