岩明均の代表作の一つ。現代日本を舞台に、人間の頭部に寄生して宿主を支配する謎の生物「パラサイト」と人間との対立と共生を描いた物語。男子高校生の泉新一は、突如飛来した謎の生物に右腕が寄生されてしまう。頭部への寄生を免れたことから新一は自我を保ったまま、そのパラサイトを「ミギー」と名づけて共生関係を築く。しかし、これにより新一とミギーは人間の警察とパラサイトの組織双方から標的とされ、生存をかけた戦いに巻き込まれていく。本作は、ホラー要素を含むSFサスペンス。人間と異質な生命体との関係性を軸に、生存競争と共生というテーマが描かれている。パラサイトは、人体の一部を刃物状や鞭状に変形させる能力を持ち、複数の人間を瞬時に切り裂くなど、高い戦闘能力を有する。上空から飛来したテニスボールほどの大きさの毛玉状のものから生まれた、ミミズのような形態のパラサイトが人間の耳や鼻から体内に侵入し、宿主を乗っ取るのが一般的な寄生方法となっている。そして、寄生に成功したパラサイトたちは組織的に行動し、人間社会に潜伏しながら捕食活動を行うという社会構造が構築されている。講談社「モーニングオープン増刊」1989年F号からH号まで連載後、同社「月刊アフタヌーン」1990年1月号から1995年2月号まで連載。1993年に第17回「講談社漫画賞」一般部門、1996年に第27回「星雲賞」コミック部門を受賞。テレビアニメが2014年10月から放送。実写映画(劇場)が2014年11月と2015年4月に公開された。