残り少ない夏休み期間でも、10巻程度の作品なら十分読破できるはず。長期連載故の設定の破綻や、なかだるみがない中編完結作品は、ボリューム以上の満足感が得られるものも多い。珠玉の中編で夏の終わりを楽しもう。
残り少なくなった夏休み期間でも、一気に読める中編の傑作を紹介!
残り少ない夏休み期間でも、10巻程度の作品なら十分読破できるはず。長期連載故の設定の破綻や、なかだるみがない中編完結作品は、ボリューム以上の満足感が得られるものも多い。珠玉の中編で夏の終わりを楽しもう。
出典:マンガペディア
物語の舞台は、ほぼ不老不死で吸血鬼のような特性を持つ種族「オキナガ」が、普通の人間に混じって暮らす現代の日本。オキナガの人口は、推定で10万人。このちょっと変った日本を舞台に、偏屈で変わり者のオキナガ・雪村魁と、厚労省の新人職員・伏木あかりが、オキナガに絡む事件を解決していく。異色のミステリーサスペンスだ。
厚労省の新人職員・伏木あかりは、ある事件をきっかけに「オキナガ」の生活管理や保護を担当する、「夜間衛生管理課」に配属される。配属早々、彼女が連れられていったのは私設図書館「按察使(あぜち)文庫」。そこで出会ったのは、少年のような外見ながら実年齢は85歳のオキナガ・雪村魁。彼は、オキナガに関連する事件「オキナガ案件」を解決するため、厚労省に協力している人物だった。厚労省と雪村の連絡係を命じられた伏木は、彼と共にさまざまな「オキナガ案件」に関わっていく。やがて二人は、12年に一度、未年ごとに起る猟奇殺人事件「羊殺し事件」を追うこととなる。
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謎の寄生生物「パラサイト」に襲われ、共生関係を余儀なくされた主人公・泉新一と、彼の右腕に宿ったパラサイトの「ミギー」。二人の生存を賭けた戦いの日々を描いた、ドラマティックなSF作品。第17回講談社漫画賞(一般部門)受賞作。2014年10月にテレビアニメ化。二部構成での実写映画化もされるなど、マルチなメディアで展開された。
人間に寄生してその脳を奪い、人間を捕食する謎の寄生生物「パラサイト」。寄生後は頭部を自在に変形させることが可能な上に、高い知能を併せ持つ。彼らは人知れず社会に溶け込み、人間を餌食にしていく。ごく普通の高校生・泉新一は、このパラサイトに襲われるものの、頭部への寄生は免れる。ただし、パラサイトに右腕を奪われ、同化されてしまった。かくして新一は、自らを「ミギー」と名乗るパラサイトと、共生関係を余儀なくされることになる。それから程なくして、ミギーは街中で「仲間」の気配を察知。だが、そこで出会ったパラサイトは、頭部が人間のままの新一に激しい敵意を抱いて襲ってくる。この日を境に、新一とミギーの過酷な戦いが始まっていく。
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時を遡る能力を持つ主人公・藤沼悟が、その能力を活かして過去に起った悲劇を回避しようと奮闘する姿を描いたサスペンス作品。2016年1月アニメ化、実写映画化やノベライズ化なども行われた。
売れない漫画家・藤沼悟は、特殊な能力を持っている。それは現在までの記憶を保ったまま、過去の自分に戻る力。彼はこの能力を「再上映(リバイバル)」と呼んでいる。ただし、「再上映」は自在に発動できるものではなく、当人は少々面倒に感じている。そんな彼は少年時代、ある悲惨な事件を体験していた。それは児童連続誘拐殺人事件。被害者の一人は彼のクラスメイトだったのだ。悟の母・佐知子は、当時「テレビ石狩」の報道アナであり、今なお事件の真相を追っていた。ところがその母が、悟のアパートで何者かに殺害され、悟は容疑者として追われる身となる。悟は母を救いたい一心で、「再上映」の発動を願う。しかし、彼が戻ったのは遙か昔、誘拐事件発生前の小学生時代だった。かくして悟は、全ての後悔を取り戻すべく、小学生時代から人生をやり直すこととなる。
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20世紀末のイギリスを舞台に、吸血鬼退治を専門とする特殊機関・王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」の活躍を描いたバイオレンスアクション。2001年10月テレビアニメ化の後、2006年2月からOVAシリーズが発売。
大英帝国と英国国教に仇なす化け物を葬るために組織された特務機関・王立国教騎士団。その長の座には、代々ヘルシング家の当主が勤めることから、「ヘルシング機関」と呼ばれている。現当主は、クールな銀髪の美女・インテグラ。そして彼女の最大の切り札は、血の盟約で結ばれた最強の吸血鬼・アーカード。当主に忠実な執事で鋼糸の使い手のウォルター。アーカードの血によって新たに眷属となったセラス。この四人を中心とするヘルシング機関は、警察や軍では対処できない化け物を次々と退治していく。ダークでバイオレンスな作品が好みの向きには、是非オススメしたい一本だ。
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遥かな未来。「災厄」によって人間の制御を離れ、無作為に成長を続ける巨大都市群を舞台に、人類を救う鍵となる「ネットワーク遺伝子」を探す主人公・霧亥の旅路を描いたハードSFアクション。2017年5月に映画化。
見る者を圧倒する壮大なスケールと独自の世界観で、SF漫画の新た境地を切り拓いた弐瓶勉のデビュー作。広大に広がる荒廃した未来都市の光景は、まさに圧巻。ケイ素生物、セーフガードなどの様々な危険がはびこる都市の中を、主人公の霧亥は探索していく。本作で登場する「東亜重工」「重力子放射線射出装置」などは、後の弐瓶勉作品でも重要なキーとなる。また、本作の数千年前を舞台に「災厄」発生の顛末を描いた『NOiSE』や、本作の登場人物の学園生活を描いたセルフパロディ作『ブラム学園!』シリーズなど、『BLAME!』からのスピンオフタイトルも数多い。SF漫画のファンならば、弐瓶勉ワールドの入口として、押えておきたい作品だ。
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