ゆうきまさみの代表作。ゆうきまさみをはじめとするユニット「ヘッドギア」によるメディアミックスプロジェクトの一作でもある。1998年から1999年の東京を舞台に、汎用人型作業機械「レイバー」が普及した近未来社会で、レイバー犯罪に対応するため警視庁特殊車両二課(通称「特車二課」)に新設されたパトロールレイバー中隊、通称「パトレイバー」の活動を描いた物語。新人女性警官の野明は特車二課第二小隊に配属され、レイバー「イングラム」のパイロットとなる。そして同僚の遊馬、功、幹泰、隊長の後藤たちとの交流・日常業務を通じてレイバーの操縦技術を向上させ、チームワークを築いていく。本作はロボットものでありながら、戦争や戦闘が主題ではなく、警察の事件・事故対応や日常業務を中心とした構成となっている。レイバーは兵器ではなく、あくまで作業機械として社会インフラの一部を担っており、警察組織の官僚制度の問題や現場と上層部の対立といった現実的な要素も取り入れられている。物語は日常的なエピソードを積み重ね、コメディ要素とシリアスな展開がバランスよく構成されている。小学館「週刊少年サンデー」1988年17号から1994年23号まで連載。いわゆる「メディアミックス」の先駆け作品として知られ、1988年4月のOVAをはじめ、1989年7月からアニメ映画が複数作公開、1989年10月からはテレビアニメが放送。そのほか実写映画化、ゲーム化、小説化など多岐にわたり展開されている。