初連載作『ぬいぐるみクラッシュ』に次ぐ、熊之股鍵次2作目の連載作品で代表作。人と魔が共存する世界を舞台に、魔王城に囚われた人類統一国家「カイミーン国」の姫であるオーロラ・栖夜・リース・カイミーン(通称:スヤリス姫)が、よりよい睡眠環境を求めて行動する物語。魔物たちとの交流を通じて、当初の人質という立場を超えて、魔王城の住人たちと友好的な関係を築いていく。本作は、ファンタジー世界を舞台としたコメディ。RPGの要素を取り入れた設定や、魔王城の日常生活を軸とした展開が特徴で、魔物の体を寝具の材料として使用する独自の発想や、魔法を安眠に応用する場面が描かれる。世界設定としては、人間と魔族の対立構造が存在し、魔王を頂点とした魔族の階層社会が構築されている。小学館「週刊少年サンデー」で2016年24号から連載。2020年10月にテレビアニメ化された。