「幽霊塔」に隠された財宝を巡るクライムサスペンス漫画。昭和27年、後に幽霊塔と呼ばれる館の主、藤宮たつが養女の麗子に惨殺される事件が起きた。それから2年後、金も仕事もない青年「タイチ」こと天野太一は、「テツオ」と名乗る謎の美青年から幽霊塔の謎を解き、そこに眠る財宝を手にいれようと誘われる。
財宝が眠るという謎の建造物「幽霊塔」を巡って描かれるサスペンス作品。物語の始まりは幽霊塔の主であるたつという老婆が、時計塔に磔にされて殺害された事件。事件の犯人は養女の麗子と目されていて、その後自殺したと言われていた。その事件から2年後、主人公のタイチはもうひとりの主人公であるテツオに誘われ、幽霊塔の謎を解いて隠された財宝を手に入れようと持ちかけられる。彼ら以外にも塔の財宝を狙う者は多く、タイチたちは真犯人に狙われ、殺人の濡れ衣を着せられて追われる身となってしまう。そのような中、タイチはテツオに秘められたある真実と、その真の目的を知ることになる。
謎の塔「バベル」に誘われた主人公たちの異能バトル&サバイバル漫画。東京湾に突如出現した高さ5㎞の塔、通称「バベル」。調査に向かったものは誰も戻らなかったが、塔の中から一度だけ通信があった。主人公である男子高校生、西原大牙はその通信で聞いた声は、行方不明になった自衛官である姉、真白のものだった。そんなある日、大牙は幼馴染の安達優愛と共に「バベル」の内部へ転送されてしまう。
本作は謎の塔「バベル」を舞台に、主人公、大牙たちの生き残るための戦いと謎解きを描く。東京湾に現れた謎の巨塔「バベル」。調査に向かった自衛官は大牙の姉である真白を含め、ひとりも生還しなかった。その後、大牙はネットで広まった塔内部からの通信で真白の声を聴く。大牙はいつか自衛官になり、姉を捜しに行くと決意。だがある日、大牙は幼馴染の優愛と共にバベル内部へと転送され、目の前で優愛が化け物に喰い殺されてしまった。突如得た「文字で書いたものを具現化する能力」で化け物を倒し、窮地を脱する大牙。そして塔には他にも、大牙と同じように転送された者たちがいた。塔の不思議な力で優愛を生き返らせるため、そして姉に会うために、大牙はバベルを昇る決意をする。
祖父の幽霊が暮らす塔で、本当の自分を見つけていく少年の成長を描いたファンタジー漫画。香月日輪原作の児童向け小説が原作。小学六年生の陣内龍神は周りから「いい子」と呼ばれているが、やりたいことを見つけられずにいた。そんなある日、サイクリングの最中に海辺の別荘地に奇妙な塔を発見。そこは龍神の祖父、秀士郎が仲間たちと暮らしていた場所だった。
本作は幽霊となった祖父との出会いで、自分のやりたいことや生き方を見つけていく少年の成長物語。主人公、龍神の弟である和人は成績が良く、作文コンテストで受賞するなど家族の自慢の存在。龍神も世間からは「いい子」と呼ばれている少年。家族仲も良いが、自分のやりたいこと、生きがいが曖昧で悩んでいた。そんな龍神が変わったのは、祖父である秀士郎が仲間たちと暮らしていた奇妙な塔を訪れてからだった。秀士郎は70歳で他界したが、魔法が使えることから現在も若い時の姿のまま、幽霊となって大きな犬の姿の使い魔「ギルバルス」と共に暮らしていた。龍神は幽霊の祖父からアドバイスを受け、これまでの悩みに対する自分なりの答えや自分の夢を見つけていく。2014年に原作者が逝去したため、未完となっている。
近未来都市TOKYOに建造された塔を舞台に描かれるデスゲーム漫画。経済危機により誕生した国営ギャンブル「バベルダンジョン」。ルールは巨大な塔から脱出すること。未だ成功者がいないが、賞金の100億円目当てに挑戦者が後を絶たない。主人公である男子高校生、黒海樹が目覚めると、自分でエントリーした憶えがないのにこのギャンブルに参加させられてしまっていた。
一部の記憶を喪った主人公、樹が強制参加させられたデスゲームに挑む物語。本作の舞台となるのは、巨大な建造物「バベルダンジョン」。1フロアが千代田区ほどの大きさがあり、100階建ての巨塔である。ここから脱出すれば賞金100億が与えられる。だが失敗すれば死が待っていた。樹は自分でエントリーした憶えがないのに、何故か参加者となっていた。しかも自分と同じ制服を着た美少女、小石絹代からまるで親しい者のように声をかけられる。樹は絹代のことが記憶になかったが、それでも彼女が自分のために何度も命の危険を冒す姿を見て、ともにダンジョンをクリアすることを決意。そんなふたりに次々と悪意あるミッションが課せられていく。
謎の化け物が跋扈する塔に幽閉された者たちが、脱出を目指すパニックホラー漫画。青年、赤島栄は難病で入院中の弟のために昼夜を問わず働き続けていた。ある日、栄は何者かにスタンガンで気絶させられ、気がつけば年齢も性別もバラバラの男女と共に絶海の孤島にある塔に閉じ込められていた。そしてその塔には「モーグリ」と呼ばれる化け物がいた。
絶海の孤島にそびえたつ塔を舞台に描かれるホラー作品。主人公の栄は入院中の弟のために懸命に働く青年。そんな栄が待ち望んでいたことは弟の腎臓移植。栄に適性があることが判明し、ついに2週間後に移植手術が行われることが決まった。その朗報をもらった帰りに栄は何者かに襲われ、絶海の孤島にある塔に幽閉されてしまう。そこにいたのは大人から子どもまで年齢も性別も違う者たち。恐怖や苛立ちで衝動的に動いた者たちは、無数に仕掛けられた死のトラップで惨殺される。さらに恐ろしいことに、罠で亡くなった者の死体を貪る化け物「モーグリ」たちが蠢いていた。弟の腎臓移植の日までに帰らなければならない栄は、周囲の人々と協力して脱出を目指すのだった。