『ヒカルの碁』、勝負師たちのことば1447 Pt.

連載開始から17年、今なお高い支持を得続けている少年漫画、『ヒカルの碁』。
当時子どもたちには馴染みの薄かった囲碁を題材とし、世間に一大囲碁ブームを巻き起こした。
実際に、現在囲碁のプロ棋士になった若い世代には、ヒカルの碁に影響されて碁を始めプロになったという棋士も多数存在する。

ここではヒカルの碁に登場する棋士たちのことばをご紹介する。
勝負の世界に生きる男たちの声は、きっと私たちにも響くだろう。

作成日時:2016-05-06 15:00 執筆者:マンガペディア公式

『ヒカルの碁』とは

作中にみる勝負師たちのことば

「自分にとって本当に怖い奴は下から来るんだ」

若手強豪の筆頭、倉田厚七段のことば。
倉田七段は囲碁を覚えてわずか2年でプロになった作中一番ともいえる天才棋士で、囲碁を覚える前は競馬の一着を当てることに夢中になっていたという天性の勝負師タイプ。
人懐っこく、ヒカルのこともその才能を見抜いてか、けっこう頻繁に絡んでくるどこか憎めないキャラでもある。
その倉田七段が言ったことば、「本当に怖い存在なのは上にいる王者ではなく、下から必死に上がって来ようとしている連中だ」ということ。
実際の世界でも、勝負の世界では世代交代は絶えず行われている。
勝負の歴史は、下が上を追い抜いてきた歴史とも言い換えることができるかもしれない。
社会でもこれと同じことがいえる。心に留めておきたいことばである。

「答えを出す最後の決め手は勝負勘だ」

同じく、倉田七段のことば。
勝負勘や直感とは、単に闇雲にヤマ勘で選ぶようなものとは全く違う。
将棋棋士の羽生善治名人は自身の著書で、「直感の七割は正しい」ということを言っている。
彼は、直感とは日々の思考や経験の積み重ねで磨いていけるものとし、そうして磨かれた直感の7割は正しいとしているわけだ。
倉田七段のことばもまさしく同じで、丁か半か、最後の最後どうしても分からないけれど決断を下さなくてはいけない、そこでは磨いてきた勝負勘を大事にするということだ。
我々も日々、直感、勝負勘を磨いていきたい。


真剣勝負だからこそ生まれる名言が、まだまだあるので楽しみにしてほしい。

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