1990年代にテレビドラマ化!オススメ漫画5選61 Pt.

名ゼリフや名シーンを思い出しながら読み返そう!

作成日時:2019-02-10 10:00 執筆者:マンガペディア公式

1990年代にテレビドラマ化!オススメ漫画5選

出典:小学館

漫画のテレビドラマ化は現在も盛んに行われているが、1990年代の作品は懐かしい名作が多い。なかには時代を象徴する一大ブームとなった作品もある。そんな1990年代にテレビドラマ化された漫画を紹介する。


育ちも性格も考え方も、全てが異なる男女が複雑に絡みあうラブストーリー。バブル末期の東京を舞台に、浮気、離婚、妊娠のような、綺麗ごとだけではすまない、恋愛のリアルな局面が描かれている。1991年にテレビドラマ化された。2016年に『週刊ビッグコミックスピリッツ』創刊35周年を記念する企画として、本作の25年後を描いた『東京ラブストーリー After25years』が掲載された。

東京の広告代理店「和賀事務所」に勤務する主人公の男性・永尾完治。完治を「カンチ」と呼ぶ同僚の女性・赤名リカ。完治の高校時代の同級生で医学生の男性・三上健一。そして同じく完治の同級生で、完治と三上の双方が想いを寄せる保育士の女性・関口さとみ。4人の関係を中心に、複雑に絡み合う男女の恋愛模様が描き出されている。中でも、東京を象徴するかのような、自由奔放に恋愛を楽しむ帰国子女のリカと、愛媛出身で東京に染まりきらない純朴さを残す完治という2人のキャラの対比が、物語の大きな鍵だ。友情と恋愛感情の間で揺れる完治の想い、上辺は軽薄だが心の奥底に複雑な感情を抱える三上、完治と三上の間で揺れるさとみ。それぞれの人物の心情や背景が、丁寧に描かれているのも見所のひとつだ。


頭脳明晰な男子高校生の人生が、恋愛をきっかけに大きく変化していく様子を描いた、ユニークな恋愛エロ・コメディ。主人公の函館向陽高校3年生・村上直樹は、学年トップの成績を誇る。東京大学文科一類への現役合格を目指す受験生だ。村上は、同級生の水野遥に一目惚れし、人生で初めての恋をする。ところが、友人のナンパ男・佐野義昭も遥を狙っていることを知り、村上の心は大いに乱れる。1994年にはテレビドラマ化され、2004年にはアニメ化された。また2006年には映画化されている。

主人公・村上直樹は、成績優秀な男子高校生。元・サッカー部のレギュラーで、顔もイケメンの部類だ。女の子にモテそうなタイプの村上だが、18歳になるまで恋愛経験は一切なし。そんな村上が、同級生の水野遥に一目惚れする。人生で初めての経験に舞い上がり、今までの村上ではあり得ないような行動を頻発する。友人のナンパ男・佐野義昭が遥にアプローチするのを阻止しようと、遥が性病患者だと佐野に吹き込む。不可抗力で遥の着替えを覗いてしまい、必死に隠そうとするも遥にバレる。遥に告白しようと電話をかけるがまともに話せず、いたずら電話だと思われてしまう。村上の空回りぶりは尋常ではない。ところが、無邪気な遥は、そんな村上を面白いと感じ、2人は付き合うことになる。思わぬ怪我の功名だ。その後、村上の恋路は、波瀾万丈の展開となっていく。


娘をこよなく愛する父親の、常軌を逸した行動を描いたナンセンス・ギャグコメディ。主人公・佐々木光太郎は、妻を亡くして以来、娘・佐々木典子を男手ひとつで育ててきた中年サラリーマンだ。光太郎の典子への愛情はかなり過剰。朝から晩まで、常に典子のことが心配でたまらないのだ。光太郎は何かと不安に駆り立てられ、エキセントリックな行動を起こしては、周囲の人々を大いに混乱させることとなる。1994年にテレビドラマ化された。

子どものことが心配でたまらないという親は多いだろう。妻に先立たれ、男手ひとつで娘を育てる家庭であればなおのことだ。特に、娘が思春期ともなれば、悪い虫が付かないか気になるのも無理はない。もっとも、本作の主人公・佐々木光太郎の心配ぶりは、世間一般の常識を大きく逸脱している。娘・典子は高校生にも関わらず、なんと16時が門限。少しでも遅れようものなら、光太郎は心配のあまり警察に電話をする。さらに光太郎は、典子の電話を盗み聞きし、デートに同行して執拗に妨害を行う。典子も災難だが、典子の彼氏・北野くんもたまったものではない。しかも光太郎は、典子の実際の行動に対してのみならず、あらぬ妄想を膨らませては不安に陥り、たびたび典子に難癖を付ける。光太郎の行き過ぎた典子への心配は、日々エスカレートしていく。


湘南中に名を轟かせた元不良・鬼塚英吉が、中学校の新米教師となって型破りな活躍をする姿を描いた、ヒューマニティに富んだ学園ドラマだ。本作は『湘南純愛組!』の続編にあたる。1998年、2014年にテレビドラマ化、1999年にテレビアニメ化された。続編に『GTO SHONAN 14DAYS』、『GTO パラダイス・ロスト』、番外編に『GT-R』がある。

主人公・鬼塚英吉は、伝説級の元不良。高校中退後に替え玉受験で大学に入学し、女子高校生にモテたいからという理由で教師を志した。あらゆる面で型破りな男だ。そんな鬼塚が担任することになったのは、名門私立・東京吉祥学苑の中にあって、問題児ばかりが集う3年4組である。中学生とは思えない巧妙な手口で教師を陥れる「担任イジメ」を行ってきた3年4組の生徒たち。彼らは様々な手段で、赴任したばかりの鬼塚を潰しにかかる。ところが鬼塚は、生徒たちの反発に怯むことなく、真正面から体当たりでぶつかっていく。保身や体面ばかりを気にする周囲の大人と違い、馬鹿でスケベだが情に厚く、一本筋の通った鬼塚の姿勢は、暗い感情に囚われていた生徒たちの心を徐々に変えることとなる。


落ちこぼれの女子高校生と、眉目秀麗な天才少年との恋愛模様を描いたラブコメディ。主人公・相原琴子は、新入生代表で挨拶を行った入江直樹に一目惚れする。しかし、同じクラスになることがないまま3年生になってしまう。意を決した琴子は、直樹にラブレターを手渡そうとするが、受け取ってすらもらえなかった。しかし、琴子は自宅が地震で倒壊したことを契機に、偶然、直樹一家と同居生活を始めることになる。1996年にテレビドラマ化、2008年にテレビアニメ化された。

主人公・相原琴子は、入江直樹に2年以上も片想いをし続けた一途な少女だ。しかし琴子の想いは、無惨にも打ち砕かれる。ラブレターを手渡そうとした琴子を、直樹は「いらない」と冷たい一言で拒絶する。挙げ句の果てに直樹は、「頭の悪い女は嫌い」とまで言い放つ。想いが深かっただけに、琴子は直樹に対して、反発の感情を抱くことになる。ところがそんな矢先、地震によって相原家が倒壊する。琴子は、父・相原重雄と共に、父の親友の家に居候することになる。父の親友とは、なんと入江直樹の父親だったのだ。直樹とひとつ屋根の下で暮らすことになった琴子。直樹の母・入江紀子に彼の弱点を教えてもらい、直樹に一泡吹かせようと試みる。それをきっかけに、琴子と直樹の関係が変化していく。


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