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「生」をつかみ取れるか!?主人公の「死」から始まる漫画オススメ5選0 Pt.

主人公は物語に必要不可欠な存在。今回は、そんな重要人物の「死」から始まるオススメの漫画を5つピックアップして紹介していく。主人公の「死」から物語はどのように展開していくのか、主人公は「生」をつかみ取ることができるのかに注目しよう。

作成日時:2022-06-26 19:00 執筆者:マンガペディア公式

「生」をつかみ取れるか!?主人公の「死」から始まる漫画オススメ5選

出典:集英社


『とっても!ラッキーマン』

『とっても!ラッキーマン』

出典:集英社

運が良いことだけが取り柄であるヒーローを中心に繰り広げられるギャグ漫画。主人公は、埼玉県越谷市蒲生に住んでいる中学生・追手内(ついてない)洋一。彼の特徴は、とにかく運が悪いということ。ある日、彼はそのとてつもない運の悪さが原因で、宇宙船の下敷きになり死んでしまう。その事故に遭遇したのが、宇宙一運が良い宇宙人ラッキーマンだった。洋一はラッキーマンと合体したことによって復活。ラッキーマンとして活動していくことになる。1994年4月にテレビアニメ化。

ラッキーマンは幸福の星出身の、宇宙一ラッキーな宇宙人。彼がヒーローになったのは、ヒーロー協会が発行しているヒーロー認定証を拾ったからだ。以来、持ち前の運の良さだけでヒーロー活動をしてきたラッキーマン。ところが彼は地球では、人間の体を借りないと活動できない。そこでラッキーマンは、偶然見つけた洋一の死体に目をつけた。洋一の命を救い、その代わりに体を貸してもらうことにしたのだ。洋一はラッキーマンと融合し無事に復活。こうして洋一は、ラッキーマンとして地球や宇宙の平和を守るために戦うことになった。宇宙一運の良い宇宙人と合体してヒーローになった洋一の運はどうなったのか。彼らの運が日々の戦いにどのように作用していくのかが気になるところだ。


『地味な剣聖はそれでも最強です』

『地味な剣聖はそれでも最強です』

出典:amazon

神の手違いで死亡し異世界転生した主人公の活躍を描いた「小説家になろう」発ライトノベルのコミカライズ作品。主人公は平凡な男子高校生・白黒山水(しろくろさんすい)。ある日、彼はトラックにはねられて死んでしまった。目を覚ますと、そこにいたのは神を名乗る老人。神が言うには、白黒山水という名前が古風過ぎて若者とは思わず、誤って寿命のロウソクを吹き消してしまい、そのせいで山水は死んでしまったのだという。山水は神の力で新しい世界に送ってもらうことになる。

神の力で異世界転生することになった山水。憧れていたお約束の展開に、彼は喜んだ。神は異世界で死なないため、山水の希望する力を与えてくれるという。山水が望んだのは、創作でよくある「俺ツエー」をするための力だ。そんな山水に神が与えたのは、1通の封書。この封書をこれから行く場所にいる男に渡し、彼の弟子になれと言う。最強になるには修行が必要だというのだ。こうして異世界に転送された山水は、スイボクという仙人のもとで修行に励むことになった。最強になるためにかかる期間は500年。修行の日々は意外と早く過ぎ去り、実力を身につけた山水は、森で拾った赤ん坊を育てるために俗世に出ることになった。ここからようやく、山水の異世界での冒険が始まる。


『神と一緒に』

平凡なサラリーマンがあの世で裁判にかけられる様を描いた、冥界トライアルファンタジー。28歳という若さで死んでしまったサラリーマン・金子洪(キムザホン)。自分の身に起こったことを飲み込めず困惑していた彼は、スーツ姿の不思議な3人組に出会った。彼らは亡者を冥界へ案内するためやってきた死神。3人に導かれて、キムは地下鉄で冥界へと下っていくことになる。冥界で彼を待っていたのは、49日間の裁判をともに戦い抜く弁護士・陳箕漢(ジンギハン)だった。

死んでしまったキムの前に現れた3人の死神、ウォンメク・ドクチュン・降臨童子。彼らに連れられ、キムは午前2時から5時の間に運行している電車に乗って、冥界へと向かう。これからキムは冥界で49日間の裁判を受けなくてはいけないのだ。冥界には裁判官が7人存在しており、1人につき1週間。全部で49日間かかる。別に凶悪な罪を犯したわけではないが、かと言って自分が天国へ行けるほど善人とも思えないキム。7回も裁判を受けて、その全てで無罪になる自信はない。そんな彼の前に現れたのが、キムの担当弁護士だというジンだった。キムはジンとともに裁判に挑み、輪廻転生を目指す。興味深い地獄の裁判描写、キムを取り巻く個性豊かなキャラクターたちの動向に注目だ。


『KANDATA』

『KANDATA』

出典:集英社

主人公が地獄で生き残りを懸けたゲームに挑むバトル漫画。主人公は17歳の少年・荒木 龍之介。彼は恋心を抱いている幼なじみ・さや姉に告白しようと意気込んでいた。そんな矢先、彼は幼い子どもが手放してしまった風船を取ろうとし、高所から落下する。目を覚ますと、殺風景な部屋の中で見知らぬ人たちと一緒にいた。そこは地獄で、龍之介たちは死んだからここにいるのだという。龍之介は現世で生き返るため、閻魔たちが主催するあるゲームに参加することになる。

見知らぬ部屋で、自分の身に何が起こったのかわからず困惑する人々。龍之介もその1人だった。そこに、地獄の最高責任者・閻魔を名乗る者が現れ、ここに集められた者たちは皆亡者であると告げる。しかし龍之介は生を諦められなかった。現世に戻る方法はないのか。龍之介が閻魔にそう詰め寄ると、閻魔はあるゲームをクリアすれば、その報酬として「死ぬ前の好きな時間に生き返れる」と告げる。こうして龍之介たち未練を抱える者は、そのゲームに参加することになる。参加者は死ぬ間際の未練を特殊能力に変え、それを使って地獄の鬼を相手に戦わなくてはならない。龍之介はゲームをクリアし生き返ることができるのか。龍之介の戦いっぷりとその結末を見届けよう。


『死神DOGGY』

『死神DOGGY』

出典:KADOKAWA

死んでしまった貧乏高校生が復活のために死神の犬として奔走する、ソウルレスキュー漫画。遅刻しそうな朝、今日唯一の食事であるおにぎりを追いかけて坂道を駆け下り、トラックと衝突して死んでしまった貧乏高校生・ケン。魂となった彼の前に、ドSな死神・シンが現れた。シンの役目は、生前何かをやり残したことであの世に逝けない魂を救済すること。家族を遺して死ねないケンは、シンに生き返らせてほしいと懇願。彼から復活のチャンスを与えられることになる。

死者の未練を解消し、心置きなくあの世に逝けるよう手助けしている死神のシン。しかし、その対象は女性だけだ。男であるということで冷たい視線を向けてくるシンに、ケンは生き返らせてほしいと頭を下げて懇願した。ケンには母と妹たちがいる。母に楽をさせて、妹たちに美味しいものをたくさん食べさせて幸せにしなければ、悔いが残るどころじゃない。そんなケンにシンは、現世での心残りに苦しむレディを1人でも救うことができれば、肉体に魂を返してやると宣言した。期限はケンの肉体が火葬されるまで。ケンは生き返るために奔走し、1人の女性の未練を解消することに成功する。無事に復活し日常が戻ってくるかと思いきや、事態はケンの思いも寄らない方向に転がっていく。


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