動物がたくさん登場するマンガ作品54 Pt.

人間ばかりじゃなくて動物にも注目してみたい!! そんな動物がたくさん登場するマンガ7作品をここに選び抜き、紹介!!

主人公「西根公輝」を始め、北海道にある「H大学獣医学部」で獣医師を目指す学生たちの日常を、ほのかな笑いを含めて描いている作品、基本的に1話完結で、全体を通して優しさと動物愛が伝わってくる内容となっている。また動物たちが吹き出しで喋っているように思わせるシーンは動物との親近感が増す上、動物たちをメインに話が進むのも好印象である。少女マンガではあるが、男性でも抵抗なく読める万人にお薦めできる作品だ。

動物ばかりが生息する星「どうぶつの国」に、こつ然と現れた人間の赤ん坊「タロウザ」。基本的には彼の成長を描く物語であるが、「タロウザ」以外のほとんどが動物であるため、弱肉強食の世界で生きて行くことになる。自然の厳しさ、残酷さがリアルに描かれるが、可愛い絵柄ゆえに救われている点もある。物語は「タロウザ」の幼少期、少年期、青年期とに別れて描かれており、それぞれのテーマや主題は明確。これを一般的な人生に当てはめて考えてみるのも面白い。平和な日常に飽きた人に読んでもらいたい作品と言える。

北海道にある「大蝦夷農業高等学校」を舞台にした学園ドラマで、主人公は親元を離れるために寮のあるこの高校に進学した「八軒勇吾」。動物に関しては全くの無知であったが、飼育されている家畜に触れる事で机の前だけが勉強ではない事を知り、より一層、動物たちに向き合うようになっていく。他にも様々な理由からこの高校に進学した生徒たちとの交流や酪農の難しさ、動物たちの命の尊さなど重いテーマを上手く読みやすいストーリー展開と絵柄で扱っている。日本の農業問題をこのマンガで知るのも悪くない。

主人公はラッコの「ぼのぼの」で、友人の「シマリスくん」と「アライグマくん」を加えた、主にこの3匹を中心とした何気ない日常を描くギャク４コママンガ。まったりとしており動きは少ないかもしれないが、独特の会話センスが楽しめる。3匹以外にも色々な動物が随所で登場し、しかもその全てが可愛いキャラクターばかりで、憎らしい性格の動物ですら愛らしいので許してしまう。究極の癒し系マンガ。現在も不定期ながら連載継続中で、永遠に続くマンガとも呼ばれる作品である。

主人公の犬「銀」が仲間を集め、敵を倒して成長し、狼の軍勢と戦う熱血バトル作品。犬を主人公にして犬同士が会話する構図が斬新で衝撃的であったが、違和感なく受け入れられる。犬が主人公であることに抵抗がある人も、騙されたと思ってこの作品を読んでもらいたい。「忠犬」という言葉があるように、犬だからこそ成り立つ図式や説得力が熱く重く伝わってくる。そして何より戦闘シーンは過熱・白熱する。「銀」や仲間たちの小細工なしの肉弾戦は、正に野生の迫力満載で手に汗握る。犬を題材にしたマンガをお探しの方はこの作品も選択肢としてオススメだ。

主人公の猫「マイケル」の、「大林家」のペットとしての日常生活を描いたショートコメディ作品。猫の描写が巧みでリアルさもありながら、随所にデフォルメ感があるため親しみやすい。また日常生活の中でのリアルさだけでなく、非現実の巨大化や夢物語なども盛り込まれていて、猫好きによる猫への愛情が大いに伝わってくる。その他、猫同士の交流もあり、その可愛さに癒される。とにかく猫好きなら必ず読んで欲しい作品だ。