玄武が登場する漫画41 Pt.

四神の一柱・玄武が登場する漫画を紹介

作成日時:2019-01-28 10:00 執筆者:マンガペディア公式

玄武が登場する漫画

出典:小学館

玄武は中国の神であり、青龍・朱雀・白虎と並ぶ四神の一柱。蛇の巻き付いた亀の姿で描かれることが多く、長寿や不死の象徴と言われる。漫画作品では「高い防御力」を持つ者として描かれることが多い。それぞれの作品でどのような解釈がされているかも注目ポイント。


現代日本を舞台にした、ファンタジー・ホラー漫画。人食い鬼の一族である「鬼門」の復活をかけた戦いが描かれている。主人公の女子高校生・桐生蒼子(きりゅう そうこ)は、ある日、トラブルをきっかけに、自分が鬼であることを知る。同じ「鬼門」の鬼でありながら、敵対する西家の鬼・西園寺彬(さいおんじ あきら)が、蒼子を殺そうとやってくる。しかし2人は、お互いに惹かれ合っていく。

本作の「玄武」は主人公・桐生蒼子の兄として暮らしていた、桐生高雄だ。彼の正体は人食い鬼の一族「鬼門」の生き残りであり、北家の長だ。普段は、分身の姿で蒼子と接している。本作の黒幕の1人であり、かつての「鬼門」の女王・羅睺(らごう)の夫でもある。そして何より、羅睺の髪の毛から、彼女のクローンである蒼子を生み出した。そして蒼子を、東西南北すべての「鬼門」を束ねる「東家の蒼龍」になれるよう育てた。当初は「鬼門」復活のために、蒼子を利用する冷徹な悪役として振る舞う。しかし蒼子は妻・羅睺のクローンなので、高雄が彼女に向ける愛情は本物なのだ。しかし蒼子は、自分の鬼としての能力を消し殺すことができる存在である「白虎」の彬を愛しており、高雄はそれに苦悩する。最終的に彼がどのような決断を下すのかにも注目したい。


主人公の男子中学生・浦飯幽助(うらめし ゆうすけ)が、霊能力を武器に仲間と共に妖怪と戦いを繰り広げていく、霊能力バトル漫画。思わぬ交通事故で死んでしまった不良少年・浦飯幽助が、数々の試練を乗り越えてよみがえり、妖怪を退治する「霊界探偵」として活躍する。やがて舞台は、人間界から魔界へとスケールアップしていく。1992年にテレビアニメ化された。

本作の「玄武」は、人間界への移住権を求めて霊界に脅しをかけていた妖怪グループ・四聖獣の1人だ。主人公・浦飯幽助が霊界探偵として活動を始めたばかりの頃に、戦うことになった相手だ。玄武は、全身が岩石で出来た妖怪だ。相対したのは、浦飯の強力な助っ人である蔵馬。蔵馬は、薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)という「薔薇を妖力で鞭に変化させた武器」を使い、玄武を一瞬でバラバラにする。しかし岩石でできた玄武の体は、バラバラにされてもすぐに元通りになる。玄武は、その特性と爆裂岩衝弾(ばくれつがんしょうだん)という無数の岩を投げつける技で、蔵馬に深手を負わせることに成功。しかしその後、全身をコントロールする中枢岩の存在を蔵馬に見破られ、それを破壊されて敗北。やられ役ではあったが、蔵馬に深手を負わせた数少ない妖怪だ。


明治時代の日本を舞台にした剣客バトル漫画。主人公・緋村剣心(ひむら けんしん)は、かつて「人斬り抜刀斎」と恐れられた剣客だ。明治時代になってからは、逆刃刀(さかばとう)を手にし、人を斬ることを己に禁じている。江戸から明治へと移りゆく時代を背景に、かつての人斬りの名声を目当てにやってくる剣客や、さまざまな人々が紡ぎ出す物語を描く。1996年にテレビアニメ化。1997年にアニメ映画化。2012年に実写映画化。

本作の「玄武」は、最終決戦の前哨戦で登場した。主人公・緋村剣心と敵対する雪代縁(ゆきしろ えにし)は、武器組織の幹部・呉黒星(ウー ヘイシン)を利用していた。玄武は、呉黒星を護衛していた四星(スーシン)の1人だ。玄武は、若い人間を殺して未来を奪うことを楽しむ、残忍な性格。そのため、剣心一行の中で最も若い剣士・明神弥彦を、自身の対戦相手として選んだ。戦いの序盤では、六節棍である「玄武蛇棍」で一方的に弥彦を打ちのめす。しかし剣心と共に潜り抜けた数々の戦いで、さまざまな経験を積んできた弥彦の前では、その余裕は長く続かなかった。最終的には、弥彦が繰り出した剣技で玄武蛇棍を破壊された上、神谷活心流奥義「刃渡り」を受けて倒れる。弥彦を少年と侮った結果の、玄武の敗北だった。


神器と呼ばれる武器を手に、妖怪と戦う人々を描いたバトル漫画。主人公・駿河妖介(するが ようすけ)は、誤って神社にある「朱雀の祠」を壊してしまう。それがきっかけで神器「朱雀の弓」を授かることになり、さらに代償として、自分の寿命を奉ることになる。妖怪「眷属」から人々を守るため、自身の大切なものを捧げて戦う戦士の姿を描いている。

本作の「玄武」は、妖怪と戦うための武器である神器だ。神器は「自分の大切な何か」を奉ることで力を得ることができる。「玄武」の使い手・美河いろりは、わずか11歳の少女だ。母親の胎内にいたときに、盾である「玄武」の神器を授かった。いろりが代償として奉ったのは「母親」だ。今では、代わりに玄武の神器のことを「母」と呼んでいる。悲劇的な出自だが、普段は明るく振る舞い、京都弁を操る少女だ。主人公・駿河妖介の幼馴染み・山城潤子を「潤子ねえはん」と呼んで慕う、屈託のない性格である。いろりは、物心ついたときから玄武の神器と共にいたため、神器の扱いは、妖介以上に長けている。幼いながらも京女らしいプライドから、1度は妖介と衝突するものの和解。妖怪との闘いでは、強力な盾役として活躍する。


風水をテーマにした少女漫画。序盤は身近な困り事を風水で解決するストーリーだったが、中盤以降は変身ヒロインのバトル漫画になっていく。主人公の中学生・神崎明鈴(かんざき めいりん)は、正体を隠して、当たると評判の謎の風水師・Dr.リンとして活躍していた。やがて明鈴は、龍神の力で変身ができるようになり、闇との戦いに身を投じていく。2001年にテレビアニメ化。

本作の「玄武」は、主人公・神崎明鈴の周囲に集まる、四神の生まれ変わりの少年の1人・四条万里(しじょう ばんり)だ。明鈴は、風水師として活躍するうちに、自身に秘められた龍神の力が覚醒。光の巫女に変身し、世界の滅亡を企む鬼や闇の王と戦うことになる。明鈴のもとには、四神の生まれ変わりである4人の少年が集い、彼女を守って一緒に戦う。玄武の生まれ変わりである万里は、母を失った心の傷を利用されて、闇の王の手下となって登場した。明鈴が光の巫女の力で万里を解放すると、万里は本来の心を取り戻し、仲間となった。万里はタロットカードを得意とし、占いの他に、カードを自在に操ることで攻撃を行う。また万里は、ぬいぐるに憑依している少女の霊・シンシアに、たびたび体を乗っ取られる。その時は見た目が女性になり、不本意ながら女装させられてしまう不憫な一面も。コミカルな要素も、本作の見どころのひとつだ。


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