「銀と金」第四巻より。
作中の大ボス、蔵前が言ったセリフです。
勝負に負ける者の心理を、こんなにも短く的確にあらわしたことばがあるでしょうか。
負ける者は負けに追われて自らそちらの方に歩んでいく。カイジたちのような極限の勝負に身を置いていなくても、これは心に留めておきたいことばです。
その言葉は核心を突く箴言か、自身の傲慢を押し通す詭弁か。
「カイジ」や「アカギ」シリーズで知られる漫画家福本伸行、ここでは人気作「銀と金」に登場するセリフを紹介します。
「銀と金」第四巻より。
作中の大ボス、蔵前が言ったセリフです。
勝負に負ける者の心理を、こんなにも短く的確にあらわしたことばがあるでしょうか。
負ける者は負けに追われて自らそちらの方に歩んでいく。カイジたちのような極限の勝負に身を置いていなくても、これは心に留めておきたいことばです。
「銀と金」第二巻より。
かの有名な孫氏の兵法に「三面包囲」という考えがあります。敵を包囲する際は、四面すべてを囲わず道をひとつだけ開けておけと言うのです。四面すべてを囲って相手の逃げ道を絶つと、相手も死ぬ気になって思わぬ力を発揮し、双方相当な痛手を被ることになると。
これはまさしく同じことを言っているわけですね。開けておいた一方から逃げる相手を背後から襲撃する。これは卑怯な手でもなんでもなく、人間の心理を上手く突いた周到な勝負術と言えるのです。
「銀と金」第一巻より。
これも身に沁みるという人が多いのではないでしょうか。
作品冒頭、銀さんがもう一人の主人公、森田を仲間に入れるかどうか、テストをしているときに言ったセリフです。
実際の社会でも、どうしてもその一歩が踏み出せず、貴重なチャンスを棒に振ってしまったという経験がある人はおそらく一人や二人ではないでしょう。これと同じようなことは、ビジネス書などでも書かれていることがあります。迷っているというのは考えているのではなく、無能なだけだと。辛辣なことばではありますが、言い返せない説得力があります。
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