範馬刃牙にとって倒すべき目標であり、母の仇でもある父・勇次郎。刃牙と梢江が愛し合い、身も心も一つになろうとしたときに勇次郎は姿を見せます。邪魔をするのかと思いきや、言った言葉は「禁欲の果てにたどり着く境地など高が知れたものッッ。強くなりたくば喰らえ!!!」というものでした。そしてその言葉通り、刃牙は梢江をむさぼりつくして男、そして戦士として大きくレベルアップしたのでした。
『ココロに効くマンガ名言』シリーズのマンガ名言・家族編、「父親として!」を紹介しましょう。かつての家父長制もどこへやら。戦後はどんどん家庭での地位が落ちまくり、ついには給料を持ってくる人扱いされることもあるお父さんですが、それでも家庭を守るのはやはり父の役目。子供を相手に、あるときは背中で語り、またあるときは強い言葉で語り、またあるときは拳と拳で語り合う。そんな父親たちの言葉には、厳しくも子を想う確かな力があります。子供からしたら存在自体がうざいと思うこともありますが、いなくなって初めて分かるのが父親のありがたさです。
範馬刃牙にとって倒すべき目標であり、母の仇でもある父・勇次郎。刃牙と梢江が愛し合い、身も心も一つになろうとしたときに勇次郎は姿を見せます。邪魔をするのかと思いきや、言った言葉は「禁欲の果てにたどり着く境地など高が知れたものッッ。強くなりたくば喰らえ!!!」というものでした。そしてその言葉通り、刃牙は梢江をむさぼりつくして男、そして戦士として大きくレベルアップしたのでした。
葉隠散・覚悟兄弟の父である葉隠朧は、牙なき人たちを守る零式防衛術の継承者として、息子たちを幼少時から鍛えてきました。その修行は厳しいものでしたが、それも零式防衛術を継ぐ者としての責任からでした。そんな父親が子供たちに伝えたのが「お前たちも遥かな山のように、世の中がどのように移り変わろうと流されることなく、侍の意気地を貫く人になれ!」という言葉でした。侍たる者、心を惑わされることなく意志を貫く存在になれという言葉は、後に敵味方に分かれて闘う覚悟と散の中に生き、それぞれ自分の大義に従って敵と戦うのでした。
昼間はトンカツ屋、夜はクラブのDJとして「お客をアゲさせる」ことを目標とする揚太郎の成長物語。まだトンカツ屋では揚げを任せてもらえず、父親の揚作も息子のDJについてはさっぱりですが、ある日、揚太郎がカツを揚げる音を聞きながらイメトレしているのを見て揚作は「まさか揚げ音を録音して訓練しているヤツがオレ以外にいたとは…血は争えんな」と昔の自分を思い出しました。かつての自分のように仕事に対して真摯に向き合う息子の成長に、彼はある決断をしました。そう、揚太郎の揚げ場デビュー。トンカツ屋として一人前になる最後の関門クリアというものでした。
『はだしのゲン』に登場するゲンの父親・中岡大吉は戦時中は非国民扱いされていた反戦志向の人でした。そのため、特高からは厳しい取り調べを受け、町内会では一家そろって村八分同然の扱いをされてもいます。それでも「踏まれても踏まれても真っ直ぐ伸びる麦のように強くなれ」という言葉を子供たちに伝え、決して自分を曲げようとはしません。残念ながら、広島への原爆投下の際に自宅の下敷きとなって亡くなりましたが、死んでもなおゲンの心の支えとなった、真の意味で強い父親でした。
親子鷹の物語と聞いて、まず思い浮かぶのはやはり『巨人の星』でしょう。星一徹といえばスパルタ教育のイメージがありますが、そこにはやはり父としての想いがありました。中でも印象的なのは、飛雄馬の球質が軽すぎるという問題が発覚したときです。飛雄馬はそれが何か知らない。だが、それを言ったところで一徹の力でも克服させられない。そんな苦悩の中、彼は「例えどぶの中で死んでもなお前向きで死んでいたいっ」という坂本龍馬の逸話を教えます。さらに「死にこだわったり、恐れたり、あるいは、どうせ死ぬんだといって、前進を止めるようなやつは男じゃない!」と厳しい言葉をぶつけました。でもそれは飛雄馬自身の手で乗り越えていくことだからという気持ちからのものでした。
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