腕は鈍っていないはず!?「元・殺し屋」が主人公の漫画オススメ5選102 Pt.

今回は、元・殺し屋の主人公が活躍するオススメの漫画を5つ紹介していく。長年培ってきたスキルや思考は、一線を退いたからといってそう簡単にその身から剥がれてしまうようなものではない。元・殺し屋ならではの主人公たちの活躍に注目しよう。

腕は鈍っていないはず!?「元・殺し屋」が主人公の漫画オススメ5選

出典:集英社


『SAKAMOTO DAYS』

『SAKAMOTO DAYS』

出典:集英社

ふくよかな元殺し屋が送る、バトルとコメディが交わったネオアクションストーリー。かつて最強の殺し屋として名を馳せた男・坂本太郎。彼は全ての悪党から恐れられる存在であり、全ての殺し屋の憧れだった。しかし坂本は、1人の女性と出逢い恋をしたことをきっかけにあっさりと殺し屋を引退し結婚。子宝にも恵まれ、現在では家族と共に幸せな日常を謳歌する太ったおじさんになっていた。そんな坂本の前に、かつての部下・シンが現れるところから物語が始まる。

殺し屋を辞めた坂本は、妻と共にこぢんまりとした個人商店を営んでいた。長い間殺し屋の仕事から離れていた坂本だが、完全に日和ってしまったわけではない。彼は自身の強さを殺しの仕事に使うのではなく、大切なものを守るために使うようになっただけなのだ。体に染みついた殺しのスキルは落ちてはおらず、坂本は有事の際に備えて大量の銃火器を密かに隠し持っている。本作の見所は、坂本が殺しのスキルを遺憾なく発揮して、襲い来る危険から家族と平和な日常を守るところだ。一見太っただらしないおじさんである坂本が、機敏に体を動かして敵を華麗に倒していく様子は爽快。ゆるい日常シーンと迫力のある戦闘シーンのギャップに、読者は惹きつけられるだろう。


『外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者』

『外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者』

出典:KADOKAWA

元暗殺者のギルド職員が活躍する、ライトノベルのコミカライズ作品。主人公のロランは、かつて自身の「影が薄い」というスキルを活かして魔王を1人で暗殺した伝説の暗殺者だ。そんな彼が求めたのは金でも名誉でもなく、1人の人間としての普通の生活。ロランは普通に生きていくため、暗殺者を辞めて冒険者ギルドに就職した。しかし、暗殺者として生きてきたロランの常識は世間の非常識。普通に生きたいはずなのに、ロランは何かと周囲を騒がせてしまう。

ロランのスキルは、自身の影を薄くしてほんの少しの間認識を阻害するというものだ。特別でも何でもないスキル。そう考えていたからこそ、ロランは生きるために殺しの技術を磨き、そのおかげで、魔王を倒すことができたのだ。魔王を倒したロランが望んだのは、ありふれた普通の生活だった。暗殺者を辞め冒険者ギルド職員となったロランであったが、彼には普通の生活、一般人の思考というものがわからない。彼と一般人の考え方のズレは様々な騒動の元となる。と同時に、ロランが暗殺者として培ってきたスキルや思考は冒険者たちを度々助け、彼はいつの間にか「評判の職員」となっていた。ロランと周囲のズレ、ズレているからこそ冒険者たちの助けになることができるロランの活躍に注目だ。


『湯けむりスナイパー』

『湯けむりスナイパー』

出典:amazon

元殺し屋が温泉旅館で働く姿を描いたヒューマンドラマ。本名も年齢もわからない謎めいた男、通称「源さん」。彼の正体は元殺し屋だ。彼は銃を捨て、一流の殺し屋だった過去を隠し、リストラされた元サラリーマンとして秘境の温泉宿「椿屋」で働いていた。椿屋には様々な客がやってきて、その度にちょっとした騒動が起こる。源さんは騒動の中で客や従業員たちと向き合い、時に殺し屋として培ってきたスキルを使って問題を解決する。2009年4月にテレビドラマ化された。

源さんは元々一流の殺し屋だったが、血塗られた生活を送ることに潮時だと感じ、秘境の温泉旅館で穏やかに余生を送ることを決めた。過去を隠し、美人女将やベテラン番頭たちと共に働き始めた源さん。真面目に黙々と仕事をこなす彼は、椿屋の従業員たちから信頼されるようになる。源さんは元殺し屋のスキルを発揮して悪い客を懲らしめることもあるが、本作のメインはそこではない。源さんは基本的に宿の従業員として周囲と接し、ただ彼らの人間性を見つめ、人生について考える。派手なアクションや劇的なストーリー展開はない。しかし、源さんを通して見ることができる登場人物たちの人間模様はメッセージ性が強く、1つ1つのエピソードに味わい深さがある。


『そのヲタク、元殺し屋。』

『そのヲタク、元殺し屋。』

出典:KADOKAWA

ヲタク文化に魅せられたイケメン殺し屋のヲタクライフを描いた、異文化ヲタクコメディ漫画。イタリアのフィレンツェに、裏で暗躍する1人の男がいた。通称「フィレンツェのT・O(ジ・オラクル)」。凄腕の殺し屋・マルコ。ある日、マルコはフィレンツェから姿を消した。2ヶ月後、彼がいたのはイタリアから遠く離れた地・日本。マルコは日本のヲタク文化に惹かれ、のんびりヲタクライフを満喫するために殺し屋を辞めて来日したのだ。しかしそんな彼の背後に追手が迫る。

その筋では知らぬ者などいない伝説の死神、彼の歩いたあとに残るのは死体の山だけ。数々の逸話で多くの人々を震え上がらせてきた殺し屋・マルコ。彼は今まで、何かに心を揺さぶられるということはなかった。そんな彼が殺しの仕事中に出会ったのが、日本が誇るヲタク文化だった。自分のしたいこと、やるべきことは全て日本にあると悟ったマルコは全ての殺しをキャンセルし、来日。楽しいヲタクライフをスタートさせる。しかし、元殺し屋である彼のもとには、祖国から送られた追手が次々と現れた。マルコは追手から逃れ、幸せなヲタクライフを過ごせるのか。マルコを通して日本のヲタク文化を楽しみつつ、イタリア裏社会に関係するイベントも程よく楽しめる作品だ。


『DOG END』

『DOG END』

出典:小学館

1人の少女を守るため刑事と伝説の元暗殺者がタッグを組んで殺し屋たちとの戦いに挑む、ハードボイルドアクション漫画。巨額の遺産を相続したため、世界中の殺し屋たちから命を狙われることになった14歳の少女・鳴沢真魚(なるさわまな)。彼女の護衛に任命されたのは、警視庁のエリート警部・羽鳥希一郎(はとりきいちろう)だ。羽鳥は真魚を守るため、警視庁の地下に幽閉されていた元暗殺者・若月狗狼丸(わかつきくろうまる)とタッグを組み、真魚のもとに次々と差し向けられる殺し屋と戦っていくことになる。

警視庁のエリート警部である羽鳥は、警察庁長官官房室長から表沙汰にできない極秘のミッションを度々与えられている。今回与えられた任務は、ある少女の護衛。命を狙っているのは世界中の殺し屋で、大人の事情により警察の正式なバックアップは受けられない。そこで羽鳥のサポートとして抜擢されたのが「対暗殺者」のエキスパート、元殺し屋・若月狗狼丸だった。若月は一見、飄々としただらしのない男。しかしその気になれば超高弾性ガラスを片手で粉砕できるほどの力を発揮する、明らかな危険人物だ。犯罪者を憎む羽鳥は釈然としない気持ちを抱えながらも、若月と共に護衛任務を開始する。次々と現れる様々なタイプの暗殺者に凸凹コンビが立ち向かう様を見守ろう。


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