十二支の神話をモチーフにして誕生した『フルーツバスケット』。最近は新シリーズで連載され始めた。その中でも今回は、初期連載作の魅力を紹介する。
マンガ家「高屋奈月」の名作『フルーツバスケット』。新年を迎えてこの作品の魅力について紹介する。
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十二支の神話をモチーフにして誕生した『フルーツバスケット』。最近は新シリーズで連載され始めた。その中でも今回は、初期連載作の魅力を紹介する。
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新年を迎えると干支が変わり、1年でいちばん十二支を目にする機会が多くなる。本作品に登場する「草摩一家」は各キャラごとに異性に抱かれれば十二支+猫に変身する特異体質を持っている。美男子ぞろいの「草摩一家」が、かわいい十二支キャラクターに変身してしまうギャップがたまらない。
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『フルーツバスケット』は心に傷を持っている各登場人物たちが傷を癒していく話が作品最大の魅力である。痛みを表現しながらも、彼らがどのように変化し、成長していくかが表現されている。 しかし、エピソードではキャラクターたちの傷が明らかになるシーンを除けば、意外と明るい雰囲気であり、一般的なシリアスなジャンルに比べ喜劇的な雰囲気のエピソードが多い。キャラクターの痛みを描いた皮肉まじりの話をより美しくしている。例として、「草摩由希」の兄である「草摩綾女」は弟と仲直りをするために自分の店に彼らを招待したが、初対面が花嫁の姿だったというエピソードがある。特に主人公である「本田透」は、作品内ですべての痛みを包み込む大物の気質を超えて「聖女」のレベルを超越した高潔さそのもの。このような「本田透」の超人的な完璧さのせいで彼女を大事にしている人たちが心配する時も多いが、全体的には皆の「安息所」になっている。
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最初は十二支のキャラクターたちの内面的な成長を助ける「本田透」の役作りに偏って主人公である彼女の心理についてはあまり表に出ていなかったが、話が進んでいくにつれ彼女の「人間らしい姿」と「内面」が表現され始める。苦労を厭わず、いつも肯定的に考える明るい「本田透」だったが、時には傷つき、後悔しながらも自分を深く考えてくれる十二支と友達の存在に希望を得て、自分のコンプレックスから抜け出していく。各登場人物がお互いの成長に役立っていたことを自覚する非常に感動的な作品だ。登場人物の年齢も小学生から大人まで様々なので、子供はもちろん大人まで楽しめるものである。
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