弱肉強食!!熊との死闘オススメ漫画5選33 Pt.

自然環境の変化や人が山の近くに住むようになったこともあり、熊が人里に下りてくることが増えた。とはいえ、地域によっては熊が生息していないこともあり、ニュースを見ても脅威を実感することは難しいだろう。今回は、熊と人間の関係が描かれた漫画を紹介していく。

作成日時:2022-04-10 19:00 執筆者:マンガペディア公式

弱肉強食!!熊との死闘オススメ漫画5選

出典:集英社


『シャトゥーン~ヒグマの森~』

『シャトゥーン~ヒグマの森~』

出典:集英社

真冬の北海道で冬眠に失敗し、雪山を徘徊する子連れのヒグマと山小屋に閉じ込められた主人公たちが生死をかけた死闘を繰り広げるアニマルパニックホラー。テレビ局に勤務する土佐薫は娘の美々と後輩の瀬戸祐介と共に、北海道大学の天塩研究林に入り、ヒグマに襲われたらしき人間の遺体を発見する。一方、密猟者の西と高橋は子連れのヒグマの足跡をたどり、ヒグマと遭遇してしまう。西によって手負いにされたヒグマは高橋を捕食し、森に消えるのだった。原作は増田俊也の同名小説。

「シャトゥーン」とは、冬眠に失敗して雪山を徘徊する熊のこと。日本では「穴持たず」という。冬眠中の熊は食事をしないが、シャトゥーンは活動しているため食事を必要とする。雪山にエサとなる動植物がいないとなれば、人里まで下りてくるのが道理だ。一度でも人を食べてしまった熊は、人をエサとみなすようになる。強い飢餓の中を生きるシャトゥーンは存在だけで脅威なのだ。本作では熊と人間の戦いが描かれるが、中でも背筋が凍る描写は捕食シーンだろう。人はあらゆる動植物を食するが、自分が何者かに食べられる存在という認識はしていない。食事という命をつなぐ行為が、立場が逆転するだけでこれほどの恐怖を生むのかと実感するだろう。食事への認識がガラッと変わってしまう。


『ゴールデンカムイ』

『ゴールデンカムイ』

出典:集英社

大金を必要としている元陸軍兵が、北海道で隠された金塊の噂を耳にし、窮地を救ってくれたアイヌの少女と共に金塊を得るために戦っていくサバイバルバトル漫画。日露戦争が終結した日本。元陸軍兵の杉元佐一は親友の妻で幼馴染の梅子の眼病治療のため、北海道で砂金を掘っていたところ、男からある話を聞かされる。アイヌがためていた軍資金である金塊と、それを横取りし収監された男の話。ホラ話だと言った杉元がうたた寝から覚めると、男が銃をつきつけていた。2018年テレビアニメ化。

熊出没率が高い北海道。アイヌ文化では熊は神様とされ、恐れ崇められていた。明治後期の北海道を舞台とした本作にも、もちろん熊が登場する。熊の恐ろしさが伝わってくるのは作品冒頭だろう。杉元に金塊の話をした男が熊に襲われて死亡しているのだが、発見時の姿が大変奇妙だ。頭と手足の先だけが露出し、あとは土の中に埋まっている。食べきれなかった獲物を保存しておく方法らしいのだが、熊も腐りやすい内臓から食べるのだなとわかるくらい、腹部がぽっかりと空いている。その空洞が、人間が食糧とされている象徴のようで背筋が寒くなる。恐ろしい熊も登場するが子熊はコロコロとして可愛い。しかし成長するとこの子も人を襲うようになるのかもしれないと思うと複雑な気分になる。


『銀牙―流れ星 銀―』

『銀牙―流れ星 銀―』

出典:集英社

熊狩りをする狩猟犬として生を受けた虎毛の秋田犬である主人公が、様々な葛藤の中で成長し、仲間と共に強大な熊に立ち向かっていく動物熱血漫画。ある雪深い村のスキー場で、大輔は友人と共に、村長と猟師の竹田五兵衛(たけだごへえ)が犬を連れて山に入っていくのを目撃する。連れていた秋田犬のリキは、小さな獲物の時には連れて行かない犬。大輔は5年前にリキの父犬であるシロと竹田が死闘を繰り広げたという「赤カブト」が出たのではないかと話すのだった。1986年のテレビアニメ化他メディアミクス多数。

猟犬の存在をご存じだろうか。人の猟をサポートするのが役割で、日本犬種である柴犬や甲斐犬なども、古くから人間の相棒として一緒に生活をしてきた。本作の主人公、銀は秋田犬である。秋田犬と言えば日本犬種の中では唯一の大型犬で、肉厚なピンと張った耳とつぶらな瞳が特徴的である。一見温厚そうに見えるが、闘犬や狩猟犬として改良されたこともあり、力が強く身体能力が高い。銀や父親のリキは虎毛という、斑の毛を持ったために「熊犬」という、熊を追うことを宿命づけられた犬だ。厳しい訓練に耐え、銀は果敢に相手へと立ち向かっていく。人間よりも小さい犬にとって、熊はもっと強大な脅威として映るだろう。ひるむことなく進んでいく勇敢でひたむきな小さな背中に、胸が震える。


『ザ・ワールド・イズ・マイン』

『ザ・ワールド・イズ・マイン』

出典:小学館

消火器爆弾を設置しながら北上するテロリスト2人組と、津軽海峡を渡って北上する熊のような巨大生物、それを追う人々の運命が交差し、やがて世界を揺るがす問題に発展していく、バイオレンスパニック漫画。モンちゃんは素性が不明な男。暴力や殺人を平気で行う精神を持っており、爆弾を自作している三隅俊也ことトシちゃんと共に、消火器爆弾を各地に設置しながら北上していた。あるきっかけから警察署を襲撃し、テロリストとして追われることとなった2人は、青森の地で謎の生物と出会うのだった。

命は等しく1つしか与えられていない。どんな生き物でも尊いものだ。誰もが失いたくないものを蔑ろにされた時、人は強い憤りと虚無感に襲われる。本作にはおよそ命を大事にするという思想は存在しない。主人公であるモンとトシからして社会性皆無、倫理観もないのだから、ブレーキをかける存在がいないということだろう。そこにきて、無差別に人を襲う熊のような巨大生物「ヒグマドン」の登場である。人を無差別に殺す人、無差別に襲う生物。どちらに遭遇しても己の不運を嘆くしかないのだが、この場合ヒグマドンに襲われた方が少しだけ感情面ではマシなのかもしれない。巨大生物に襲われるのは感覚的に自然災害に近いだろう。人の方が恐ろしいなどと、あまり考えたくないものだ。


『こぐまのケーキ屋さん』

『こぐまのケーキ屋さん』

出典:小学館

ケーキ屋を営んでいるパティシエのこぐまと、こぐまの店で働くことになった青年の日常を描くゆるふわ日常コメディ漫画。大学生の青年がある日ケーキ店に行き、ケーキを2つ注文する。姿を見せたのは、小さな熊のこぐまだった。安すぎる値段設定に驚く青年は、適正価格をアドバイス。お金の価値を知らないこぐまは、銀の硬貨を渡され、喜ぶのだった。次は500円玉を見せようと思い立った青年は、再びこぐまの店を訪れる。青年はケーキを2つ買い、支払う時に500円玉を使うのだった。

熊は恐ろしい。本作で紹介するこぐまも例外ではない。荷物を持てば前が見えなくなってしまう、小学校低学年ほどの体躯にコック帽。人間の常識に疎く、儲け度外視にしてしまったケーキの値段設定。客足が途切れないのだから味は確かだ。本作の何が恐ろしいって通い詰めて財布と体重が大変になりそうだからである。近所になくても通い詰めたい。こぐまの店の常連だった青年は、お店の混雑っぷりを見るに見かねて働き始める。こぐまに様々なことを教える教師の役割を果たしながらも、雇用主としてのこぐまを尊重する姿は立派だ。「店長」という言葉の響きに満更でもなさそうなこぐまだが、回が進んでも純粋さは失われない。歌いながら美味しいケーキを作る。楽しそうな姿が可愛く、愛おしい。


関連ガイド

ピックアップ

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

logo

いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!