舞台は明治時代後期の北海道。日露戦争に従軍して「不死身の杉元」と謳われた兵士、杉元佐一が、戦友であった寅次の妻、梅子を救う大金を得るため、死刑囚たちが隠したという莫大な埋蔵金を追って、大自然に生きるアイヌ民族の少女、アシリパと協力して手掛かりを集めていく様子を描いたサバイバル漫画。アイヌ民族の文化や料理などが多く描かれており、グルメ漫画としての側面もあることが特徴。また、アイヌ語研究者の中川裕がアイヌ語監修を務めている。集英社「週刊ヤングジャンプ」2014年38号から2022年22・23合併号まで連載。テレビアニメ化され第1期2018年4月から6月、第2期同年10月から12月、第3期2020年10月から12月、第4期は2022年10月より放送。2022年4月には実写映画化決定が発表された。「このマンガがすごい!2016」オトコ編第2位、「マンガ大賞2016」大賞、「北海道ゆかりの本大賞」コミック部門大賞、第22回「手塚治虫文化賞」マンガ大賞、第24回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門ソーシャル・インパクト賞など数々の賞を受賞。2019年5月にはイギリス・ロンドンの大英博物館で行われた漫画展『The Citi exhibition Manga』でキービジュアルに採用された。