ドラマ化・映画化作品も数多い大人気マンガ家「東村アキコ」。一度読めば病みつきになってしまう彼女の名作の中から7作品を紹介する。
OLや子育て中の母親、もちろん男性が読んでも楽しめる「東村アキコ」作品をご紹介!!
出典:Amazon.co.jp
ドラマ化・映画化作品も数多い大人気マンガ家「東村アキコ」。一度読めば病みつきになってしまう彼女の名作の中から7作品を紹介する。
テレビドラマ化された本作。脚本家の「鎌田倫子」、そして高校時代からの友人でネイルサロン経営する美人でスタイル抜群の「香」、同じく「呑んべえ」の看板娘でメガネっ子「小雪」。33歳、独身で恋も仕事も上手く行かず、「あの時○○だったら〜」「あの時○○してれば〜」と、居酒屋「呑んべえ」で日夜「たら」「れば」ばかりの「女子会」を繰り広げていた。後悔の上に根拠のない仮定の話を積み上げながら酒を飲む、そんな彼女たちのまえに突然金髪イケメン青年「KEY」が現れ、冷たい一言を放ち去っていく。彼の言葉にショックを受けながらも、未婚アラサー女性達に容赦なく突きつけられる現実と戦っていくストーリー。 「タラレバ」言ってる内にあっと言う間に時間だけが過ぎていく、世の女性達の目を覚ますきつい衝撃を与える作品である。
作者の生い立ちから有名マンガ家になるまでを描いた自伝的エッセイ。主人公「林明子」は宮崎県で生まれ育ち、幼い頃からマンガを読みふけって自分は絵の天才だと思い込んでいた。高校生時代に「美大に進学して、在学中にマンガ家デビュー」という計画を立て、高校3年で「日高絵画教室」に通う事に。しかし、講師の「日高健三」は恐ろしい程のスパルタで「明子」のそれまでの自信と思い込みを木っ端微塵に打ち砕く。そして竹刀とアイアンクロー、半端ない威圧感というスパルタ指導で徹底的に絵を描いて描いて描かされまくる日々。受験、大学生活、就職、仕事……。当時気づけなかった事を思い返すように反省と自問自答を繰り返し綴られるストーリーは、思わず学生時代の自分と重ね合わせて胸が熱くなる。
美術大学を卒業した後の作者の経緯を、実話を織り交ぜながら描いたフィクションマンガ。美術大学を卒業した「林アキコ」は教員試験を受けるも不合格となり、父「林健一」が働く「南九州テレホン」で働くこととなる。この父「健一」がなかなかのクセ者であり、本人は非常に真面目なのだが何かと問題を起こす超天然で、また理不尽に切れる事も多く、家族ですらそのポイントが一体どこなのかわからない。家庭でも職場でも「健一」に振り回され、「アキコ」を取り巻く独特で個性的なキャラたちが加わり、いつもドタバタ騒ぎの楽しい作品である。
キャッチコピーは「すいません 育児ナメてました」で、作者の愛息「悟空」くんこと「ごっちゃん」の成長と、日々テンパリながら必死に育児するママの姿が描かれた作品。「ごっちゃん」は3歳すぎてもおっぱい大好きで、何としても飲みたがりママを困らせ、ジュースをびしゃびしゃとこぼし、お風呂に落ちる、死ぬほど眠いときに5時に起こされる……。と育児をした事のあるママ達には「あるある」ネタのオンパレード。大きくなってきた「ごっちゃん」の言い回しも特徴的で面白く、ママとの掛け合いは最高である。母と子のドタバタな毎日、ぜひお楽しみあれ!!
「生まれ変わったらブスになりたい――。」そんな衝撃的な言葉から始まる本作の主人公「紺野泉」は絶世の美女。
彼女を見た男たちに一目惚れされストーカー化してしまい何度も夜逃げすることとなったり、彼女を巡って男同士がいざこざを起こし、女性からは妬まれ、まともに働くことも出来ないなど、美人であるが故の不幸が一気に押し寄せている。
日本を代表する画家「青山仁」の愛人兼モデルであり、「妻と別れる」の言葉をひたすら信じている真性のド天然な女性。「青山」の絵画教室に通う中学生「緑川つね」が彼女の夜逃げの手はずを整えたり、男に惚れられないように奇妙珍妙なコスプレを施している。「非モテ人生」を送るために努力する姿が健気で、そしてコミカルである。彼女の望みは「ただ好きな人のそばにいること」であり、それが叶う日を切に願うのみである。
「クラゲオタク」の主人公「倉下月海」は、イラストレーターを目指して上京し、風呂・トイレ共同、男子禁制という現代には珍しいアパート「天水館」に入居しており、住人は皆自分の趣味に没頭するオタク女子のみ、そして皆実家からの仕送りで暮らすニートで、自分たちを「尼〜ず」を称しマイペースな日々を送っていた。ある日「月海」は行きつけのペットショップで偶然通りかかった美女と出会い、そこから彼女の生活は一変する――。
オタク女子たちの楽園「天水館」を舞台に、「月海」を始め、「三国志おたく」や「鉄道マニア」や「枯れ専」、「対人恐怖症の売れっ子マンガ家」に、とお腹いっぱいになりそうな濃いキャラたちと、テンポがいいストーリー展開が楽しい作品となっている。
戦国武将、「上杉謙信」は実は女だったという逸話をもとに描かれた作者初の歴史もの。「上杉謙信」の母「紺」が妊娠中に夢枕に毘沙門天が現れ、「その子は毘沙門天の生まれ変わり」と予言したため期待がされたが、実際に産まれた子は女の子だった。父は一度は落胆したものの、姫武将として育てると宣言しその娘を「虎千代」と名づける。「虎千代」は男として剣や馬を学び、手のつけられない腕白として育っていく。
姫武将「謙信」がどのように生き、成長し活躍ていくのかぜひ見届けてほしい。ちなみに歴史が苦手という人のためにページ下部に「アキコのティータイム」と銘打った簡易解説があるので、「歴史ものはちょっと……。」という人にも楽しめる作品になっている。
170 Pt.
28 Pt.
137 Pt.
10 Pt.
55 Pt.
38 Pt.
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!