人間とは異なる様々なモノが存在する此岸(生者の世界)と彼岸(死者の世界)の狭間に八百万の神々や妖などが存在する。普通の人たちには挟間の存在は見えないが、動物や赤ちゃん、または狭間の存在に近くなると見える。この物語に描かれる神は戦う時には神器(しんき)と共に在ることで力を発揮し戦うことが出来る。社を持たない野良神である夜トは、天神の天満宮などを仮の宿として暮らしている。自らの社を建てようとしているが、デリバリーゴッドとしてたった5円で様々な依頼を受ける無名神なので、その道程は厳しく遠い。無名の野良神である夜トが幽体離脱少女ひより、神器となった少年の死霊・雪音と共に様々な試練を超えてゆく。