声優「中田譲治」が演じたキャラ10選76 Pt.

渋い大人の声を聞かせてくれる声優「中田譲治」が演じる個性豊かなキャラ10人を選び出し、その特徴を観察してみる!!

声優「中田譲治」が演じたキャラ10選

出典:Amazon.co.jp

概要

声優「中田譲治」によってキャラも作品も深みが増す!! そんな重要キャラを演じることが多い「中田譲治」を代表するキャラ10人をここに選び抜き、その独自性に注目してみよう!!

『ケロロ軍曹』「ギロロ伍長」

出典:Amazon.co.jp

「ケロロ小隊」に属する「ケロン星」の軍人でイメージカラーは赤色。自らを軍人である事を誇りに感じている生粋の軍人であり、武闘派にして好戦的。一方で恋愛事情はかなり奥手で純粋うぶな所があり、そのギャップが面白い。日向家に居候しているが、敵と枕を別にする姿勢から屋敷ではなく庭にテントを張って生活している。そんな日向家の長女「日向夏美」とは最大のライバルであり、最愛の人でもあり、その裏腹な心の動きも楽しめるストーリー展開も多い。武器マニアでもあるが、この作品は『機動戦士ガンダム』のパロディ要素もあり、「ギロロ」が愛用する銃は、『ガンダム』シリーズに登場する銃を使用しているケースが多い。無骨で正統派の戦士であるが、それを弄ばれる事も多く、「タママ二等兵」などからは茶化される事も多く、それ故に本人の能力が100%発揮されない結果となり、互いの足を引っ張り合っている「ケロロ小隊」のコントを楽しむ作品になっている。人気長寿作品であり、担当声優「中田譲治」を代表するキャラにもなっている。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』「ディートハルト・リート」

元々は「エリア11」でTV局に務める敏腕プロデューサーであったが、主人公「ルルーシュ・ランペルージ」の仮の姿「ゼロ」の世界征服計画に心酔し、「黒の騎士団」に自ら志願して入団する。過去の経歴を活かし、諜報活動、参謀役として務めるが、自ら動く事は好まず、自分の智謀で部隊を手駒のように動かす事に喜びを覚え、それを知った部隊メンバーからは忌み嫌われる存在となる。しかし、本人は一向に気にせず、自分の野心と征服欲の赴くままに事態を突き進めて行き、最後は自業自得とも言える結末を迎える。自分の野心に忠実なのは、本懐であり、羨ましくもあるが、あまりに自由にやりすぎたのは、まさに天に唾する行為であり、単なる思い上がりであり、反面教師として勉強になる。しかし、組織を運営する上ではこの様な人材も必要であり、その功績も大きい。つまりはバランスを欠いた一匹狼タイプであり、そんな独特のキャラクターを「中田譲治」の渋い声で聞かされると作品に重みが増し、見事にその役割を果たしている。

『BLOOD+』「アンシェル・ゴールドスミス」

主人公「音無小夜」と敵対する「ディーヴァ」の統率者にあたる存在で、自身も超人化能力「シュヴァリエ」を有しているが、普段は世界的な資産家一族の長として何不自由なく暮らしている。作中では年齢不明であるが、主人公も不死の存在として冬眠期間も含めて何百年も生きているのであるから、この人物もルネッサンス期頃から生きて来ている印象が拭えない。立場的にはラスボスとも言える存在であり、期待通り物語の後半で自らも超人化して戦うが、真のラスボスは別に存在し、結果的には中ボスとして扱われる事になる。つまり、その存在感よりは意外と軽い扱われ方をされていて、まるで中間管理職の悲哀の様なものを感じさせる。世の中、上には上がいると言う事である。そんな見かけ上は重鎮と言えるキャラを「中田譲治」の渋い声で演じられたら仮のラスボスとしての存在感は申し分ない。話を盛り上げる為に用意された中継ぎ投手としての役目は充分果たした立派なキャラと言える。

『Fate/stay night』「言峰綺礼」

出典:Amazon.co.jp

主人公「衛宮士郎」が住む冬木市にある教会の牧師で「第五次聖杯戦争」時には監督者として、「第四次聖杯戦争」時には自身もマスターとして参加している。つまり、当人も魔術師であり、この作品を盛り上げるキーマンでもある。表向きは中立性を保っている様に振る舞っているが、裏では色々と画策し、「聖杯戦争」をより困難な状況に追いやる迷惑な存在でもある。実際、マスター「遠坂凛」からは「信用できない人物」と見抜かれている。更にはこの作品の10年前の出来事を描いた『Fate/Zero』にも登場し、「遠坂凛」の父親「遠坂時臣」との因縁もあり、実は意外と重要人物でもある。身長193cmの大男で、感情の起伏に乏しく、常に淡々と独り言の様に話す姿は意味深であり、この作品の良き解説者としての役目も担っている。そして「中田譲治」の声によって、このキャラと作品は重みを増し、架空の冬木市が実在するかの様に思わせる。他の声優であれば、このキャラと作品は成り立たず、ここまで有名な作品にならなかったであろう。

『鉄のラインバレル』「石神邦生」

出典:Amazon.co.jp

主人公「早瀬浩一」が搭乗する人型巨大ロボ「ラインバレル」を管理する組織「JUDA」の経営者がこの「石神邦生」でオールバックにしながらも後ろ髪は長く伸ばし、顎髭を蓄えた独特の風貌を持つ。意外とお茶目な所も多く、いたずら好きで、主人公を始め「JUDA」のメンバーに無駄にちょっかいを出す迷惑なおじさんでもある。ちらし寿司が異常なほど好きで、アニメ版では毎回デスクでちらし寿司を食べていて、人にも勧めている。表向きは、わざと滑稽なシーンばかりを人前で見せているが、その裏では「ラインバレル」のメンテンナスや搭乗者への気遣いや体調管理、政界との太いパイプで政治力も発揮し、主人公達を影でしっかり支えている辣腕経営者であり、その苦労を表に出さない姿は称賛に値する。そんな遊び心もある立派な大人を「中田譲治」のいぶし銀の声で演じられたら、もうそこに嘘偽りはない。完璧な人間など居ないが、かなり好感度の高い、魅力的な大人として模範にしたいキャラと言える。

『シャングリ・ラ』「モモコ」

出典:Amazon.co.jp

地球温暖化の対応策として森林都市へと変貌する東京の新政府側と主人公「北条國子」が属する反政府勢力との戦いを描いた物語で、この「モモコ」は主人公の事実上の育ての親とも言えるニューハーフ。永遠の28歳と公言している。鍛え抜かれた筋肉はナイスボディにも活かされていて、見た目はモデル風であるが、渋い「中田譲治」の声を聞き、ムチを振り回すシーンを見たら、誰もが裸足で逃げ出すレベルと言える。主人公にはブーメランの使い方や生き残り方や下ネタまで教育し、立派な教育者としての一面も見せている。ニューハーフと言う少し色眼鏡を掛けて見てしまうキャラかもしれないが、この世界が異常なのであり、その異常さに比べたら「モモコ」など異常のうちには入らない。その意味でこのキャラの存在意義は貴重であり、重要である。更に「中田譲治」の声もあり、最高の配役で最高のキャスティングと言える。「中田譲治」ファンならこのキャラを見るだけでも価値ある作品と言える。

『繰繰れ!コックリさん』「信楽」

出典:Amazon.co.jp

主人公「市松こひな」と居候の「コックリさん」との前に時々現れるのがこの「信楽」で正体は化け狸。人型に変身した際には初老の旅の僧侶のようなイメージで扮装している。基本的にやる気のない、怠惰な生活と態度で日々を過ごし、ギャンブルには目がなく、酒ばかり飲んでいて、絵に描いたようなダメ人間と化している。このダメの伝染も企んでいるが、生真面目な「コックリさん」には通用せず、現世に興味のない主人公に対しても空振りに終わっている。つまり、主人公は化け狸の悪霊に取り憑かれている状態であるが、それを意に介さない主人公も中々に凄い存在であるが、緩やかに取り憑いている化け狸の現状を考えるとこれも中々に怖い話でもある。色々な点でダメさが際立つキャラであるが、それ故に親しみやすく、愛らしくもあり、決して嫌われ者になっていないのは役得とも言える。そんな意外な好感度の高さと愛され方からスピンアウト作品『愚愚れ!信楽さん』もマンガ化されていて、味わい深いキャラになっている。

『宝石の国』「金剛先生」

出典:Amazon.co.jp

宝石の化身たちの先生で、僧侶の姿が似合う物静かな人物。知識も豊富で宝石の化身たちの良き指導者、監督者にもなっている。そして当人自身も宝石人間である。名前とその装束からも推測できるように菩薩の流れを組んでいるが、これは物語が進む中でより詳しく描かれ、明かされて行く。性格は冷静沈着にして喜怒哀楽をそのままストレートに表現せず、ひと呼吸置くかのような言動で落ち着き払い、不撓不屈の精神を持ち、正に修行僧のような生き方を自身に課している。つまりは聖人君子のあるべき姿を具現化した存在であり、ある意味、宝石人間たちの心の支えであり、最終兵器であり、最後の希望であるとも言える。実際、その期待には見事に応えていて頼もしい。この落ち着き払った人物の声に「中田譲治」の声は最適であり、見事にマッチしている。そして物語のキーマンであり、この人物抜きでこの物語の完結は迎えられない。特にマンガ原作では「金剛先生」の説明も多く、重要キャラである事が容易に知り得る事が出来る。

『ゴールデンカムイ』「土方歳三」

出典:Amazon.co.jp

「新選組」の副長として有名な歴史上の人物で、史実では「函館戦争」にて戦死しているが、この作品では実は生き延びていて、網走監獄に投獄され、静かに囚人生活を送っていたとの架空の設定で登場する老人。長い白髪と未だに衰えを知らない身体能力と剣技は超一級の戦士であり、主人公「杉元佐一」も一目置いている。野心もカリスマ性もまだまだ健在で北海道、アイヌの地でまだまだ一波乱も二波乱も巻き起こそうとしている。正に戦乱の世を生き抜いたその能力を遺憾なく発揮し、70歳を超えた今でも人生を楽しんでいるかのように振る舞う姿は逞しくもあり、羨ましくもある。老害と言われるかもしれないが、ここまで大きな事をやってくれるのであれば、それはもう「天晴」としか言いようがない。そんな癖のあるキャラを声優「中田譲治」の声で聞ける事は感謝の言葉しかない。もちろん主役は「杉元」であるが、そのスケール感や脇を固める個性豊かなキャラも魅力的なこの作品は掛け値なしでお薦め出来る作品と言える。

『テイルズ オブ ジ アビス』「ヴァン・グランツ」

出典:Amazon.co.jp

主人公「ルーク・フォン・ファブレ」の守護隊である「神託の盾(オラクル)騎士団」主席総長を務める27歳にしては老けて見えるキャラ。主人公の剣術の師匠でもある。オールバックのロングヘアを後ろで束ね、猛々しい眉と顎髭ともみあげが特徴的な見るからに武人なキャラ。ヒロイン「ティア・グランツ」の兄でもある。強さだけでなく人間としても立派で、正に師としてこれ以上ふさわしい人物は居ないとすら言える。しかし…、動乱の世の中がそうさせたのか、心の奥底に隠し持っていた本心が現れたのか、遂には主人公に対して反旗を翻す事となる。しかし、その信念と苦渋の選択には納得感があり、少し同情の気持ちすら湧いてくる。あまりにドラマチックでアニメの枠を超えたエンターテインメント性の高い作品であり、魅力あるキャラと言える。そして担当声優「中田譲治」の重々しい語り口は信憑性もあり、リアルに伝わるものがある。名作の名に恥じない尊敬すら覚えるラスボスになっている。

関連ガイド

ピックアップ

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

logo

いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!