男子バスケ部を舞台に普段は冷静な女子マネージャーが後輩部員にペースを乱されていくスポーツラブコメディ漫画。高校2年生の町田由希は、隆北高校男子バスケ部のマネージャー。周囲には弱みを見せないようにして生きてきたが、密かに好きだったキャプテンの木戸先輩に恋人ができたことを知り、ショックを受け泣いてしまう。普段はポーカーフェイスの由希の泣き顔を偶然見てしまった成瀬翔(なるせしょう)は、このことをきっかけに由希に興味を抱き始め、アプローチを開始する。
男子バスケ部のマネージャーの由希は、三つ子の弟と双子の妹がいる慌ただしい家庭環境で育った関係で面倒見が良く、忍耐強い性格をしている。少々のことでは動じず、いつもポーカーフェイスを崩さない。弱っている姿は誰にも見られたくなかったが、よりにもよって一番関わりたくないと思っていた生意気な後輩・翔に失恋の涙を見られてしまう。由希がキャプテンの木戸を好きになったのは、重たい荷物を運んでいた時に助けてくれた優しさから。可愛くない年下男子には興味が無いはずだったが、翔の積極的なアプローチにほだされるようになっていく。交際をスタートさせてからも由希はクールさを保っているが、精神的に大人な由希と、年下で甘え上手な翔の二人は相性ピッタリのカップルといえるだろう。
高校の男子バレー部を舞台にマネージャーと部員の恋愛模様が繰り広げられるスポーツ恋愛漫画。高校1年生の葉山夏生(はやまかお)は、実兄の男子バレー部監督から期待の新入生・久世渚(くぜなぎさ)をバスケ部にスカウトできるまでマネージャーをやるように命じられる。最初は相手にされなかったものの、何度断られても諦めない夏生の熱意が通じ、渚は男子バレー部へ入部。キラキラと眩しくコート上で輝く彼の姿を見ている内に、夏生は彼に特別な感情を抱くようになっていく。
主人公の夏生は中学時代、三年間好きだった相手に名前さえ覚えられていなかったほど影が薄い女の子。そんな夏生が出会ったのは、中学時代にバレーの県選抜のメンバーだった1年生の渚。男子バレー部の勧誘にも応えず、女の子と遊んでばかりで何を考えているのかよく解らない人物だ。しかし、人けのない校舎裏で人知れずバレーボールの練習をしている姿は、打ち込めるものがない夏生には眩しく見えた。男子バレー部に入部しキラキラと輝く渚の姿に、少しずつ惹かれるようになっていく。夏生は男子バレー部のマネージャーを続ける内に、部活の青春と恋の両方をその手に掴む。高校生活は長いようで短く、無気力に過ごすだけでは勿体ない。その瞬間にしか味わえない青春の素晴らしさを教えてくれる作品だ。
元サッカー部の男子マネージャーが弱小女子ラクロス部を変えていくスポーツ青春恋愛漫画。もうすぐ高校2年生になる櫻井玄哲(さくらいつねのり)は、未だに部活が定まらず様々な文化部を転々としていた。ある日、独りでラクロスの練習をしていた同級生・豊口深空(とよぐちみそら)と出会う。彼女にアドバイスをしたことをきっかけにラクロス部の男子マネージャーとなり、それまでの鬱屈とした日々が終わりをつげ、明るい道が開けていくのだった。
主人公で元サッカー部のエースだった玄哲は怪我による故障で選手生命を絶たれ、高校では運動部を諦め、文化部を中心に入部先を探していた。玄哲の人生の転機となったのは、独りでも楽しそうにラクロスの練習に打ち込んでいた同級生の深空と出会ったこと。サッカー部でパスの名手だった玄哲は、個性豊かなメンバーが集う弱小女子ラクロス部の男子マネージャーとなってからも巧みな戦術でチームを勝利へと導いていく。中学時代に辛い思いをしてきた玄哲は、スポーツは結果が全てだと思っていた。しかし、スポーツはやることに意味があると思っている深空は玄哲の考え方を否定する。そして玄哲は深空のひたむきな姿を傍で見ている内に、少しずつ恋愛感情が芽生えていく。
高校男子バスケ部を舞台に生徒と顧問の禁断の恋模様が繰り広げられるスポーツ恋愛漫画。堂本亜子は帰宅部の高校2年生。ある日、弟の克巳の担任である教師・片寄明仁(かたよせあきひと)から生活指導を受けるが、二度目の指導の時に片寄はかけていた眼鏡を外しており、別人のように格好良く思えた。思わずときめいてしまった亜子は彼が顧問のバスケ部にマネージャーとして入部。次第に恋心を温めていくが、同時にバスケ部員で克巳の親友でもある佐藤タイジからアプローチを受けるようになる。
本作では、主人公でバスケ部マネージャーの亜子、バスケ部顧問の片寄、バスケ部員のタイジの三者三様の想いが交錯する。片寄は年齢が若いこともあり、生徒から親しまれ人気が高い教師。帰宅部で時間を浪費していた亜子は片寄に近付く為に、バスケ部のマネージャーとなった。しかし、二人は生徒と教師の関係であり、片寄に好意を伝えようとしても子供扱いされてしまう。その上、普段は温厚だがキレると怖い後輩のタイジが亜子に想いを寄せており、更には片寄には子供がおり、妻を名乗る佐沙木燿子(ささきようこ)も登場する。だが、亜子の素直さや頑張りに片寄の心が動き、二人の心の距離は徐々に縮まっていく。保健室や合宿先でのキスなど、周囲には秘密にしながらの禁断の恋にドキドキさせられることだろう。
バスケ大好き少女とエース部員が活躍するスポーツラブコメディ漫画。新島美雪(にいじまよしゆき)は優れたバスケットボール選手で、女子バスケット中等部でMVPに選ばれたほどの実力者。しかし、一堂和彦のバスケプレイを目撃したことで彼に憧れ、高校では彼が所属している男子バスケ部のマネージャーになる。しかし、スーパープレイを見るだけで精一杯だった美雪は一堂の顔が記憶になく、本人を前にしてもそれが一堂だということに気付かないまま日々が過ぎていく。
美雪の想い人である一堂はイケメンで、顔に惚れてもおかしくはない。しかし、彼の顔ではなくバスケのプレイに惚れたという美雪は根っからのバスケ好き。女子バスケ部に入ればエースになれたほどの実力者だ。しかし、彼女は女子バスケ部でプレイヤーになる道ではなく、男子バスケ部のマネージャーとなる道を選んだ。ようやく一堂の名前と顔が一致し、改めてアプローチを開始。シャイな一堂は彼女の好意の上に胡坐をかくような態度を取るものの、やがて二人は交際をスタートさせる。しかし、素直になれない一堂と素直過ぎる美雪はなかなか気持ちが噛み合わず、二人の恋は前途多難。作中では個性的なライバルが多数登場するが、二人はバスケを通じて絆を強めていく。